Yuriです。
現在アメリカのカルフォルニアデザートにあるインディアンウェルズで行われている、マスターズ大会の男子シングルスに、日本人4人が出場していました。
- 錦織圭
- 杉田祐一
- 西岡良仁
- ダニエル太郎
です。
これって、凄いことだと思います。4人ですよ?マスターズ1000の大会ですよ?
ちなみに、マクラクラン勉もダブルスに出場していましたので、正確には5人ですね。
そして、錦織のまさかの棄権と杉田、西岡と相次いで1回戦で敗退する中、
予選から地道に2回戦まで勝ち上がってきたダニエル太郎がやってくれました!!!
ノバク・ジョコビッチ VS ダニエル太郎
なんと、ダニエル太郎がジョコビッチに勝ってしまいました!
スコアは太郎から見て、フルセットの7-6,4-6,6-1でした。
元世界No.1の絶対王者だったジョコビッチは、右ひじの故障で去年から休養していましたが、戻ってきても痛みが取れなかったとかで、少し前に軽い?手術をして戻ってきたばかりでした。
そんなジョコビッチのプレーは、やはり以前のそれではありませんでした。アンフォーストエラー61!というのは、3セットマッチのジョコビッチではありえません。
まだまだ元王者の復活には時間がかかりそうです。
とはいえ、勝ち切ったダニエル太郎が素晴らしかったと思います。
試合の流れ
ファーストセットはジョコビッチがリードしてそのまま行くかと思われましたが、安定感のないジョコビッチがミスを連発したのと同時に、粘り強い太郎ちゃんのプレーが徐々に上がり、ブレイクバックをしてタイブレークに。
そのままの勢いで太郎ちゃんが第一セットを取ります。
セカンドセットは、ジョコビッチがようやくらしさを発揮して6-4で取りました。そして、ジョコビッチは自分を鼓舞するように雄たけびを上げ、いつもの観客のあおりポーズを見せました。
これを見た時、彼の中にある葛藤(良いプレーをしたいけどできない、でも勝ちたい!)という気持ちが垣間見えた気がしました。
しかしながら、最終セットではジョコビッチはまたもやミスを連発。時折苦しそうに咳をしたりする場面も多く、あきらかに体調もよくなさそうでした。
それに加えて、ショットの精度がひどかったです。フォアもバックもミスとネットばかり・・・。あれは私達が知っているジョコビッチではありませんでした。
結局6-1で最後のセットは太郎ちゃんが取り、フルセットマッチでダニエル太郎がジョコビッチを破り、3回戦に進出しました。
やったね!太郎ちゃん!!
おめでとう!!!✨
いくらジョコビッチが本調子ではなかったとはいえ、マスターズ大会の舞台でジョコビッチとセンターコートで試合をして勝ち切るというのは、簡単なことではありません。
最後まで安定感のあるショットを打ち、勝ちをもぎ取ったダニエル太郎に称賛を送りたいと思います。
ATPの公式サイトでも、太郎ちゃんを取り上げてくれていて嬉しかったです(ジョコを破ったので当然なんですがw)。
↓最後のこの場面で何を話したのか知りたいですね。
ダニエル太郎は日本人だけどNY🗽生まれ。更に完璧なスペイン語を話す。レッドツェッペリンのファンで・・・
俄然注目度が上がってきましたね❗このチャンスを物にして大きな結果を出してほしい😆。 https://t.co/6MdelgHToX
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年3月12日
太郎ちゃんの談話(ATP公式より抜粋)
“It was amazing,” Daniel told the assembled media following the match. “Warming up this morning, I was thinking that the court is really big. I was actually pretty nervous playing the match. But he obviously wasn’t in his top form, so I was able to take advantage of it. And even if I lost the second set, I still had faith I could pull something off in the third. And I was able to stay pretty tough, so I’m pretty proud of that.
“When I broke back in the first set I was thinking that he’s not playing well. I can do it. If I really stick to this, I can do it… I felt like I could stick in there and stay calm. In the third set, I regrouped myself. I played the best set of the whole match and that was really good.”
要約すると
「ウォーミングアップの時から緊張してた。センターコートは大きいだろうなあとか、実際試合中も緊張してたけど、ジョコビッチが明らかに彼の本来の調子じゃなかったので、そこに付け入ることができた。2セット目を落としても3セット目にどうにかできる気がしてた。タフでいられた自分を褒めたい。」
「1セット目にブレイクバックした時、ジョコビッチのプレーが良くないと思って、行ける!と思った。そこに集中して冷静にいられたと思う。3セット目は自分で仕切り直せた。試合を通してベストなセットで良いプレーが出来たと思う。」
ということでした。
それにしても、ジョコビッチの状態は深刻です。
去年の初めから、いや、正確に言うと2016年に全仏を優勝した直後から、もう1年半も無双を誇ったジョコビッチを見れていません。
その頃は燃え尽き症候群もあったと思いますが、今彼を悩ませているのは明らかに身体の不調です。
そのジョコビッチの試合後の談話がこちら。
ジョコビッチ談
起きたことは起きたこと。もちろんテニスが恋しいし、コートの上にいることも、戦うことも恋しい。でも、手術の後でこんなに早く試合に戻ってこれたことは本当に幸せなことだ。ジョコビッチも錦織も焦らずフルリカバリ―してくれるのを待ってます。 https://t.co/hFsuYxOW6L
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年3月12日
それにしても今回、やたら体調不良な選手が多いです。
アカプルコから風邪が治りきらず、棄権せざるを得なかった錦織もそうですが、フェレールも体調不良でダブルスを棄権しましたし(シングルスは出て欲しいですがどうでしょうね VSデルポトロですが)、ティームも足首の捻挫と鼻血を出して試合の途中でリタイヤしました。
本当にみんな万全に治して戻ってきて欲しいです。
とにかく、未だ先が見えない状態の元TOP5
- ジョコビッチ
- マレー
- バブリンカ
- 錦織
この4人がフルリカバリーしてくれることを願ってやみません。
ダニエル太郎 次の相手はレオナルド・マイヤー
太郎ちゃんの次の相手は、アルゼンチンのレオナルド・マイヤーです。
現在47位でアルゼンチンでは、デルポトロとシュワルツマンに次ぐ3番手ですが、彼はファイターです。去年のデ杯では、大活躍でした。
調べてみたら、去年二人はブエノスアイレスのチャレンジャー大会の決勝で対戦があり、その時はダニエル太郎が勝利し、優勝しています。
一度勝っている相手なので、何とか今回も落ち着いて攻略して欲しいです。ジョコビッチに勝った後なので、難しい部分もあるかとは思いますが、せっかくつかんだチャンスを確実にものにしてもらいたいですよね。
この試合に勝てたら、その後にはデルポトロか、バレンシアのクラブでの先輩のフェレールとの対戦が待っています。
頑張れ!ダニエル太郎!!!
明日の試合が楽しみです。
あっ!大坂なおみちゃんもシャラポワとラドバンスカという、GSチャンピオン達を次々と破り勝ち進んでいます。
映像が見れないのが残念ですが、こちらも期待したいですね。
Yuriでした。
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