こんにちは、Yuriです。
全仏オープンテニスが今度の日曜日から始まりますね。
っていうか、もう実は始まっているんです。
今現在、本選にぎりぎり入れなかった選手が、どうにか本選に出場しようと予選を戦っています。予選で3ラウンド勝ち抜くと、QF(クウォリファイアー)として、本選に出場できます。
日本の男子選手で今、予選に勝ち残っているのは、
ダニエル太郎 (24才 現在ランキング102位)
一人です。
現在、2ラウンドまで通過したので、あと一つ勝てば本選に入れます。
相手はロシアの若手、アンドレイ・ルブレフ!
太郎ちゃん、頑張れ~!!!
彼は、アメリカ生まれですが、若いころから(今でも若いけど)スペインのバレンシアのクラブ(フェレールと同じクラブ)で腕を磨いた、日本人(ハーフだけど)には珍しい、クレーコータータイプ(後ろに下がってカウンターで仕留めるスタイル)選手だと思います。
まだちょっと線が細い感じはありますが、長身だし、パワーもガッツも粘りもある選手なので、もう少し前に出て、自分から攻撃していくと、クレーでもハードでも結果が出やすいと思うので、もっと上に上がってくるんじゃないかなあと期待しています。
英語も日本語もスペイン語も(ロシア語も?)話せて、多彩な才能を持ってる太郎ちゃんですが、何とか、本選に入ってほしいですね。
そして、勝ちあがってほしいです。(でもドローで錦織の山には入りませんように)
*ところで、全仏はクレーコートなんですが、赤土のコートと呼ばれていますよね?
でも、実は土のコートではないんです。あれは赤いレンガを細かく砕いたものです。だから赤いんですね~。知ってました?
本選ストレートインは、錦織圭と杉田佑一
錦織圭は現在世界ランクNO.9なので、もちろん本選からスタートになります。
もう一人、杉田佑一(現在ランキング77位)も本選出場を果たしています。
2人とも頑張ってほしいです!
残念ながら、期待の若手だった西岡良仁(現在ランキング69位)は、前十字靭帯損傷で手術を受け、現在リハビリ中で出場できませんでした。
今年、ベルディヒ、ジャック・ソック、カルロビッチを破り、あのナダルとも良い試合をして、更にバブリンカにさえ、もう少しで勝ちそうな素晴らしい試合をし、破竹の勢いで50位近くまで駆け上がりましたが、試合中にひざを痛めてしまいました。とても残念です。
でもまだ彼は21才と若いですし、根っからのファイター(そう見える)だと思うので、きっとしっかり治してまた活躍してくれるに違いありません。来年にまた期待したいですね。
よっしー、待ってるよ~。
全仏では、錦織は第8シードです
今回はランキングNo.4のロジャー・フェデラーが欠場を表明していますから、
錦織選手は第8シードで本選を迎える予定です。
今更ですが、もうここ何年も同じ状況なんですが、いまだに日本人選手がグランドスラムで、一桁シードとか、なんだか夢のようです(夢じゃありません)。
この夢のような時間をできるだけ長く楽しみたいですし、錦織本人にも楽しんで、更にもう一つ上の結果を手にしてもらいたい、と願うばかりです。
錦織が全仏優勝したら・・・・失神するかも(笑)。
そのくらいものすごいことなんです。さらに、可能性は十分にあると思います。
で、当の錦織はというと、
なんと、今日も試合があります。(゚д゚)!
結局、ローマ大会の後、やはり
「試合数が少なく物足りない」、「試合勘をつけて自信をつけたい」
ということで、
急遽、スイスのジュネーブの大会に出場、第2シードで既に2回戦をカザフスタンのククシュキンを破って突破(1回戦はシードでBye)し、今日は3回戦が行われます。
残念ながら私は、映像で見ることがかないませんでしたが、状態は良いようですので、できれば優勝を期待したいです。順当に勝ち進むと、第1シードのバブリンカ(スイス)と決勝で当たる可能性があります。
今日の試合(3回戦)の相手は、ケビン・アンダーソン
今日の3回戦の相手は、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)の選手です。
過去の対戦成績は、錦織から見て3勝1敗で、勝ち越しています。
元々最高ランクがNO.10の選手なので、ポテンシャルは高いですが、去年怪我をしてまだ復帰途中な感じだと思います。錦織が負けた時の試合は、ケビンが得意なハードコートで、更に一番調子が良かった時だと思うので、今回クレーコートということもあり、錦織が本来の力を出せれば勝てると思います。
試合は、本日5/25(木)の日本時間22時ごろ?から始まると思われます。
映像はTennisTV(有料チャンネル)か、youtubeでもしかしたら見れるかも。
全仏直前にもかかわらず、試合勘と調整のために出場したのですから、
勝って、自信をつけて、全仏に乗り込んできてほしいですね。
Yuriでした。
5月26日(金)追記
錦織勝ちました!!
錦織 defeat ケビン・アンダーソン
2-6、6-4、7-6(6)
第一セットは錦織は動きも切れも悪く、いつものスロースタータ―ぶりを発揮、
それに加えて、ケビンの220km/h超!?のサーブがバシバシ決まり、あっという間にセットダウンしてしまいました。
おいおい、昨日の錦織はどこに?という、不安が少し胸をよぎりましたが、第2セットはようやく錦織が目を覚まし(?)、粘りも出てきて、要所要所でのバックのダウンザライン(BDTL)も決まりだし、1ブレイクアップでこのセットを取り返し、セットオールに!
このセットの後半のプレーはまさにTOPプレーヤーのテニスでした。
このレベルをキープできれば、全仏も間違いなく上まで行けるでしょ!と思わせる内容でした。久々に錦織の錦織らしい粘ってウィナーを取るテニスを見たな~と思いました。
ファイナルセットはどちらも一歩も引かない展開に!
ケビンがサーブを決めれば、錦織はすんごいリターンエースとか、すんごいパスをバンバン決める。見ていてわくわくが止まりませんでした。
4-5の錦織サービスのゲームでマッチポイントを3本握られる、絶体絶命のピンチを迎えましたが、それをスーパーショット(マッチポイント握られてるのにオンラインのショット打つし!!驚愕です)で何とかしのぎ切り、最後はタイブレークに突入!
最後の最後まで痺れる展開でしたが、6-6から8-6でタイブレを制し、
これぞTOP10プレイヤー、これぞ、錦織圭!
というプレーで強敵ケビンアンダーソンを退けました!
いや~良い試合だった。
今回の勝利は最近の中で一番良かったのではないかと思います。
力が拮抗している相手に、粘ってファイナルにもつれ込み、最後は自力で勝つ!
最近このファイナルに強い錦織がすっかり影を潜めていたので、これが見れたこと、勝ち切ったことが本当に良かったと思いますし、錦織にとっても、何か取り戻すきっかけになってくれたらいいなあと思います。
次の相手は
ミーシャ・ズベレフです。
そうです。先週20才でマスターズ初優勝を(錦織よりも先に!ちょっと恨み節w)成し遂げた
サーシャ・ズベレフのお兄さんです。
今年の全豪でマレーを破って大ニュースになった選手です。
弟とは全くタイプが違う一昔前のプレースタイルと言われる
サーブアンドボレープレーヤーですね。
錦織は以前、全仏とパリのマスターズ(たぶん)で、セルゲイ・スタコフスキー(以前ウィンブルドンでフェデラーに勝ったことがある選手)という同じサーブアンドボレーを主体とする選手に、いいように振り回されて負けた経験があります。その時点ではけっこう苦手な相手だったと思いますが、今回はどうなるでしょうか?
結果はどうあれ、経験として全仏の前に色々なタイプの選手と当たるのはいいことだと思います。
けっこう、楽しみです。
でも、できれば勝ち残って行って欲しいですね。
頑張れ~!
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