Yuriです。
シンシナティ大会の決勝のカードが決まりました。
グリゴール・ディミトロフ VS ニック・キリオス
です。
BIG4もバブリンカも錦織もラオニッチもいない、マスターズの決勝戦になりました。
当然の結果?として、ただ一人残されたヤングガン VS ネクストジェンの対決になりました。
BIG4が決勝戦にいないマスターズ大会って、何年ぶりでしょうか?
たしか、2012年のパリ大会で、フェレールが初めてマスターズの大会を優勝した時以来だと思うので、5年ぶり?すごいですよね・・・。
この年のフェレールはとても充実していて、1年で7タイトル獲得していました。
そのフェレールは、今大会、準決勝でキリオスに二つのタイブレークの末敗れましたが、素晴らしいクオリティーのテニスでした。
二人とも凄いレベルだったと思います。
キリオスもフェレールも凄く高いレベルのプレーだった😳。
キリオスが本気になったらすごいのはわかってたけど、本当にすごい!
でも、長年BIG4の下でTOP4~5をキープしてたフェレ―ルの強さが戻ってきたのを見れて嬉しい😍。
決勝はディミトロフとキリオス。
こうなるとキリオス応援かな— Yuri (@yuri_lovesiames) 2017年8月20日
安定感抜群で強いフェレールが戻ってきて嬉しいです。
更に以前より前でプレーしていて、攻撃力が上がっているように見えました。
フェデラーといい、ナダルといい、フェレールといい、この年で怪我から戻ってきてさらに強くなるとか、凄すぎですね。
きっと錦織も大丈夫!
ジョコもスタンもまたもっと強くなって帰ってきたら、ちょっと困るかも・・・💦
ダビド・フェレールの存在感
それにしても、元気で強いフェレールを見るのは嬉しい。
フェレールはフェデラーとほぼ同い年(学年で考えると一つ下?)で、現在35才になり、昨年あたりから怪我の影響もあってランキングを大きく落としていました。
キャリアハイランキングは世界3位のフェレールは、現在31位です。月曜日には、25位くらいに上がるでしょう。
フェレールは、BIG4が君臨するこの同じ時代に活躍したことによって、マスターズのタイトルもこの1回きり、グランドスラムのタイトルもありませんが、本来なら、確実に頂点を極めることができたはずの選手だと思います。
フェレールの獲得タイトル数は27です。マスターズの決勝には7回行ってます。そのうち優勝は1回だけ。残りの6回は全てBIG4の誰かに止められてしまっています。
フェレールの気持ちを考えると切なくなりますが、錦織にも現在同じことが言えますね。
去年はマスターズで2回も決勝に到達したにもかかわらず、2回ともジョコビッチに止められ、準決勝まで行ったローマ大会でもジョコに止められ、
今年こそは!と思ったら怪我で長期離脱を余儀なくされました。
怪我はショックだし残念ですが、取りたくても取れなかった長めの休養だと思って、去年のフェデラーとナダルのように、来年のカムバックに期待したいです。
フェレールはインタビューで、「今年で引退することも考えてた。」と言ったそうです。それが、先日のバスタードで優勝し、今大会でも素晴らしいプレーが出来たことで、
「先のことはわからない、でも来年もプレーするよ。」
と変わったことがとてもうれしく思います。
フェデラー、ナダルが元気で、更にズベレフ、ティーム、キリオスら若手が上がってきて群雄割拠な時代に突入していますが、
フェレールやベルディヒ、ツォンガ、デルポトロなどの、30歳前後の選手にもまだまだもっともっと活躍してもらいたいです。
ディミトロフ VS キリオス
ディミトロフについては、前記事で詳しく紹介していますので、良かったらそちらをどうぞ。
ということで、ニック・キリオスについて紹介したいと思います。
Embed from Getty Images
ニック・キリオス 22才
- オーストラリアの選手
- 身長193㎝
- 体重85kg
- 現在23位(この大会で優勝すると12位位になります)
- キャリアハイ13位
- タイトル数3
何から説明すればいいでしょうね~。
とにかく、良くも悪くもネタには困らない選手なんですがw、
一言で言うと
才能の塊であり、才能の無駄遣いをしてる選手。
というイメージがあります。
とにかくポテンシャルは凄い!
モンフィス並みの身体能力に加えて、ボールをコントロールする能力にも長けていて、更にパワーもあります。
サーブは普通に220km/h以上出ますし、セカンドでも平気で200km/h超えを叩き込んできたりします。
ひっぱたくようなフォアハンドの威力とスピードはあり得ないくらいですし、
バックでもフォアでもどちらからでも攻撃できます。
更に、時たま人を食ったようなトリッキーなショット(いつでもどこでもまた抜きショットw)を繰り出してきますが、そんなショットでも精度が高かったりします。
まあ、簡単に言うと、
調子が良かったら手が付けられないタイプ
ですね。
一方で、自分の気が乗らないと、たびたびやる気のない態度を試合中に見せたり、暴言を吐いたり、他の選手ともめたりして、今までに何度も警告を貰い、
去年は楽天オープンで優勝した直後の上海で、ミーシャ・ズベレフ相手に、無気力試合&観客に暴言を吐いたとして、試合停止の処分を食らいました。
キリオスはちょっと子供っぽいんですよね。
うがった見方かもしれませんが、トミックといい、キリオスといい、なぜオーストラリアの選手はこういう問題が多いんでしょう?
私は当時の事は知りませんでしたが、元世界NO.1のレイトン・ヒューイットも、若い頃は暴言吐きまくりで、オーストラリアの人間が自国の選手として恥ずかしい、と思っていた、という話を聞いたことがあります。
才能があるだけに、もったいないことですね。
ヒューイットのように、少しずつ丸くなって(なったのか?)テニスに集中すれば、チャンピオンになれるかもしれないですが、どうでしょう。
キリオスは実際にはとても良い子だと思います。
私は毎年楽天オープンに観戦に行きますが、以前、キリオスの試合を見た時に
試合後に、30分以上かけて残っていたファン全員(たぶん)に一人ずつサインをしてあげて、一緒に写真も撮らせてあげてました。
今回も、テロが起きたバルセロナに向かって、カメラに「バルセロナ♡」と書いて気遣う態度を見せました。
気持ちのコントロールが終始できるようになると、大化けすると思いますが、
今回の決勝はどうでしょうか?
実はキリオスは左の腰?お尻?を痛めて完治していない状態で戦っています。
ディミトロフは、見た感じ万全なようですね。
キリオスが体調に問題なく、今までのような攻撃力を出せるのか、ディミトロフの守備力が上回るのか?
どちらにしても良い試合が見たいものです。
どちらが勝ってもマスターズの初タイトルを獲得することになります。
個人的には、ズベレフに先を越された感のある、キリオスを応援したい気はしますが、ディミトロフにも頑張って欲しい・・・。
でも、先に活躍してた錦織もラオニッチもマスターズのタイトルとれてないのに、強豪不在で先越されるのもめっちゃ悔しい・・・という、複雑な心境なのが本音です。
ま、しょうがないです。
純粋に楽しんで観戦したいと思います。
Yuriでした。
コメント
フェレール選手、復活しましたね。
鼻血さんにも書きましたが、
以前より前でプレイするようになってより攻撃的な展開が増えました。でもミスは少なくストロークは粘り強く、フットワークも戻ってきました。まさに進化することで身長や年齢のハンデをカヴァーしていると思いました。
そのためかプレイが錦織選手と重なって見えて、昨日も今日も涙目になりながら観てました。「本来だったらここに錦織選手がいたはず」と思えてしまって・・。
フェレール選手の復活が嬉しい。錦織選手の怪我で気持ちが落ち込んでいますが、そんな中でフェレール選手の復活はすごく励みになる気がします。
私は
「フェデラー選手とナダル選手が昨年怪我でツアーを離脱しし、今季戻ってきて素晴らしい活躍をしていることは怪我で残りのツアーを離脱することへの不安を払拭するための好例ではあるけれど彼らは特別な存在でもあって、誰にでもできるわけではない。少なくともジョコビッチ選手やバブリンカ選手にはいい励みになり得るかもしれないが、錦織選手を一緒にはできない気がする。身体のサイズも作りも違いすぎるし・・。」と、思っていた部分がありました。
でもこのシンシナティでのQF・SFでのフェレール選手を見て、「大丈夫! 絶対大丈夫!!」と思いました。
175センチでフットワークが命だったフェレール選手がアキレス腱の怪我を乗り越え、35歳にしてより進化して戻ってきたんです。
錦織選手はまだ27歳です。時間はたっぷりあります。
来年はより進化した姿を見せてくれると思います。
同意します。
全くその通りだと思います。
記事にも書きましたが、本当に驚きました。
本人も引退を覚悟していたようですが、自分でも驚いているようですね。
攻撃的で、安定してて、粘り強くて
「フェレールすげえ!!」(すみません)
と思いました。
そう!錦織はまだ27才、戻ってきても28才。
完治に時間がかかって1年棒に振ったとしても、まだ29才!!
絶対に強くなって復活すると思います!!