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トロント大会(2018)錦織は初戦敗退 ベスト8が決定(プレビュー)

2018トロント大会
geraldfriedrich2 / Pixabay
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マスターズのトロント大会(ロジャーズカップ)は粛々と進んでベスト8が出揃いました。

シャムにゃんの、ボディスクラブ(死海の塩&アロマ)誤食事件とかが重なり、ブログの執筆が遅れているうちに錦織は初戦で敗退してしまい、一気に力が抜けてしまいました。(シャムにゃんは無事でした。)

 

トロント大会はもう準々決勝が始まります。

とりあえず、錦織の初戦の考察と準々決勝のプレビューをしておきます。

 

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錦織圭 VS ロビン・ハーセ

簡単な試合の流れ

結果は5-7,1-6のストレート負けでした。

1時間ちょっとの、あっという間の敗退でした。

 

こんな感じでした。

ツイートしながら自分も混乱してました。

あまりの負けっぷりにあっけに取られ、何が起こってるのかよく分からず、こういうこともあるさ・・・と言うには負け方がひど過ぎました。

まさに、何が起こったんだろう・・・???という感じ。

続く大きな大会に向けて、戦略的に負けたというならありかもしれません。というか、そうであって欲しい。

敗戦に対する考察

今回の敗戦に対する評価は難しいです。

ツイートにも書きましたが、錦織のキャリアの中の一つの試合という位置づけであれば、この負けはそれほど大きなことではないです。

しかしながら、これが戦略ではなく頑張った結果の負けなのであれば、この負け方は少し心配です。

頑張る気持ちが全て空回りし、力任せに打ってミスして終わり・・・。相手に対する戦略も、試合中の自分のミスの修正もしないままの完敗です。この試合から得るものはあったんでしょうか?

こういう敗戦は、錦織本人だけではなく、対戦相手やこれから錦織と対戦する選手にも影響を及ぼします。

一番マイナスなのは他の選手たちに、

「ちょっと我慢して頑張れば、錦織には勝てるんじゃないか」

と思わせてしまい、錦織との試合において自信を持たせてしまうことです。

たった一つの敗戦で・・・と思うかもしれませんが、多くのBIG4を含むTOP選手達が「テニスはメンタルのスポーツだ」と公言しています。

自分の心の持ちよう、自信の持ちようがどれだけ重要な側面を持つスポーツなのかというのは、あのフェデラーやジョコビッチ、最近のマレーの様子を見てもわかります。(インタビューでもそれに言及してますね。)

錦織自身ももちろんですし、対戦相手もそうです。

今回のような負け方は、その意味からはプラスではないと思っています。

 

とは言え、

ワシントンで薬を飲んでいたこともありますし、体調が完ぺきではなかったという懸念もありました。

そういう意味では、ここで無理をし過ぎずシンシナティと全米に向けて、万全の状態にするための策だったということで、勝手に納得しようと思います。(笑)

 

色々な選手が怪我でリタイヤを余儀なくされていたり、怪我からの復帰で苦しんでいます。

錦織もしかり、です。

「もう怪我を言い訳はできない。」と言ったとはいえ、完治したとはまだ言い切れないと思います。

その中で、一番得意な北米ハードのシーズンにピークを持ってくるための、戦略的敗退だと思いたいですね。

まずは、この夏の結果を期待して待ちたいと思います。

 

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準々決勝の組み合わせ

ナダル VS チリッチ

かなり復活を予感させる、素晴らしいテニスを見せたバブリンカをギリギリかわし、ベスト8に進んだNO.1シードのナダルと、同郷のチョリッチと好調のシュワルツマンを退けて上がってきたチリッチの試合です。

普通に考えてナダルでしょう。

バブリンカとの試合を見ましたが、ナダルがキレキレです。

ハーセ VS ハチャノフ

錦織に勝ったハーセは順調に上がってきました。手首の痛みを訴えて棄権したデルポ(涙)の代わりに入ったユーズニーとシャポバロフを下してきました。

対するハチャノフは、イズナーを破ってきました。

どうなるでしょう?

ディミトロフ VS アンダーソン

これは必見な試合ですね。

最近絶好調のケビンと最近絶不調のディミトロフ。

現在の力からすると、ウィンブルドン準優勝のケビンに分がありそうなんですが、そろそろ疲れが溜まってきていそうな気もするので・・・。

今大会はディミトロフは調子が良さそうなので、ディミトロフに1票。

ズベレフ(サーシャ) VS チチパス

先週のワシントンの準決勝と同じカードです。

サーシャは相変わらずドロー運が良く、強敵と当たらないままここまで来ました。

反対にチチパスは凄い試合を勝ち切ってきました。

ティームに勝ち、ジョコビッチにもフルセットで勝ってしまいました!

成長度合いが半端ないです、チチパス・・・。

彼からすると何とかして、前回の借りを返したいと思っていると思うので、面白い試合になることを期待したいですね。

ただ、サーシャが安定してるので、かなり頑張らないと厳しいかもしれませんね。

 

決勝はトップハーフは99.9999%、ナダルが来るでしょう(笑)。

ボトムはサーシャが安定していますが、個人的にはディミトロフに頑張って欲しいです。

 

Yuriでした。

コメント

  1. ゆうた より:

    yuriさま
    錦織選手の敗退については個人的には「こんな事もあるよね」って感じであまり引きずってはいません。この試合自体は・・・

    しかし2Rでの対戦予定のデルポトロ選手が欠場し、3Rで対戦候補では個人的には最も嫌だったフォニーニ選手が敗退、QFでも最も嫌だったイズナー選手が敗退、そして大逆転のWTF出場を狙う上でのターゲットであるティーム選手の初戦敗退と、錦織選手敗退による「勿体無さ」が本人以外の事でここまで凹む事って中々無い大会の様な気がしました。

    後は憂慮されている錦織選手に対する他選手の印象ですがまだ大丈夫かなっと。ワシントンのシャポバロフ戦快勝&サーシャ戦のフルセット等で北米ハードについてはまだ貯金は有るかなと思っています。
    また、未だ光が見えないソック選手や全仏後に明らかに流れが悪くなり「プチ・ソック状態」になりかけている印象のティーム選手に比べれば全然ですし、個人的には危険信号が灯っているのはディミトロフ選手と思っているんですよねぇ・・・

    幾ら好調のアンダーソン選手相手にとはいえこのスタッツは・・・ですし、1番気がかりなのはここ数ヶ月で勝った試合でも明らかなランク下の選手相手にかなり縺れる試合がかなり多く、これって昨年の錦織選手も結構多くてファンをかなり不安にさせた状況と似ている気がしますからねぇ。

    • yuri より:

      本当に錦織はそういう運に見放されてる・・・といってもその運を引き寄せるのも自分だと思うので、今回はやっぱり1回戦負けが悪かったんだと思います。

      こういっちゃ元も子もないのですが、ディミトロフはマスターズもファイナルズも!去年優勝したのでとりあえず一息ついた、という感じでも良いのかも。
      その意味でも、そのディミトロフやチリッチに対しても対戦成績で上回っている錦織が、未だマスターズさえ取れていないのが悔しくてたまりません。このままキャリアを終えるようなことだけはないように、できることは何でもやってもらいたいんですよね。コーチの変更も私はありだと思っています。マイケルがどうのというより、新しい考え方、新しい戦略やチャレンジを残り少ない選手としてのピークのうちに試して欲しい気がしています。

  2. ぴよ より:

    シャムにゃん無事で良かったですね
    圭君には、全米で大暴れしてもらって、ついでに我々の心をスッキリさせてくれるといいですね。
    自分もディミさんに一票‼️
    好きな選手です。
    好きな選手多すぎていつも困ります

    • yuri より:

      ぴよさん、ありがとうございます。本当に無事でよかった。大事な大事なうちの一人息子w。

      そう、とにかく錦織にはマスターズとグランドスラム、どっちも1回は取って欲しい。それが今年の全米だったら良いなあ。
      ディミトロフ負けちゃいましたね。ケビンの覚醒が錦織ファンにはうらやましすぎます。頑張って欲しいですね。

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