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錦織圭、ヤング相手に大接戦で辛くも3回戦進出 ワシントン大会2回戦レビュー(追記あり)

2017ワシントン大会
forcal35 / Pixabay
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Yuriです。

錦織、初戦(2回戦)をなんとか無事突破しました。

錦織から見てのスコア

6-3,4-6,7-6(5)

の2時間半のフルセットでした。

Embed from Getty Images

超~ヒヤヒヤしましたよ~!!

最後までどっちに転ぶかわかりませんでした。

とにもかくにも勝って良かったです。

スタッツみると、どっちが勝ったのかわからない感じですね~。

ヤングの方が良いんじゃないかな?

*勝ったことは勝ちましたが、私から見て今回不満のある試合だったので、かなり辛口のレビューになります。所々に試合中の私のツイートを載せています。

 

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錦織圭 VS ドナルド・ヤング

雨による試合の遅れで、錦織の試合が始まったのは夜の11時を過ぎていたと思います。

私はGAORAの副音声(英語)で見てました。

第1セット

最初のセットの最初のゲーム、錦織はヤングのサービスゲームを素晴らしい立ち上がりであっという間にブレイクしました。

おおっと思って見ていると今度はミスを重ねてあっという間にブレイクバック(泣)。

その後も、素晴らしいパッシングショットを決めたかと思うと、なんてことないフォアハンドのミスを続けたり、ダブルフォルトを連発してブレイクされたりと、

良いショット、悪いショットが交互に来るような錦織の調子に、

海外解説者も翻弄(笑?)されたように、

” Too good! “「素晴らしすぎる!」と言ったかと思えば、

” Very sloppy “「気の抜けたようなプレー」と残念そうにつぶやいていました。

 

 

第一セットはブレイク合戦の上、アップダウンはあったものの、

錦織がオンラインに素晴らしいショットを打ち込んでセットアップ。

第2セット

この流れのまま、第2セットも行きたいところでしたが、最初の自分のサービスゲームをミス連発、ラブゲームで落とします。

解説者も「錦織のCareless game」とがっかりした感じで話してました。

何度も” loose ” “sloppy ” ” careless “と言われてましたね。

意味はどれも似たようなニュアンスですが、

「気が抜けたような」とか「ゆるい感じ」「締まりのない」などの意味ですね。

ケアレスはそのままですw。

 

結局、ヤングにブレイクされてこのセットを落としてセットオールにされてしまいました。

すでに夜中だったので、ストレートで勝って欲しかった。

 

第3セット

とにかく、最後まで安定感がありませんでした。

まあ初戦なので、しょうがないところもあるかなとは思うのですが、

何かがうまくいってない、という雰囲気が周りからも感じられるみたいで、

こんな会話を海外解説者達がしていました。


結局最後の最後まで、ドロップショットも1回くらいでほとんど使わなかったし、

極めつけは、タイブレークの5-2?5-3?で、目に前に来たほぼチャンスボールを、打ち込めばマッチポイントだったにもかかわらず、ウォッチして、ボールはイン。

ちょっとありえないミスですよね。

BIG4だったら、絶対にアウトかもしれなくても取りに行くと思います。

おまけにあのスコアのタイミングであれはないです。

 


その後、タイブレを制してゲームセット。

錦織が勝ちました。

終わった時はすでに夜中の2時でした。

 

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試合の印象

とにかく、ピリッとしないというか、錦織っぽくない試合運びだったと思いました。

気になったのは、フットワーク。最近いまいち良くない気がします。

時々棒立ちのまま打ち返していたり(よくある)、小刻みのフットワークは良いけど、大きく走らなきゃ届かないところで、最初の一歩が出遅れたりしていたように思います(これは私の個人的な印象ですが)。

更に、ショットのコースが甘くて、内側よりに入るので全部拾われるし、相手がいる所ばかりに打って、ヤングを全く走らせず、逆に相手に先にコースをつかれて攻撃されるパターンが多かったですね。

錦織が苦戦したり、負けた試合ではほとんどこんな感じだった気がします。

このパターンって、最近多いんですよね~。

以前は自分が振り回していたのに、最近は振り回されてる印象があります。

ウィンブルドンのアグート戦とか、全仏で苦戦したチョン・ヒョンとの試合の前半はこんな感しでした。

 

戦略なのか、自分のパフォーマンスの問題なのか、よくわからないけど

「ショットメーカーの錦織らしくない」と解説の人も言ってました。

力で勝負する必要がないところで、コースじゃなくてパワーで押してカウンター食らったり。

 

一番の問題は

「プレーに安定感がない」

ということでしょうか?

 

どうしてなのかは、こちら側(ファン)にはわかりませんが、

今回も、高い集中力さえ発揮できれば、ストレートで勝てたんじゃないかと思います。

テニスの調子が悪いとは思わないので、どうにか1大会を通して、高い集中力を保ち続けることができるようにして欲しいです。

 

次はデルポトロ。

今日みたいなスロッピーでケアレスなゲームをしたら、あっという間にやられかねないと思います。

まずは、ゆっくり休んで本来の錦織のテニスを見せて欲しいと思います。

ローマのリベンジをお願いしたいです。

これ、超悔しかったので!

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添田、負けちゃいました。

残念ですが、また次、期待しています。

Yuriでした。

 

追記 ①(8/2 21:45)

錦織のインタビュー記事を見つけたので、一部分だけご紹介します。

“I was able to play my game at the start but my opponent pinned me back with his quick tennis and I made mistakes in the second set,” said Nishikori. “I was lucky at the end.”

「最初は良いプレーが出来ていたけど、相手が速いテニスで自分を後ろにくぎ付けにした。第2セットではミスをしてしまった。最後はラッキーだったと思う」と錦織は語った。

Del Potro holds a 5-1 head-to-head record against Nishikori.

デルポトロは対戦成績では、5-1で錦織をリードしている。

“The next match against del Potro is going to be a tough one,” said Nishikori.

「デルポトロとの対戦はタフなものになるだろう。」と錦織は言った。

ーThe Japantimes sports より

 


 

追記②(8/3 12:00):

昨日は試合を見た後の興奮した状態で書いたのでけっこう辛口になりましたが、一晩寝て思い起こしてみると、もたついた部分(DFやいらないミス)を除けば最初から最後まで「負ける」とは思わなかったですね。

力は完全に錦織が上に見えました。最後はドキドキしましたが。

ヤングが良いプレーをしていたのも事実で、錦織のインタビューを見ると、ヤングの速い展開に押されて前に出れなかったと言ってるので、それもフットワークに影響したのかな?

でもやっぱり、変なミスや集中が欠ける時間帯さえなければ、ストレートで終われたんじゃないかと思ってしまいます。

1試合だけの結果を考えれば、結局最後は勝ったんだから良いじゃないかとも思えますが、終わった時間(夜中の2時)や2時間半の試合で身体にかかる負担、

更には相手に「最近の錦織は隙があるから勝てるんじゃないか?」と思わせてしまうことで、相手のモチベーションやパフォーマンスを上げてしまうことが気がかりです(今後の相手に対しても)。

あれ?結局最後も辛口になってしまった気がする(笑)。

でも、本来の錦織のレベルはもっと上だということを知っているからこそ、どうしても期待値が上がってしまうことで、辛口になってしまうんですよね~。

そこは愛情の裏返しということで、行間を読んでいただけると嬉しいですw。

 

追記③:

キリオスが棄権しましたね。肩の故障のようです。(お尻は?)

添田が1回勝ってれば・・・・・

タラればですけど。

ジョコもマレーもスタンもシモンもコールシュライバーも・・・って怪我人続出。

錦織は怪我しませんように。

もう一つ!

ヤングが転んだ時に差別的な言葉でツイートされたという記事がありました。

「錦織もスミチェクもそんなに良くなかったのに何で”ニ○○”は負けるんだ」みたいなことだったようです。

差別はもちろん許せませんが、その中のセリフに苦笑い・・。

 

3回戦 錦織VSデルポトロのプレビュー記事はこちら

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コメント

  1. より:

    昨日の試合はフラストレーションが溜まる試合でした。
    もちろんヤング選手の「絶対勝つぞ!」という気持ちの入ったプレイが錦織選手を圧倒していた面はありましたが・・。
    私にはミスの多さが気になりました。ミスのせい自分でチャンスをフイにしたり、ブレイク献上したり、だったと思います。微妙にボールやコートの状態にまだ合っていないのかもしれない、という印象も感じました。(そういう印象を持ったのは私だけ?)
    昨日の試合のようにミス連発だとデルポトロ選手には勝てないと思うので、しっかり修正してきてほしいです。
    昨日は3回戦のことを思うと、かなり絶望的な気分になっていましたが、鼻血ブログの団長さんがおっしゃってたように「修正の機会を得ることが」できたと考えればいいのだと自分に言い聞かせてます。
    心配しても仕方ないですし、錦織選手はきっと昨日とは違ったテニスを見せてくれると思います。

    ところで、
    記事の中にあったコーリィ選手ですが、
    今週はお休みかと思いきや、キッツビューエルに参戦、
    なんと今日も勝ちました。
    怪我は大事に至らなかったようで一安心です。
    怪我明けとはいえ、ランクを戻すためにも頑張ってほしいです。(もちろん錦織選手も!)

    • yuri より:

      そうなんですよ!
      そんなイージーなミスを(ケアレスなプレー)しなきゃ、ストレートで勝てたんじゃ?
      と思って、フラストレーション溜めてました。
      海外実況解説の方たちの残念そうな会話が、何とも物悲しく・・・。
      記事には書きませんでしたが、錦織が怪我がちなことについても言及してました。
      「何か良い解決方法はある?」
      「ないんじゃない?錦織もわかってるよ、上位に居続けるためにはある程度はしょうがないってこと」
      みたいな会話がありました。

      ただ、初戦だったということで団長が言うように「修正」してもらえればそれに越したことはないですよね。
      それを願うばかりです。
      明日は思いっきりの良い、錦織のテニスが見たいな~。

      そうそう!
      コールシュライバー勝ってるんですよね!
      怪我は大丈夫なのかしら?
      みんな頑張って欲しいです。

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