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ワシントン大会準々決勝 錦織圭、225位のトミー・ポールから土壇場で逆転勝利

2017ワシントン大会
forcal35 / Pixabay
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Yuriです。

錦織圭、勝ちました!!

ワシントン大会、準決勝進出です!

スコアは錦織から見て

3-6、7-6(8)、6-4

のフルセットでした。

 

しかし・・・

 

本当に危なかった!!!

 

もう負けるかも!!と何回思ったか!

マッチポイント3本握られたんですよ?

まさに、絶体絶命でした!

でも、とにかく勝って良かった~!!!

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↑ほっとした表情ですよね~。

 

日本中の、いやいや、世界中の錦織ファンが

この瞬間、ほっとしたに違いありません。

そのくらい危なかったです。

 

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試合の流れ

私は第2セット終了後に、仕事に行くための準備で席を離れたので、ファイナルセットの序盤~中盤は見れていませんので、大体の試合の流れをご紹介します。

トミー・ポールは、そのランキングからは想像もできないほど良いプレーをしていたと思います。

 

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ATP公式サイトの写真は老けてましたけど(笑)本物はなかなかの美男子でしたよね?

 

第1セット

錦織は明らかに疲れていました

インタビューの中で言ってましたが、午前2時に終わったデルポトロ戦の後、

結局寝たのは午前4時で、疲れが取れず、足が重く、頭も働かなかったそうです。

試合の印象もまさにその通りでしたね。

前日のデルポトロ戦の時とはうって変わって足が動かず、身体のキレがなく、サーブもあまりよくありませんでした。

 

ショットの選択もプレースメントも中途半端で、勢いのある20才の若者にことごとく返され、先に攻撃され、最後はネットにボールをかけるというミスを重ねました。

ポールの攻撃的なストロークに押されて、ブレイクされると、そのままの流れであっという間に第1セットを取られてしまいました。

嫌な感じの取られ方でした。

 

それにしても、トミー・ポール、良い選手でした。

ストロークがしっかりしていてミスが少なく、サーブも良くて、バックハンドも安定していました。錦織とのバックハンドの打ち合いも負けていませんでした。驚きでしたね。

思わず以下のようにつぶやきました。

 


これが弱冠20才の、ちょっと前までフューチャーズにいた225位の無名の選手だなんて、信じられませんでした。そのくらい良いプレーをしていたと思います。

ルカ・プイユとジル・ミュラーを破ってきたというのが、よくわかりました。

第2セット

第2セットに入っても、流れは一向にやってきません。

錦織は相変わらず、ストロークでつないでいるうちに先に攻撃されてやられたり、ミスをしたりで、主導権を握ることができません。

普段の錦織なら、もっと色々な事(ドロップショットやボレー)をしても良さそうなものなのに、単調な攻めを繰り返して全部返され、カウンターを食らうという、錦織がやられる時のパターンに似ていました。

本人が「頭が働かなかった。」と言っていたのでその通りだったんだと思います。

そのうちに、3-3のスコアから、自分のサービスゲームを落とし、ポールに先にブレイクを許してしまいます。

その後、何とかブレイクしようと錦織も頑張りますが、中々ブレイクバックできず、

5-3の錦織のサービスゲームではなんとマッチポイントを握られて

万事休す!!!

と思いましたが、

どうにか踏ん張ってキープをし、

その直後のポールから見て5-4のサービングフォーザマッチ。

ここまで一度もブレイクできなかったポールのサービスゲームをついにブレイク!!!

5-5のスコアに戻しました!

 

そして、ここからが元No.4で、

この3年間TOP10 に居続けている男の真骨頂でした。

 

第2セットは結局、お互いにキープし合って、タイブレークに突入。

タイブレークに入っても、ポールのレベルも下がらず、錦織も踏ん張りますがミスも出て、ついにポールに2回目のマッチポイントが!

しかし錦織のフォアハンドウィナーがコーナーに入ってポールのポイントにはならず、更にもう一度、3回目のマッチポイントがポールに訪れますが、これも錦織が凌ぎます。

そして、ついに錦織が2回目のセットポイントを握ります。

これをポールがミスって、錦織のポイントに!

 

錦織が吠えました!

力強く拳を握り、ようやく表情にもテニスにもいつもの錦織が戻ってきました。


いや~、痺れました。

もう、本当に絶体絶命でしたが、これがTOP10プレイヤーです。

経験の違いですね。

第3セット

すみません。

第3セットはほとんど見れていません。

後で録画を見て、書けたら追記します。

 

結果は、錦織が早めのブレイクを果たし、そのリードを守ったままタフなフルセットを勝ち切りました!

やっぱり、フルセット勝率NO.1は伊達じゃありませんでした。

 

 

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感想とインタビュー

久々に土壇場に強い錦織を見ました。

去年のマイアミや、オリンピックでも、モンフィス相手にマッチポイント握られてからの逆転劇がありました。

しかし、今回の相手は225位の20才の選手です。

まさか、あんなに強いとは思いませんでした。

何ていうか・・・大昔の錦織みたい?

今後の彼の活躍が楽しみです。

 

錦織のインタビューを載せておきます。

“I think he played good tennis and almost had it today. It was a great battle,” said Nishikori. “He got a little bit tight trying to close it out in the end and I didn’t make any unforced errors on the big points. Experience helped me through today.”

 「ポールは良いプレーをしていたし、今日はもう少しで勝てるとこだったね。素晴らしいバトルだった。後半はちょっと硬くなったんじゃないかな、僕は大事なポイントでミスをしなかった。今日は今までの経験が僕を助けてくれたと思う。」

ーATP公式サイトより一部抜粋

 

何はともあれ、勝って良かったです!

次は・・・

アレクサンダー(サーシャ)・ズベレフです。

楽しみですが、怖いです。でも楽しみです!(笑)

以前書いたローマ大会を優勝した時の記事を載せておきます。

ローマ大会の優勝者は、ズベレフ(弟)!!
快挙達成です!! ローマ大会の決勝は、 弱冠20才のドイツのアレクサンダー・ズベレフ(通称サーシャ)が ジョコビッチを破って初優勝しました。 いや~、すごい。 まだ、この4月に20才になったばかりですよ? すごいです。 凄いよ、サーシャ(ア...

Yuriでした。

夜中になりますが、プレビュー記事も書きたいとは思ってます・・・間に合えばですがw。

 

コメント

  1. より:

    すごいタフな試合でしたが、勝ちきりましたね。
    今日の試合の課題はきっと明日の試合に活かされると思います。すごくいい練習になったはず。
    ポール選手、強かったですね。
    ミスが少なく、ボールも威力があったと思います。
    ストローク戦にも負けないすごい20歳。
    顔は30歳でも通るくらい。錦織選手の方が若く見えますね。7歳も違うなんてびっくり。テニスも荒削りでなくて
    20代半ばの選手みたいでした。
    「頭が働かなかった。」のは絶対睡眠不足のせいだと思います。しっかり休養する時間も取れなかったと推測します。
    明日も睡眠不足だと心配です。しっかり休めますように。

    コーリィさんですが、一足先に優勝しました。
    錦織選手も続いてほしい。

    • yuri より:

      コールシュライバー優勝したんだ!すごい!

      錦織は確かに大変な時間の試合が続いてるけど、今までもよくあることだったし、
      去年のシンシナティの時のマレーみたいに、ヘロヘロでも負けない!というTOP選手の意地を見せてもらいたいですよね。

      サーシャもTOP10選手だけど・・・。
      錦織の優勝が見たいです。

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