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【シャムにゃん闘病記】究極の選択~命の重みと尊さ シャムにゃん21歳で永眠

シャムにゃん闘病記
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Yuri(@yuri_lovesiames )です。

上の写真は大分前の元気だったころの物です。

可愛い写真を置いておきたいので・・・。

 

前回の記事

【シャムにゃん闘病記】シャムにゃんの現状~究極の選択へ
Yuri(@yuri_lovesiames )です。 今月の初めに、2度目の三臓器炎を何とか乗り越え、無事21歳㊗を迎えたシャムにゃん🐈でした。 その時も多少猫風邪の症状が出ていましたが、それなりに元気で食欲もあり、お気に入りのキャットタワ...

で言及した「究極の選択」について、書いておこうと思います。

 

 

2019年11月25日昼頃

シャムにゃんは、先代にゃんの黒トラ君と白にゃんこが待つ天国✨へと旅立ちました。

享年21歳でした。

 

 

シャムにゃん、頑張りました。

今はまだ心がバラバラで何も考えられません。

ただただ泣いてばかりです。

もうシャムにゃん🐈を抱きしめられないなんて。。。

 

先日のCTの結果究極の選択の事を少しだけ書いておきます。

悲しみのあまり、辛い記憶はどんどん流されてしまうので、忘れないために・・・。

 

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CTの結果

数日前に撮ったCTの結果は、「のどの奥に何かある」ということでした。

「何か」は腫瘍かもしれないし、違うかもしれない。

でもこの1カ月、高用量のステロイド抗生物質など、積極的な内科的治療をしてきたにもかかわらず、シャムにゃんの状態が悪化していったことを考えると、「腫瘍」の可能性は高いということでした。

そののど奥の「何か」がシャムにゃんの食道と気道を圧迫し、ご飯のみならず、唾液や水もちゃんと飲み込めず、むせて吐き戻していたみたいです。

食べたいのに、食べても食べても食道に入っていかず、むせて吐いてしまう。

水分をとっても気道に入ってしまったりして、きっといっぱい誤嚥してしまったに違いありません。

お腹すいてたよね。苦しかったよね。食べたかったよね😿。

可哀そうに、シャムにゃん・・・泣。

 

それにしても、たった3,4日でそんな状態になってしまうなんて!

もちろん、徐々に徐々に進行はしてたんだと思います。

中耳炎から来たと思っていた前庭疾患も、腫瘍(脳腫瘍?)による「小脳ヘルニア」

だったと思うと何となく合点がいきます。

急速な症状の悪化も。

だとすれば、もう手の施しようがなかったのかもしれません。😢

まあ、確定はできないんですが・・・。

 

実際問題として、シャムにゃんの21歳という年齢が年齢だけに、確定判断をするために麻酔をかけてMRIを撮るという選択肢はありませんでした。

そのため、正確な診断をしようがなかったのでやむを得ないことだったとは思います。

また、例えば「腫瘍でした」ということがわかったところで何ができたのか?と考えても、麻酔をかけて手術をするという選択肢もありません。

結局は対処療法しかなかったと思います。

 

そしてこの結果の前後において、私は究極の選択を1日で決断しなければならなくなりました。

 

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究極の選択

CTを撮ると決めた22日の診察で、シャムにゃんがその2、3日前からご飯が食べられなくなってきていたことで、先生から「鼻カテーテル(鼻チューブ)を入れて流動食を直接胃に流し込むことも選択肢としてはあります。」と提案されました。

食欲はあるのに食べられないならやる価値はあると先生はやりたそうでしたが、私はどうしても「やります。」とは言えませんでした。

 

ただでさえ

  • 朝晩の強制給餌
  • 沢山のお薬
  • 1日おきの点滴
  • 週に何回もの通院と注射

 

これだけのストレスをもう何カ月もシャムにゃんに強いているのに😿、それでもけなげに全てを受け入れて我慢してくれてるシャムにゃんに、私はこれ以上のストレスは与えたくありませんでした。

ましてや鼻からチューブを入れて、エリザベスカラーなんて、シャムにゃんは21年間一度もされたことのないことです。

とてつもないストレスを与えることはわかり切っていました。

でもやるなら早くしないと手遅れになる・・・。

私は「ちょっと考えます。」と言って病院を後にしました。

そして、CTの結果が出た24日に再度その選択を迫られることになりました。

 

鼻カテーテルを入れるのか、入れずに死を待つのか

もう口からは食べ物が摂れないシャムにゃんは、生きるためには「鼻カテーテル」で栄養を流す以外はない。更にこれだと薬をすりつぶして一緒に与えることもできると説明されました。

しかしながら、CTの結果で「腫瘍」かもしれないものが喉の上あたりにあって、食道と気道を狭くしているので、カテーテルを入れる際にうまく入らない可能性もあるということでした。

下手するとその腫瘍?に刺さって出血する可能性、また、それを避けるために逆に気道に入ってしまうリスクも少なからずあるということ。

更に、シャムにゃんにとっては非常にイヤなことをされるので、その処置の間に暴れて、すでに弱っているシャムにゃんがショック死してしまうこともないとは言えない・・・ということでした。

でも、それをやらないということは、このまま飲まず食わずで死を待つということにほかなりません。

 

私にとっては究極の選択でした。

 

簡単に言えば「生か死か」ということです。

でもその生の可能性も未知数であり、それには苦痛が伴うということがわかっていましたし、それ以前に即、死の可能性もあるという究極の選択・・・。

でももしうまくいけば、元々少し前まで食欲も体力もあったシャムにゃん🐈が、しっかり栄養を摂れて身体に回復の力が戻れば、持ち直す可能性もあるかもしれない。

そうしたらまた元気になるかもしれない・・・。

グルグルと頭の中で色々な可能性が駆け巡りました。

長い間、質問しまくった挙句に迷いまくり、次の患者さんもいる先生を待たせた後、結局私は決断することができませんでした。

もう私の頭の中のどこかでは、急激に弱っていくシャムにゃんを見ていて、彼の寿命が尽きようとしているのがわかっていたんだと思います。

私は「とりあえずやめます・・。」というのが精一杯でした。

これ以上、シャムにゃんを苦しめたくない・・・。

それだけでした。

 

そして、翌日の今日25日にシャムにゃんは息を引き取りました。

直接の死因は、のど奥上部の「何か」が食道と気道を狭窄したことによる呼吸困難。それによる窒息だと思います。最後は痰や唾液が詰まってどんどん呼吸ができなくなっていきました。

でも、おそらく脳腫瘍の影響が急激に大きくなったことが原因だと私は思います。

本当にあっという間に運動能力も失っていきましたから。ほんの3日の間に。

 

心の中で、様々なタラレバはあります。

ありますが、結局どちらかを選ばなければならない以上、どちらを選択しても後悔はなくならない、それが人生を生きるということだと思います。

正解はないんです。未来を見ることができない以上・・・。

 

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シャムにゃんは永遠✨

最後の時まで、一緒にいてあげられたのは良かったと思っています。

自己満足かもしれないけど、いままで飼ったどの猫も一人では逝かせなかったし、一人で逝って欲しくなかった。

昨日はほとんど一睡もせずにシャムにゃんの隣で付き添ってました。

最後は5歳の時からシャムにゃんと一緒にいて、一緒に育ち、今26歳になった娘も一緒に看取ることができました。

 

悲しくて悲しくて、胸が張り裂けそうで、辛くて仕方がないけど・・・

 

シャムにゃん、あっぱれです!✨

 

21歳には全く見えない、若々しく可愛く凛々しいまま、大往生でした!👏

 

21年間、うちの家族を支えてくれてありがとう。

いつも一緒にいてくれてありがとう。

悲しい時や辛い時に慰めてくれてありがとう。

うちの子になってくれてありがとう。

生まれてきてくれてありがとう💕。

 

今はきっと大好き💗だった黒トラ君のおなかに顔をうずめて、いっぱい毛づくろいされて、幸せな気持ちでグルグルしてるに違いないよね。

 

お疲れさまでした。

またあっちで会おうね。

夢に3匹一緒にでてきてね。

たまには遊びに来てくれてもいいんだよ。

待ってるからね。

 

Yuri(@yuri_lovesiames )でした。

コメント

  1. まり子 より:

    yuri-sanのシャムにゃんちゃんへの思いは
    このブログからも心に響きます

    何時も私はyuri-sanのTwitterやブログで楽しませて頂いいるのに
    今、 何もyuri-sanさんへの言葉が見つからない自分の無能、無力
    本当に情けなく思ってます。
    シャムにゃんちゃんは
    yuri-sanの家族で幸せだったから
    天国でも絶対に
    幸せ一杯で先の猫ちゃんたちと
    過ごしていますよ (-_-)合掌

    • yuri より:

      まり子さん、いつも温かいコメントをくださることに感謝してます。全く情けなくなんかないですよ。ありがとうございます。

      今はまだ、家の中のどこにもシャムにゃんがいないという事実と向きあえずに泣いてばかりですが、ブログやTwitterを通じて沢山の優しい人たちと出会い、吐き出した気持ちを共有してもらえただけでも幸せなことだと思っています。シャムにゃんを思い出に変えるにはまだまだ時間が必要ですが、ゆっくり進んでいきたいです。

  2. あじゃこ より:

    私の母も9月に旅立ちました。癌が発見されましたが、末期であること、高齢であることを考え、医師も私達も本人も、手術・抗がん剤治療はせず、緩和ケア病棟(いわゆるホスピス)に入り、それほど苦しまずに逝けたと思います。
    それでも悔いは残りますので、yuriさんのお気持ちは分かります。
    シャムにゃんは何度もTwitterなどで拝見していたので、他人様の猫のようには思えませんが、yuriさんが愛情深く看護しましたから、苦しまないで逝けたと思って下さい。
    ご冥福をお祈り致します

    • yuri より:

      あじゃこさん、お母様ですか。大変な思いをされたんですね。人間も動物も終末医療は難しい判断を迫られますよね。
      私はシャムにゃんと話せれば自分はどうしたいか聞けるのに、と思ってました。まだ頑張れるのかもう無理なのか、食べたいのか食べたくないのか、痛いのか痛くないのか・・・。

      まだまだ頭の中で色々な事がグルグルしたままです。
      せめてシャムにゃんが天国で幸せにしてると思わないと生きていけないです・・・。

  3. char より:

    シャムにゃんさん…旅立たれたのですね。よく頑張りましたね。近くにいるご家族にとっても 長くて短く、重い数日間だったと思います。お疲れ様でした。

    後悔やタラレバな思いが残らない別れなんてないと思います。私も同じような選択を迫られたことが2度ありますが、どちらも可能性のあることを全部お願いしてしまい、自然に逝かせてあげられませんでした。『見守るだけなんて怖くて出来ない自分』を優先してしまったんだと思います。苦痛を感じながらも私の選択に最後までついてきてくれた猫たちに感謝の気持ちしかありません。

    yuriさんは迷いつつも、良い選択をされたと思いますし、容態が悪くなってから 短い日数で旅立ったことは淋しいけれどまだ良かったかもしれないですね(すみません、こんな事申し上げて…)

    超・長生き猫さん特有の感じ、お写真からも伝わります。20年とか一緒に過ごしてくれる猫とまた出会えるでしょうか…出会いたいですね。
    どうかご自身のケアもなさってくださいね。これからも時々、かわいいシャムにゃんさんの写真やエピソードを待ってます。

    • yuri より:

      charさん、どんな選択をしても正解はわからないと思います。その時の自分の気持ちと判断しかないんですよね。
      私はおそらくシャムにゃんが最後の猫になると思います。これから先また20年以上重い責任をもってお世話する体力と気力は私にはもう残っていません。全部使い切りました。(それに私が先に死んじゃいそうですw)
      これからは今までの飼い猫の思い出に浸って過ごそうと思ってます。

      これからもたまに今までのこぼれ話をブログに書きますね。

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