Yuriです。
ローマ大会3回戦 錦織VSコールシュライバーは、さすがに時間的にライブで見ることができませんでした。
朝起きてATPLIVEアプリを確認し、圧勝のスコアを見て安心して二度寝しました。(笑)
その後ゆっくり録画で観戦しました。
スコアは錦織から見て6-1,6-2。
完勝と言っていいと思います。
これで錦織はベスト8に残り、今日準々決勝を戦います。
相手はまた!ジョコビッチです。
錦織 VS コールシュライバー
結果を知った上で試合を見ましたので、冷静に観察しました。
今までの対戦は一度だけ、2016年の全豪オープンでしたがあの時もストレートで圧勝でした。
今回はコールシュライバーが一番得意と思われるクレーコートでの試合だったので、錦織も「長いラリーになるかも。」と言っていましたが、始まってみれば、ほとんどラリーにならずに約1時間で錦織が圧勝して試合が終わりました。
錦織が強かったです。
でも同時に、やっぱり相性ってあるのかな~?と思わされた試合でした。
全豪で戦った時の試合と似たような展開だったと思います。
コールシュライバーの時間を奪って左右に振ってウィナーを決める。
5セットマッチのハードコートであれだけ楽に退けた相手であれば、錦織にとっても得意なサーフェスでもあるクレーでは、更に楽に戦える可能性は高いです。(ナダルは除くw)
コールシュライバーは確かに強い選手の一人です。
でも、他の片手バックハンドのTOP10選手(フェデラー、バブリンカ)に比べると、素直に打ってくるタイプ(あまりいやらしいショットを繰り出してこないw)に見えます。
そのため、錦織が次のショットの予測を立てやすく、先に動いて構えて打つことができるので、ウィナーを取りやすいのではないかと思いました。
さらに前日に同じ片手バックハンドのディミトロフと戦っていたこともプラスになったと思います。コールシュライバーはディミトロフほど拾いまくりませんからね。
なので、この結果は私はあまり驚きませんでした。
錦織が錦織なら当然の結果とスコアかなと。
そのように言えるような状態に錦織が戻ってきたことが、とにかく嬉しいです。
本来の強さの錦織であれば、クレーでナダルやジョコビッチでさえも追い詰めることができる選手なので、そこに近づいてきていることが垣間見える試合でした。
ただし、相手が変われば状況は変わります。
錦織 VS ジョコビッチ戦 プレビュー
やってきました、今年2回目のジョコビッチ戦です。
1回目は言わずと知れた、直前の大会マドリードでの1回戦でした。
ここで勝たなきゃいつ勝つの!?まだ以前のような強さのジョコじゃないうちに叩いておかないと!!
と思っていましたが、
結果は・・・
あえなく敗退。ひさびさに超~悔しい敗退でした。
悔しかった理由は
勝てる可能性が十分あったにもかかわらず、自らのミスで相手にチャンスを与えてしまって負けてしまった
これに尽きます。
前回は特にジョコビッチがまだ決して本来の強さのジョコビッチではなかったこと、錦織はモンテカルロで決勝まで進み、調子は上り調子だった(と思われた)ことで、十分過ぎるほど錦織が勝てる可能性があると思われていたにもかかわらず、負けたからです。
本当にジョコビッチに苦手意識があり過ぎて、自分で自分の足を引っ張っているんじゃないかと思いました。
更にショックだったのは、錦織の試合に勝った次の試合でジョコビッチがあっさりカイル・エドマンドに負けたことです。
もちろん、その日その日でテニスの調子も違うでしょうし、相性もあると思いますが、以前のジョコビッチでは考えられないことなので、やはり錦織は以前ほど強くないジョコビッチに負けたと考えられると思います。
そんな悔しい敗戦からすぐ、リベンジするチャンスが巡ってきました。(とポジティブに考えることにしますw)
ジョコビッチ対策
何と言っても、少し前まで無双を誇ったジョコビッチです。
一時期はクレーキングのナダルまでもが、クレーでさえジョコビッチにはもう勝てないのか・・・と思わせたほどの選手です。
メチャクチャ強いんです!!本来は・・・。
でも、まだその頃のジョコビッチには戻っていません。
徐々に力とスキルは取り戻しつつあるのが見えていますが、それでもまだ以前ほどの体幹としなやかさを併せ持つ強さはないと思います。まだ少し細いです。
ということで、やっぱり倒すのは今!でしょう!!
インタビュー動画で錦織自身が「他の選手とは違う気持ちになる。」とか言ってましたが、やはり少なからず苦手意識があるようです。
そのインタビューの最後に「いつかは・・・」と言いかけたので、思わず「こら~!いつかじゃないでしょ!!」と突っ込みそうになりましたが、その後「できれば明日・・」と言ったので良しとします。
ここで試合をする前に弱気になってちゃ、勝てる物も勝てないです。
最初から勝つ気満々で、尚且つ冷静に戦わないといけないと思います。
焦りすぎず、守りすぎず、足をしっかり使って自分のテニスをやり切って欲しいです。
ジョコビッチの武器は全ての要素に穴がないこと、さらにそれを完璧にするための予測が凄いことだと思っています。
相手の動きを予測して、相手が打つ前に既に球が来る方向に動いていることが多いので、構えて好きなように打つことができ、相手の時間も奪えます。
まさに、昨日の錦織がコールシュライバー相手にやったようなテニスです。
錦織との対戦も、ストレートで圧倒されて負けた試合はほとんどそんな感じだったと思います。2016年のマイアミの決勝戦や同年のカナダの決勝戦、ファイナルズの試合など。
錦織が打つところに既に待ち構えていて、錦織を振り回して体勢を崩し、逆を突いてウィナーを取っていました。
錦織がするべきことは、
まず第一に、しなくていいミスを最小限にすること。
次に、ファーストサーブの確率をあげること。
更に、ジョコビッチの予測を外して、逆を突いてジョコビッチの体勢を崩すこと。
これに尽きると思います。
錦織が持っている武器は既に一級品です。
無理やりなことをするのではなく、自分ができることをしっかりやって、自分が時間をコントロールできるように自分が相手の予測をしっかりすることです。
もうあと2時間くらいで試合が始まります。
とにかく、悔いのない試合をして欲しいです。
そして、勝って準決勝に進んで欲しいです。
見守ります。
Yuriでした。
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