全仏オープン2018 3回戦 錦織は完璧なテニスでシモンを撃破!4回戦はティームと!(追記あり)

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Yuriです。

全仏オープン3回戦、錦織は初対戦のジル・シモンをほぼ完璧なテニスで下し、4回戦に進みました。

スコアは6-3, 6-1, 6-3のストレート。

スコアからもわかるように完勝✨だと思います。

正確なストロークによる粘りと守備力、カウンターが持ち味のシモン相手に、まさかこんなスコアで勝つとは思ってはいませんでした。

プレビューでも書いたように、プレースタイルを考えると同じストローカーではあっても、錦織の方が攻撃型であることを考えれば、錦織の勝ちは容易に想像できましたが、ここまで点差が広がるとは思いませんでした。

シモンはやはりここまでのタフスケジュールと試合数(先週準優勝)のせいか多少疲れが見えましたが、それにも増して錦織の攻撃力が半端なかったです。

それにしても何と気持ちのいいラリーの応酬だったでしょうか。

フェデラーの試合でも気持ち良さを感じますが、フェデラーの場合はあくまでも人を超越したかのような彼自身のプレーの美しさと強さに感動します。

対して昨日の試合は二人の卓越したスキルによる質の高い長いラリーが作り出すテニスという競技の美しさを見せられた気がしました。

見ていて本当に気持ちが良かったです。

↓今日はこのフォアが凄かった。

テニスの試合を見ていて、気持ちが良いって思うのってあまりないと思うのでやっぱりちょっと特別な試合だった気がします。

錦織の圧勝だったので、振り返るにもあまり書くことがない・・・とは思いますが、一応振り返ります。ここ最近、twitterを使っての振り返りが自分の記憶を辿るのにとても便利なので、今回もそのパターンで。

錦織 VS シモン 試合の流れ

最初から最後まで潮目が変わることなく、錦織が完勝したのでセットごとには分けていませんので、ご了承ください。

第1セットの第1ゲームからシモンの深いショットに応えるように錦織も深いショットで返し、長いラリーが始まります。レベルの高いラリーの応酬に、見ているだけで楽しくなりました。

長いラリーも多いですが、錦織がそれに付き合い過ぎずにどんどんダウンザラインやアングルショットで先にシモンを振っていきます。その錦織のショットのスピードに守備に定評があるシモンですらついて行けず、錦織がウィナーを量産していきます。

スローモーションで流れた錦織のバックハンドの振り抜きの瞬間が、全くスローじゃないことに驚愕!

錦織のライジング気味に返ってくるショットのスピードとそのコース、正確さにシモンが追い付けない場面が多々ありました。初めての対戦で知る錦織の凄さをシモンは体験中?

途中でちょっと錦織が攻撃を休んでしまい、ラリーに付き合い過ぎた途端、シモンが反撃。やはり気を緩めたらやられる。

ただただ見ていて楽しい、気持ち良いテニスとはこういうことか、と。ワクワクドキドキではないけど、二人のショットの質の高さを堪能できるラリーが楽しい!

更に錦織が終始リードしてるし。

錦織もラリーを楽しんでいるかのようにも見えました。

第2セットも錦織がブレイクでスタート。この辺から既に錦織が何か大きくやらかさなければ勝つだろうというのが見えてました。

いつもツイートしているこの方も、今日の錦織のダウンザラインの素晴らしさに目をみはる。

錦織のショットがあまりにライン上に落ちるせいか、線審はミスジャッジを連発。それを全て主審が確認して覆していきます。今日の主審は安心して任せられます。w

とにかく錦織の攻撃力が物凄い!バックハンドの安定ぶりはわかりますが、フォアが凄い!この試合の錦織のフォアは、2008年の全米でフェレールを破った時のような、スピンもフラットも混ぜながら、威力もコースも素晴らしいフォアだった気がします。

この炸裂する錦織のフォアを見るのは久しぶり!

ベースラインから下がらずストロークの中でどんどんコースや球種を変えて、相手を振り回す錦織がに見えました(笑)。これは相手からしたらやってられない。

シモンの良さを錦織のスピードと攻撃力で完全に消しちゃってます。

あっという間の3セット。錦織がストレートで完勝しました。

負けたとはいえ、シモンのテニスは美しかったし、二人のラリーは美しかった。

↓シモンの地元での人気が良くわかるシーンでしたが、周りはドン引きでしたね。w

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まとめ

ようやく実現したシモンとの初対戦は、想像していた通り、素晴らしいラリー戦が見れました。錦織が凄すぎて、あっという間に終わってしまいましたが、もっと見たいと思わせてくれる質の高い試合だったと思います。

シモンはよく楽天オープンにも来てくれますので(有明の広場ですれ違ったことあります)、まだまだ現役を続けて日本にまた来て欲しいですね。

錦織は次の4回戦はティームと対戦します。

クレーで強い選手ですが、錦織もクレーでめちゃ強いですよね!

私は色々な観点から考えても錦織が優位だと思っています。

詳しくはプレビュー記事に書こうと思います。

まだ3回戦の他の試合が終わっていませんが、ディミトロフがベルダスコにストレートで破れ、サーシャはまたもやフルセットでジュムフールに勝ちました。

サーシャの体力はどこまで持つのか?

ジョコビッチもイライラでラケットを破壊しながらもアグートに勝ちましたね。

色々興味深いです。

Yuriでした。

追記:

WOWOWさんのツイートの中で紹介されてた記事の中で、シモンが試合後に錦織について話しているところがあったので、フランス語→英語に翻訳してから日本語訳にしてみました。

シモンの口から錦織の凄さが語られています。(翻訳の翻訳なので、あやしいところは多少端折って意訳しています。)

シモン談(元記事はフランス語)

”大変な試合だった。錦織は試合を簡単なものにした。2時間コートには立っていたけれど、全ての大事なポイントで必要な時に必ず彼は良いショットを打ち、良いファーストサーブを打ち、いつでも良いバックハンドを打ち、良いフォアハンドを打ち、・・・自分はそれができなかった。

戦略を変えるべきだった?言うのは簡単だ。攻撃するべきだった?もちろん理論上はね。でも彼はどちらのサイドにもハードヒットしてきた。リスクを取ってオンラインに打ち込んできた。彼を動かそうとすると、更にリスクを取ってきた。あのレベルでそんなことができるなんて・・・どうやったらできるのか僕にはわからない。アタックすることが必要だったとは思うけど、彼の前では不可能だった。”

ー Europe1 sportsより

錦織のレベルの高さを感じられるコメントでした。

嬉しいですね~。

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コメント

  1. aoiです より:

    シモン選手のコメント、ありがとうございます!錦織選手の強さを見せつけてくれていますねー。

    シモン戦、私も衝撃的でした。
    何か、強くなってませんか?
    身体は、確かに適度な?早期敗退が入ってるから負担がかかってないかもしれないけど、去年のブリスベンでは年初なのにMTO取ってたし、GSでここまでMTO無しに勝ち上がって来てるのはすごくないですか。
    手首を振る仕草も最近見てないし。
    ベルギーで身体について色々見直したことや集中してトレーニングが取れていることも功を奏してそうですね。あと、フォーム改善なども。
    それから、試合中ラケットの張替えもほぼないですよね。あるもので十分対応出来てるみたいだし。

    何か、以前のピンと張りつめたものより、復帰後は少し余裕を感じます。本当にテニスを楽しんでいるんだなぁって。
    身体が万全なら思いきってラケットも振り抜けるし、本人の好きなゲームのように、一つ一つアイテムを整えていって、戦略を練りながら強い敵を攻略していく過程が楽しいんだろうなって。

    それに、勢いのある若者のチャレンジャー精神ではなくて、様々な装備を新たに携えて再び高みを目指して挑む冒険家のようなチャレンジャー精神といいますか。。。
    一段階上がっていますよね。

    最初の山場のティーム戦、あの重いグリグリボールは、確かに普通では厳しい戦いが予想されるんですけど、あまり負ける気がしないんですよね。
    錦織選手の感覚が良ければ、更に錦織選手の強さを世界に知らしめることになるんじゃないかと。。。
    唯一心配な天気も今日は大丈夫そうですし。
    ティーム戦後、シモン戦の時のような錦織選手の強さが際立つ記事が出ることを密かに期待しています。
    その時は、大変ですけど、翻訳お願いしまーす!

    • yuri より:

      生き生きと楽しそうにしながらメチャ強い錦織にワクワクしました。
      手首を気にしてない感じなのが嬉しいですね~。
      そうなんです。あれだけ神経質にしていたガットのテンションの張替えを最近見ていないんですよね。良い意味でリラックスして試合に入ってるんじゃないでしょうか?そうだと良いです。

      ティーム戦楽しみです。クレーでナダルとジョコビッチの次に強いのはどっちだ?対戦だと思っているので(サーシャにはティームは負けてるけど錦織は勝ってる)、何としても錦織に「俺の方が上だ!」宣言をしてもらいたいですね。

      錦織を称える海外記事は見逃せませんよね!

  2. より:

    本当にめっちゃ強かったですね。
    「こんなに強かったっけ?」って思いました。ローマのコーリィ戦でもコーリィが気の毒になるくらい強くて圧倒していましたが、昨夜はそれ以上のレベルを感じました。ストローク戦でかなり長く打ち合いが続きながら、じりじりとショットの威力とキレを増していく錦織選手の技術があまりにも見事だったので・・。
    「そんなにストローク合戦を続けると、相手はミスしないから・・。自分がミスする羽目になりかねないよー。」とTVに向かって言ってましたが、ストロークの精度が次第に上がっていき、シモン選手が追い詰められるていくのを見て
    心が震えました。
    テニスの醍醐味みたいなものを見せてくれましたね。
    ふたりとも素晴らしい打ち合いでした。
    この調子だとティーム選手にもきっと勝てる、という予感でわくわくします。

    • yuri より:

      本当の意味で強い錦織を久しぶりに見た気がします。
      手首は本当に大丈夫なんだな~と嬉しくなりました。
      ラリーの楽しそうだったこと!
      このまま楽しみながら、ティームを撃破して欲しいですね。

  3. ゆうた より:

    yuriさま
    記事立てありがとうございます。
    正直この勝ち方は衝撃的でした。

    個人的にクレー時期のMAXだと思っている16年マドリード&ローマMSの時でもストロークの威力は今ほどはあったかな?って思う位です。

    あとはペール&シモン戦で気になったのは、前者が第4セット以降そして後者は第2セット以降に相手がネット系のUEが増えた印象を受けました。ペール戦後のインタビューで第4セットの修正点として「ボールの伸び」を挙げていましたがその点も関係しているのかなぁって、ど素人ながら考えてしまいます。

    某鼻血ブログでも書きましたが、昨日の試合って14年全米のL・メイヤー戦とリンクします。あの時も次元の違いを見せつけてかなりの衝撃をおぼえた印象が有りましたから。昨日の試合の調子が明日以降もベースになる様であれば・・・面白いかもしれませんね。

    • yuri より:

      衝撃でしたね。
      追記したシモンの言葉からもその衝撃ぐらいがわかりますよね。
      最近の錦織(怪我前も含む)とは比べ物にならないほどのショットの威力だったと思います。これが本来の姿なんだと思います。
      思えば2015年のファイナルズあたりからずっと手首の不安を抱えたまま試合をしてたと思うので、ようやく本当に治ったんだなと思いました(そうであって欲しい)。

      >昨日の試合って14年全米のL・メイヤー戦とリンクします

      これ、私も一瞬そう思いました!あの時の覚醒した錦織と被るな・・・と。この調子を保ったまま、頂点目指して走り抜けて欲しいと心から思います。