毎日記事更新なんて、いつ以来でしょうか？（笑）
それもこれも錦織が順調に勝ち上がっているからこそで、嬉しい悲鳴です。（超大変だけどｗ）
できる範囲で・・・と思ってはいても、こうも楽しみな試合が続くと書きたいことが一杯で止められません。倒れない程度に更新したいと思います。
同じ大会で記事数が増えてくると、同じアイキャッチ画像（記事の最初の写真やイラストのこと）が連続してしまうのがどうなんだろう？と思うんですが、このまま使うか2週目で変えるか考え中です。
さて、錦織はめでたく第1の関門だった曲者ペールをなんとかフルセットで退けて、3回戦に進みました。
2回戦、対ペール戦のレビューはこちらでどうぞ。
そして、ついに3回戦でジル・シモンと当たります。
錦織の3回戦の相手はジル・シモン
3回戦の相手は、待ちに待ったジル・シモン（フランス）です。
↑髭を生やしている時の風貌がX-メンの「ウルヴァリン」に似ているという人もいますが、私は髭のない顔の方がイケメン具合がよく見えて好きですｗ。
↓こんな感じ
では、なぜこの対戦を待ちに待ったかと言うと、錦織の10年のキャリアの中でいまだ当たったことがないTOP選手だからです。
若手の選手はまだ何人も当たっていない選手はいますが、シモンは今33才で現在のランキングは65位ですが、実は元ランキング6位✨の選手です。
また、私自身がシモンのテニスのファンなので、ずっと対戦を楽しみにしていました。今まで何回か対戦するチャンスはあったと思うのですが、実現していませんでした。
錦織がいまだに試合をしたことがない、ベテランのTOP選手ってほかにはもうあまり思いつきません。いたら誰か教えてください。
プレースタイルはカウンターパンチャー
シモンがTOP10にいたのは、ちょうど錦織がプロデビューしたころの2008年～2009年位ですが、その後も多少のアップダウンはありながらも、ほぼずっとTOP10～20の位置を2016年までキープしていた実力者です。
プレースタイルは典型的なカウンターパンチャーです。
守備力が異常に高く、ショットが本当に深くて、左右のどちらからもカウンターが飛んできます。特にバックハンドのダウンザラインが素晴らしいと思います。毎回惚れ惚れしちゃいますね（今回はしないようにしないと！ｗ）。
それに加えて、粘り強さが半端ないです。シモンの試合を見るたびにフルセットマッチを戦っている気がするほどです。（笑）
覚えていますか？
2016年の全豪オープンで、シモンはその当時無双を誇ったジョコビッチを相手に、フルセットまでもつれ込み、マッチポイントまで奪ったんです。最後は負けてしまいましたが、暑いメルボルンで4時間半にも及ぶ壮絶な試合でした。
その試合で疲れ切ったと言っていたジョコビッチは、次の準々決勝では何事もなかったかのように錦織を葬り去りました。涙
本当に激強でしたよね、ジョコビッチ・・・。
また2008年、TOP10にいた時にはフェデラーにも２度勝利しており、なんとマドリードで当時のNO.1のナダルにも勝っているんです！
それ、凄くないですか？
メチャ強いですよね？シモン。
その後もフェデラーとは何度もフルセットを戦っており（しかもGSの５セットで）、フェデラーキラーとか、フェデラーの天敵とか言われるほどでした。
そんなこと言われる選手はナダルとジョコビッチ以外はシモンしかいないのでは？
最近では背中の怪我？があってランキングを落としてますが、実は先週のリヨンの大会で決勝まで進み、ティームと優勝を争いました。
結果は準優勝でしたが、最初はリードしていてこのままティームに勝っちゃうのか？？と思うほど強かったです。
対戦が叶わなかった2012年のパリ大会
覚えているのは2012年のマスターズのパリ大会です。
その年は錦織が2008年以来のATPの二つ目のタイトルを楽天オープンで取った年でした。
その時点ですでに膝や足首に怪我を抱え、満身創痍だった錦織はその後の上海ではクエリーに2回戦で負けていました。その後、怪我の治療でしばらく試合に出ず、次に出たのがパリ大会でした。
実はその時の1回戦で戦った相手が、昨日全仏2回戦で戦ったブノア・ペールでした。その時は錦織がストレートで勝っています。そして、次の相手がジル・シモンでした。
なんて奇遇！今回と同じ組み合わせだったんですね。
ペールの後にシモン！
しかしながら、そのシモンとの対戦を前に錦織が怪我による棄権を発表。残念ながら幻の対戦となってしまいました。
あれから６年・・・長かった～。
錦織 VS シモン 試合の予想
ということで、やっとシモンと対戦が叶いそうです。それも全仏の３回戦という素晴らしい舞台で！（超アウェーだけどｗ）
どんな試合になるんでしょうね～。
最高のリターナー二人による試合になると思うので、錦織本人も言っていたように
「ラリーが長くなる。」
可能性は高いです。
ただ、シモンが守備的なカウンターパンチャーで、錦織は守備力も高い攻撃型であることを考えると、（ん？タイプが反対ってことかな？）長いラリーはシモンのカウンターのダウンザラインの餌食になる可能性が高いです。
そのため、錦織は早めに攻撃を仕掛けることが大事ではないかと思います。
また、シモンは後ろからの攻撃が得意なので、ボレーやドロップショットなどで前におびき出してポイントを決めるのは有効ではないかと思います。
試合が長引けば長引くほど、シモンの罠にはまっていきます。
間違ってもフルセット勝負にならないように、３－１くらいで勝って欲しいです。
1点だけポジティブな要因があるとすれば、先週から休みなく試合をし続けてるシモンは、既に相当疲れているはずだと思います。年齢的にもかなり身体に負担はかかってると思われるので、その点は有利かもしれませんね。
どちらにしても対戦が凄く楽しみです！
良い試合が見れますように！
Yuriでした。
追記：
LIVETENNISさんのプレビュー記事の一部を抜粋してご紹介します。
Simon is down at No. 65 in the rankings, majorly due to a disappointing 2017, but he is still a very capable player, and will certainly make Friday’s contest with Nishikori very competitive. And who is to say he cannot win?シモンは現在65位だが、それでも十分な実力者だ。必ず錦織とバトルを繰り広げるだろう。彼は勝てないなんて誰が言えるんだ？Nishikori, it is for me though. While Simon does come up with some superb stroke-making, he doesn’t quite have the skill set and firepower of Benoit Paire, who gave Nishikori so much problems in the previous round. Like Paire, the backhand remains the money shot, but Nishikori has got a backhand to counter, and a better forehand, and better movement. Nishikori is better in many aspects, plus, he has been in very good form on clay- expect him to return to the fourth round on Friday.それでも自分は錦織だと思う。シモンは素晴らしいストロークメイカーだが、錦織を2回戦で苦しめたペールのような激しいパワーはない。またペール同様、お金を払ってでも見るべき素晴らしいバックハンドをシモンも持っているが、錦織はそれをカウンターできるバックハンドを持ち、フォアハンドもあり、動きももっと良い。錦織の方が多くの点で優れており、更に彼はクレーコートで非常に良い調子を保っている。金曜日は錦織が4回戦に進むだろう。ーLive Tennis記事より抜粋
コメント
シモン選手、何気に不気味です。ペール選手とは違った意味で。
＞「長いラリーはシモンのカウンターのダウンザラインの餌食になる可能性が高い」とのこと、私もその点が気になります。錦織選手は長いラリーを好きかもしれないので・・。何人もの方が言っておられたように「シモン沼にハマる危険」を心配します。５セットマッチが故に危険だと思います。長引かせないように、
あまりラリーをし過ぎない様に、ミスをしないように、と思います。
コーチなしでツアーをまわるシモン選手の頑張りは
錦織選手と他の日本人選手やコーリィが相手じゃなければ絶対応援するんですが・・。
お返事が遅くなりましたm(__)m。
錦織が完璧なテニスで勝ちましたね！シモンとのラリーは本当に質が高くて素晴らしかった！
また楽天に来て欲しいですね～。彼のテニスは本当に見ていて気持ちが良いです。