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錦織に続いてラオニッチも欠場、2017年全米はどうなる?(追記:マレーも欠場)

2017全米オープン
marksontennis / Pixabay
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こんにちは、Yuriです。

男子テニス界では、現時点でジョコビッチ、バブリンカ、錦織と、

去年の全米の優勝者と準優勝者とセミファイナリストの3人が、それぞれ怪我で今シーズン終了という、

かつてないような事態が起きていますが、また怪我人情報が入ってきました。

 

全米オープンまでもう数日しかありませんが、

今度はラオニッチが左手首の故障のため、全米を欠場することになりました。

 

一体全体どうなっているんでしょう?

これで、先週のTOP10選手のうち4人が全米を欠場することになりました。

(今週のランキングではラオニッチが11位に、錦織が10位に下がっています)

明らかな異常事態だと思います。

 

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ラオニッチは手術で欠場

ラオニッチが全米の欠場を発表しました。

自身のインスタグラムで事の詳細を語っています。

かなり長い文章でしたが、大事なところだけ要約すると、

 

数週間にわたって、左手首の痛みに悩まされてきたけど、何とかリハビリして全米に出ようと努力したけど、痛みがひどくてコンサルした結果、全米をあきらめた。

すでに骨のかけら?を取り除く手術を終え、ジムでリハビリも始めている。

2,3週間のうちにコートに戻り、健康でさらに強くなって、2017年を良い状態で終えたい。

―本人のインスタからの要約

ということでした。

手術はしたけど、今シーズンを終了するつもりはなく、戻ってくる予定のようですね。

とはいうものの、手術をしたわけですからそんなに早く試合に戻れるとは思えないんですが、どうなんでしょうね?

ラオニッチは楽天オープンに出場予定ですが、1か月しかないので、出れるとは思えないのですが・・・。

と思って以下のようなつぶやきをしました。


万が一、間に合って楽天に来れたら・・・ごめんなさい。大歓迎です。

是非とも、今まで3度も逃し続けた優勝をしちゃって下さい。

でもさすがに手術して1カ月じゃ、試合をするのは厳しいんじゃないかと思うんですが、

手術と言ってもそんなに大変なものじゃなかったんでしょうか?

利き手ではない、左手だからかな?よくわかりませんが。

 

それにしても・・・この混沌とした状態には言葉もありません(涙)。

 

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怪我人だらけの全米2017

欠場が決まっているのはこの4人。

ジョコビッチ、バブリンカ、錦織、ラオニッチ

怪我を抱えている、または本調子ではないと思われるのは、

フェデラー、マレー、チリッチ、ツォンガ、モンフィス、ゴファン、デルポトロ・・・。

 

彼らに共通するのは何だと思いますか?

そうです。

全員元TOP10選手です。

 

現在のTOP10で今元気なのは、ナダル、ティーム、ズベレフだけです。

フェデラーも背中の痛みはもうない、という情報はありますが、完全な状態ではまだないと思います。

 

これはやっぱり大会スケジュールに大いに関係があると思います。

なぜなら、強い選手は毎週大会で勝ち上がるため、当然試合数が多くなります。

決勝まで行った場合は、日曜日に決勝戦を戦って、その2日後か3日後にはもう、違う国で次の試合に出なくてはいけないからです。

それが、一度や二度ではなく、年間通してずっと続くんです。

TOP10にいるような選手は皆、このスケジュールをこなして勝ち続けているからこそ、その位置にいます。

 

ありえないと思います。

普通の人間では無理だと思います。

だからこそ、普通の人間ではないと言っても過言ではない、

BIG4という類まれなる才能と体の強さを併せ持った特別な選手達が、

長年ビッグタイトルを総なめにしてきたんだと思います。

(個人的にはここにフェレールを合わせてBIG4+1にしたいです。)

 

その彼らが、年齢を重ねてさすがに故障がちになり、

まずはフェデラーとナダルが、そして今度はジョコビッチとマレー、

更にはフェレール、バブリンカと次々に身体を酷使したつけを払っています。

そしてついにそれは、錦織、ラオニッチにまで・・・。

 

これは決してテニス界にとっていいことだとは思えません。

身体が壊れるまで試合に出続けなければTOPにいられないのは、

明らかにスポーツとしてのバランスが欠けていると思います。

(35才までほぼ怪我なしだったフェデラーは人間じゃありません。神ですw。)

 

どうすればいいか、というところまでは、まだ私も考えが及びませんが、

このままでは、才能にあふれた選手が次々と故障していくのを見ることになるような気がしてなりません。

 

ここ何日か、WOWOWで2014年の全米の錦織の試合を放送していたので、ふと見始めたら、錦織の躍動感に思わず引き込まれてしまいました。

 

錦織もまた、稀有な才能を持った一握りの選手です。

彼が、身も心も完全に回復した状態でまたコートで躍動する姿を見たいです。

 

たかが個人のブログで声を上げたところで、何も変わらないとは思いますが、

どうにかして選手が健康にツアーで活躍できるよう、大会スケジュールを見直す方向にATPは動いて欲しいと思います。

 

Yuriでした。

 

追記:8/2711:30

何と、今度はアンディ・マレーまでもが、この直前になって全米からの棄権を発表しました。

全米公式サイトから、マレーのプレスカンファレンスの内容です。(要約&抄訳)

Yeah, obviously had the issue with the hip over what’s actually been since my match with Stan in Paris. Did pretty much everything that I could to get myself ready here and took, you know, a number of weeks off after Wimbledon. You know, I obviously spoke to a lot of hip specialists. Tried obviously resting, rehabbing, to try and get myself ready here.

全仏のバブリンカ戦以来ずっと腰(お尻)に問題を抱えてきた。ウィンブルドンの後、数週間かけて、ここ(全米)に向けてできることはほとんどやった。腰の専門家達ともいっぱい話した。もちろん休養も取ったし、リハビリもしたし、ここに来るために準備していた。

You know, was actually practicing okay the last few days, but it’s too sore for me to win the tournament and ultimately that’s what I was here to try and do.

この2,3日は練習では大丈夫だった。でもここで優勝するためには痛みがあり過ぎた。

Unfortunately, I won’t be playing here this year.

残念ながら今年はここでプレーすることはできない。

 

ー以下一部省略

(同じ内容の繰り返しで長いのでそれ以外の日本語訳の要約だけ)

実際、そんなにずっと痛かったわけじゃない。プレーするまでに痛みが治まるかどうかが問題だった。少し(回復のための)時間が足りなかったんだと思う。

お尻の怪我で休んだことはなかったので、少し2,3週間休んでリハビリして、そうすれば全米の頃には間に合うと思ったんだけど、残念なことに今回はそうはいかなかった。

もちろんいろいろなアドバイスを受けたけど、沢山の専門家に意見を聞くと、違う見解も出てくる。

この2,3日後には、ちゃんとした決定をチームと話し合って出すつもりだ。

 

ー最後に、ロジャーやラファが怪我して強くなって戻ってきたけどそれは自身の希望になるか?という質問に

Look, I want to be back on court as soon as I can. If it means that, you know, I can play before the end of the year, then, you know, that’s what I would love to do. I miss competing, and I’ll try to get myself back on court as soon as I can.

出来るだけ早くコートには戻ってきたい。それができれば、年末前にプレーできるかもしれない。そうなったらいいね。試合がしたいよ。できる限り早くコートに戻ってくれるように頑張るつもりだ。

But, you know, obviously, you know, I’ll need to make the correct decision and really think it through these next couple of days with my team, and then, you know, make that decision.

でも、当然ながら僕は正しい決定をしなければならない。今後数日、チームと一緒に本当によく考えて、それから決断することにするよ。

ー全米公式サイトより

これで、何と

  • ジョコビッチ
  • マレー
  • バブリンカ
  • 錦織
  • ラオニッチ

欠場が決まり、さらに混迷を深める2017年の全米オープンになりました(涙)。

いったいどうなってしまうのか?

でもとにかく、この5人の全員のフルリカバリーとカムバックを願うばかりです。

コメント

  1. バスケ好き より:

    こんばんわ。
    選手は宝、全くそのとうりと思うのです。ですが実際は他のスポーツでも主力を休養させ
    てリーグからチームに罰金が課せられたとか、よくあるんですよ。どのスポーツも興業第一ですよ。後スポンサー、マスコミも選手第一なんて全く思ってないですよね。ダメなら次探すか程度です。ですからマネージメントって重要なんですけどね。
    錦織選手の場合、IMGに少し前から不信感をもっているんですよね~。
    どのスポーツにも共通しているのは、スター選手は出てくるのではなく、作り出すというスタンスではないかと思ってしまう今日この頃です。
    後、現行のコミットメント制度っていつからなんですか?
    確か2015年は上位9選手で500以上の大会はほとんど取っていたと思うんですよ。
    その方々が今年怪我をしているのは、偶然ではないかと。
    年間試合数の決まっている、チームスポーツと違って、勝ち残るほど過密日程になってしまうスポーツですから。
    ボルグは絶対に全豪に出なかったみたいに、ペナルティー課されても日程調整するしかないのでしょうかね~(ちなみにボルグの時代にはペナルティーないのはしってますよ)
    この問題は単純に選手ファーストでと行かないのが、悩ましんですよね。

    • yuri より:

      現行のコミットメント制度がいつからなのか?
      わたしもそこまではわかりません、調べればわかるのかもしれませんが。
      IMGはマネージメント会社として大きいですからね。
      テニスに限らず、幅広くマネージメントしているので、どこまで個人のマネージメントに力を入れているのかは確かに疑問に思うところもあります。

      特にスポーツイベントへの出場交渉、メディア対応、メーカーとの用具契約や企業とのCM出演の契約等、クライアントの価値やパフォーマンスを最大限に開発することに最も重きを置いています。

      とHPに書いてあるように、所詮売り出すためのイメージ作りがメインかなと思う。
      やっぱり大事なのは、信頼できるコーチとチームと家族との絆、そしてもちろん自分自身の正しい判断でしょう。
      錦織はこの休みの間に「テニスに対する情熱と勝利に対する渇望」をもう一度取り戻して欲しいですね。

      • バスケ好き より:

        こんばんわ。
        お忙しい中、ご返事ありがとうございます。
        マレー選手の棄権、ありかなとは思っていたのですが残念ですね。
        数日チームとよく考えるとのことですが、これで全休なんてことになったら、去年のファイナルの半分ですよ。ティーム以外の3人も万全でないって、おそらく記憶に残る(よろしくない)年になってしまうかも?

  2. aoiです より:

    これまでATPツアーの歴史の中で、このような事態はあったのでしょうか?スケジュールやサーフェスや道具の進化、スポンサーイベントの増加など、色々なことが絡み合って選手の負担が増えているのでしょうか?
    それにしてもラオニッチまで…。初めて楽天に行く身としては、ただでさえ錦織選手欠場の大ショックで、スタン、キリオス、デルポなどお気に入りの選手もいない中、これ以上欠場者は出ないで!と切に願うばかり。他にも観たい選手はいるものの、何とか気持ちを盛り上げようとしています。ラオニッチ来てくれないかなあ。
    連日WOWOWの全米の試合を私も観ています。観ていて、胸がいっぱいになっています。このポイントを取りにいくんだ!というオーラ。踏み込んで振り切っているフォアハンド。音が全然違います。軽く打っているように見えるけど、音、破壊力は想像以上だろうとマッケンローが言っていると坂本さんが言ってましたね。坂本さんも、ジョコビッチは怖さを覚えているとも言っていました。正確で安定したバックハンドも素晴らしい。やっぱりこの錦織選手をもう一度見たい!絶対に心身ともにフレッシュになって進化して戻って来る!と思いました。それまで、ファンも信じて我慢です。ホントに、錦織選手は唯一無二の存在なんだなぁと、改めて実感です…。

    • yuri より:

      こんにちは、いらっしゃいませ~。
      選手の怪我は今までももちろんありましたが、ここまで現役のTOP選手がこぞってシーズン途中でシーズンを終えざるを得ないというのは、私は記憶にありません。
      また、グランドスラムやマスターズでTOP10~20の選手がこんなに欠場するのも、初めて見た気がします。
      特にこの10年はBIG4が圧倒してましたからね。
      aoiさんがおっしゃるように、
      >スケジュールやサーフェスや道具の進化、スポンサーイベントの増加など、色々なことが絡み合って選手の負担が増えている
      のは事実だと思います。
      特に錦織はスポンサーが多数ついているので、それに振り回されてる感は否めません。
      日本の企業がこれでもか!と今が旬の選手を使って売り上げアップを図りたいんでしょうけど、
      テニス選手にとって、大事な休養とトレーニングのためのわずかなオフの時間を無駄にさせている気がします。
      選手を商品としてみるのではなく、宝だと思って気を使って欲しいです。去年のオフのTV出演はあまりにも多過ぎて心配になりましたが、それが現実のものに・・と今は思います。
      今年はまさかとは思いますが、リハビリ中の錦織を引っ張り回すようなことは絶対にやめて欲しいですね。
      本当に万全になって戻ってくるのを待ちたいです。
      それまでは、他のテニス選手の試合を楽しみたいですね。
      楽天初めてなんですね。錦織いなくても楽しめますよ!

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