ついに、錦織がウィンブルドンで壁を破りました!!
ウィンブルドン2018大会の2周目、4回戦。
相手は同年代の元TOP10、アーネスト・グルビス。
錦織から見て4-6,7-6,7-6,6-1のセットカウント3-1で、準々決勝に進みました!
アップダウンあり、双方にメディカルタイムアウトありで、試合時間は3時間半。大変な試合になりましたが、最後は錦織が勝負強さを見せてグルビスを振り切りました。
これで、錦織は4大大会全てでベスト8以上を達成したことになり、めでたくウィンブルドンのラスト8クラブに入れました。
これだけでも素晴らしい偉業だと思います。おめでとう~!
↑ホッとしたような表情が印象的でした。
本当に勝って良かった!!
試合の流れ
キリオス戦の出来があまりに良かったので、同じようにはいかないだろうなあと思って見始めました。
キリオス戦についてはこちら。
第1セット
ナイスサーブ!でナイスキープ!
グルビス滑ったけど大丈夫かな?— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
よくよく見ると、錦織が右肘にから上腕にかけてテーピングをしていました。
やっぱりキリオスのサーブでラケット弾かれた時に、肘痛そうだったもんね。テーピングしてるけど、大丈夫だろうか・・・😥。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
最初から錦織は自分のサービスゲームのキープに苦労する展開で、肘の状態と合わせて心配な立ち上がりでした。DFあり、攻めもちょっと中途半端でグルビスを振るところまで行きません。
ふう。良かった。ナイスキープ。
サービスゲームはサーブポイントであっさり取って、リターンゲームは粘ってストローク勝負に出来れば一番効率が良いと思うんだけど、言うは易し行うは難し・・・かな。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
う~んブレイクされた。
まあ、この展開ではしょうがないかな~。
サービスが不安定なのが・・・。— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
グルビスは蓄積疲労が相当あるはずだから、できるだけ走らせて疲れを表に出させたい。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
錦織はまだ感覚が悪そう・・・。
早めに修正していきたい。バックは相変わらずよさげなので、OK
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
グルビスって言うと全仏でフェデラーを破ったことを思い出す☹️。
ポテンシャル高さはわかってるので、とにかく疲れさせたい!!
それにしてもグルビスのフォアのフォームがだいぶ変わったね。— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
先に左右に振り回さないと!自分が振り回されてどーする!
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
1ブレイクのまま、第1セットはグルビスに取られました。
グルビスが良かったですね~。サーブもストロークも安定してて強い!錦織も何とか返してますが全く崩れないし左右に振ってくるし、ドロップはしてくるし、錦織がやりたいプレーを全部やられてた感じでした。
そうこうしているうちに、セット間で錦織がトレーナーを呼びました。涙
トレーナーが。
まさかキリオスのサーブでやられたなんて思いたくない😭。
何とか、怪我?がたいしたことがなくて勝てますように・・・🙏🙏🙏— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
第2セット
錦織は肘の不安を抱えたまま第2セットが始まりますが、やはり肘が気になるのか、痛みがあるのか、プレーが安定しません。
更には、グルビスのショットがかなり深くて強いので、錦織は何とか防戦しながらついて行くので精一杯な展開に。
せっかくエース取ったのにDF・・・。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
はああああ良かったキープ。
しっかし大変。グルビスのショットが深い深い。肘は心配・・・😥
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
う~ん。肘の痛みで集中欠いてるよね。
大丈夫なら、勝つために何か状況を変えたい。
ダメなら無理はして欲しくない。— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
痛み止め飲んだ😢
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
やはり痛みがひどいのか、痛み止めを飲んだようでした。
すると、徐々に薬が効いてきたのか錦織の動きが次第に良くなっていきます。肘を気にする様子も第2セットの後半から見られなくなります。
そして双方キープのまま、タイブレークに入ると錦織にセットポイントが!
せっぽ🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
セット取れた😭😭😭
セットオール!💪🔥
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
錦織が第2セットを取ってセットオールに!!
第3セット
第3セットに入ると、少しずつ風向きが変わってきました。
それまで隙が全く無かったグルビスのサービスゲームでしたが、ミスが出始めて錦織がポイントを取れるようになっていきました。
錦織のプレーが上がってきて、グルビスの精度が少し落ちてきた。
チャンス!!— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
それにしてもグルビスの体力が信じられん(笑)。
そろそろグルビス疲れてきても良さそうなものだが。
これ、7試合目だよ?
本戦入って全部フルセットだよ?
体力おかしくない?😥— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
ラオニッチ勝利!
錦織も続いてくれ~!!!🙏🙏🙏— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
このセットも結局タイブレークに!
錦織がギアをあげて5-2とリードしたところで、グルビスに悲劇が!
うわ!錦織が逆ついたら、グルビスが滑った!大丈夫か😥
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
トレーナー来た。グルビスが医務室行っちゃった😥。
錦織は自分のことだけ考えて。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
タイブレークの途中で、グルビスがメディカルタイムアウトを取り、10分近くの中断の後に試合再開。こういう時ってリードしてる錦織の方が流れを逃しそうで嫌なんですよね。錦織も身体を動かしながら待っていましたが・・・。
うわあ、ここでDF!
これが怖いんだよ~。— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
グルビスは明らかに動きが悪いですがあきらめるそぶりは全くなく、逆に錦織はやりにくさを感じたかポイントを落としてしまい、錦織のリードがなくなります。
お互いにミニブレークを取り合う形で、双方にセットポイントが来る展開に心臓がバクバク。このセットを取った方が明らかに勝利に近づく大事なセット。
頑張れ~!!!🙏🙏🙏
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
取ったあああああああ!!!!!!!!!!🔥🔥🔥🔥🔥
2セットアップ~!!!💪💪💪— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
最後までどっちに転ぶかわからないような、ギリギリの攻防を制したのは錦織でした!!!
これで2セットアップ!
あと1セット取れば錦織にとって、初のウィンブルドンベスト8です!
第4セット
第4セットに入ると、自分の怪我の状態も気になったのか、グルビスのプレーレベルが落ちていきました。怪我を抱えたままあと2セット取らなければいけない、というのはさすがに難しかったんだと思います。
対する錦織は逆に2セットアップしたことで気持ちに余裕がでて、少しリラックスしたのかショットの威力、精度が増していきました。
凄いフォア出た!😳
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
錦織のフォアが威力を増してる気がする。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
グルビスのDFで錦織が2ブレイク!
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
そしてついに・・・
マッチポイント🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
勝った・・・・・・😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
ベスト8おめでとう!!!!!!!!
ラスト8クラブ入りもおめでとう~!!!!!!!!怪我からここまで来るなんて、マジで泣く!😭
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2018年7月9日
錦織勝ちました~!!!
ついに、ウィンブルドンでベスト8に入りました!!
念願の松岡修造のウィンブルドンの記録に並び、ラスト8クラブ入りを決めました!
さらにこれで全てのグランドスラムでベスト8以上に進出したことになり、これは凄い記録だと思います。本当に嬉しいです。
BBCでも。
Kei Nishikori is in the last eight.
A tough end to the match for an injured Ernests Gulbis, but the Latvian goes down fighting.
Live👉https://t.co/VvFAhbtf35 #bbctennis #wimbledon pic.twitter.com/fw1pPegANt
— BBC Tennis (@bbctennis) 2018年7月9日
ATPではこんな感じで紹介。
Manic Monday was 🔥
Which was your favourite moment of the day?
✅ Rafa ends #Wimbledon QF drought
✅ Nishikori becomes 1⃣st 🇯🇵 man to reach QF at every major
✅ Federer extends SW19 sets-won streak to 32
✅ Isner advances to 1⃣st Grand Slam QF since 2⃣0⃣1⃣1⃣ #USOpen pic.twitter.com/k341MkZWr0— ATP World Tour (@ATPWorldTour) 2018年7月9日
グルビスはどうやら膝の内側の靭帯を痛めた様子でしたが(本人談)、それでも最後までできることは精いっぱいやって、あきらめず頑張っていたのは素晴らしかったです。
グルビスは以前「練習嫌いの天才」と言われていたこともありましたが、怪我をして戻ってきて、結婚もして、フォアのフォームも大きく変えて(全く以前のフォームと変わっていてびっくり)かなりモチベーションが上がってきているのかな?と感じました。
怪我が大したことがないと良いですね。
その他の結果
トップハーフからは
- フェデラー
- アンダーソン
- ラオニッチ
- イズナー
が残りました。
ボトムハーフからは
- ジョコビッチ
- 錦織
- ナダル
- デルポトロとシモンの勝者
となり、デルポとシモンはサスペンデッドになり、今日に持ち越しです。今のところセットカウント2-1でデルポトロがリードしていますが、相手はあのシモンなので、最後までわかりませんね。
錦織の次の相手は、やっぱりジョコビッチです。
大事なところでいつも立ちはだかる、元王者。
今はお互いに怪我からの復帰途中ですが、なんとか錦織は勝機を見つけてもらいたいです。
確かにジョコビッチは別格なんですが、どうも苦手意識が作用しているようにも見えなくはないです。
以前のように、ラッシュし過ぎてミスを重ねるようなことがないよう、これまでの試合での反省点をしっかり修正して臨んで欲しいです。
厳しい相手ですし、肘の状態も気になりますが、頑張って勝って欲しい!!
Yuriでした。
追記:
錦織のインタビュー内容をざっくり
NHKブースで
大変な試合でした。出だしが良くなかったのに加えて、1,2セットでグルビスのサービスゲームでチャンスがほぼなかったので、2セット目は自分のサーブに集中。タイブレを取れたことで自信がついて少し良くなった。
肘は試合前からちょっと違和感があったサーブの時に痛みがあってあまり良くなかったけど、徐々に痛みがなくなってちゃんとプレーができるようになった。
タイブレ5-2は辛かった。正直ここで止めるのかと思ったけど、5-5になっても落ち着いて冷静になることが大事だと思ったので1ポイントずつやりました。
芝での戦いで結果が出てなかったのでベスト8を達成できたことは刺激と自信になる。
松岡修造さんと並んでという事は自分で意識はありましたか?との問いに
「いや、それは全くなかったですw」「自分はそこまで芝は好きではないので、今でも。」
オフの時は「家でゆっくりして映画も5本くらい見た。ゲームはスプラトゥーンばっかりやってる。」
次の相手はジョコとハチャノフどっちがいい?
「どっちも嫌だけど、あえて次やるならジョコの方がチャレンジになるので・・・。」
WOWOWブースで
途中までどうやろうかと悩みながらやっていたのできつかった。
肘は途中まで痛くて振り抜けなかった。2セット目のタイブレからやっとリターンを変えて、タイブレだからこそ攻めに行けてそこから少し変わった。
グルビスのサーブは読みにくかったし、速かったしセカンドも速かったし・・・少し中に入ってタイミングを合わせていったらそれが入り始めていけるなと思い始めた。
第3セットのタイブレ5-2のところは辛かった。
落ち着くことだけを考えてプレーした。
ジョコビッチもハチャノフもどっちともやりたくないww。
芝は好きになりたいけど、まだ好きではない。あと2,3回勝ったら好きになるかも。
(って、2,3回勝ったら優勝するしw)
こんな内容でした。
大体同じような内容でしたね。
コメント
素晴らしい試合でした。タイブレーク痺れましたね。
錦織選手のメンタルの強さを改めて示してくれました。
グルビス選手も足を痛めた後も心折れず、
最後まで諦めずにファイトする姿に感動しました。
怪我の瞬間、「ああやっぱり芝って怖い!」と思わず口をついて出ました。
大事に至らないことを祈ります。
錦織選手の方は試合前から腕(肘?)を痛めていて、(キリオス戦でしょうか?)試合後、試合前から痛かったこと、サーブやショット影響があった(思い切り打てなかった)ということも話してましたね。
結局痛み止めを飲んだみたいですが、お医者さんが何度も大丈夫かどうか確認してたように見えました。(あくまでも私にはそんな感じに見えたというだけですが・・。)
それにしてもまったく「いつも大事なところで立ちはだかるジョコビッチ選手」ですね。
今回は腕を痛めてることもあるので、無理してほしくないです。
凄くチャンスの様な気もするのですが、もう怪我は絶対避けてほしい。
でも錦織選手の判断、決定を支持したいと思っています。
勝てて本当によかった!
本当に勝てて良かった。そして唯一達成できていなかった修造さんに並ぶウィンブルドンベスト8を達成できたこと、とても嬉しいです。
次は「いつもの」ジョコビッチw。もう神様が「早くこの壁を乗り越えなさいよ!」と言っているかのようです。乗り越えてもらいましょう!今大会の錦織は全仏やハレの時と少し違うような気がしています(と期待してるw)。ルーティーンを変えたり、「冷静に」と何度も言っていたりして、もしかしてメンタルマネージメントに真剣に取り組み始めたとか?だったらすごく嬉しいし、本当に期待できるかも。
焦る気持ちをコントロールして冷静に戦えば、ジョコに勝てるチャンスは絶対にある!と思っています。
勝って欲しい!!
連日の記事立て、ありがとうございます。
とうとうベスト8の壁を破りましたね!
キリオス戦、グルビス戦と、違った意味で度肝を抜かされました。
復帰して、更に強くなって帰ってきた。
凄い選手ですよ、錦織圭という人は。
今年のウインブルドンの芝は硬め、ハレは逆に柔らかめだったとのこと。
ウインブルドンの芝の方が錦織選手には合ってそう。
身体も強くなって、右肘と右手首さえ大丈夫なら(ここ大事)、更にサービスゲームを安定させたら、ジョコビッチ選手にも新たな芝の戦いということで、気持ちをリセットさせてイケるんじゃないか、一つジョコビッチ選手のリズムを狂わせたらジョコビッチ選手も慌てるんじゃないか、なんて思ってしまいます。
ジョコビッチ選手に芝で勝ったら、苦手意識も二つ一気に解消する!
今後を左右するような大きな宝物をゲットするチャンス!!
この戦いだけは、決勝戦くらいの気持ちでどうにかして勝ってほしい!と切に願います。
但し。。。右腕の限界を超えることだけはしないでほしい。
考えたくないけど、どうしてもやむを得ない時には、勇気ある撤退も視野に入れておいてほしい。
ご本人はワクワクしてると思う。
ジョコビッチ戦でゾーンに入る錦織選手を見てみたい。
覚醒した新錦織圭で、世界をあっと言わせて欲しい。
思いきり暴れられる身体で臨めますように、ひたすら祈ります。
初のウィンブルドンベスト8!本当に嬉しいですよね。
でも本人は更に上を見ているようで頼もしいです。心配な部分は多々ありますが、こちらはもう応援するだけです。
ジョコビッチは大きな壁ですが、倒せない相手では決してないはず。実は錦織次第なのではないかと思っています。今までの対ジョコ戦は、なぜか冷静さを途中で失って自滅するパターンが良く見られましたが、今回4回戦の後のインタビューで「冷静に」「落ち着いて」というのが鍵だと自分で言っていたので、それに期待したいです。
いつでも錦織は自分のプレーをしさえすれば、誰にでも勝てる選手だと思っています。
>覚醒した新錦織圭で、世界をあっと言わせて欲しい。
思いきり暴れられる身体で臨めますように、ひたすら祈ります。
同じ気持ちです。
私も錦織選手の言葉の端々に「落ち着くことを考えて」とか「冷静に」とかいう言葉が目立つなぁと思っていました。
ルーティーンの変更やサーブ選択、ガッツポーズ等もそうですが、どこかの記者さんのツイッター?に「チャンコーチが芝から少しアプローチの仕方を変えると言ったのはこのことだったのか?」みたいなことが書いてあったように記憶してるんですけど、もしかして全仏のティーム戦の後、皆さんが仰っていたメンタルマネージメントを以前よりもっと積極的に取り入れ試してるのかなってふっと思いました。
ジョコビッチ戦は何となく、初めての芝ですし、フレッシュな気持ちでプレッシャーなく戦えるのではないかと。
それに、右腕を除けば、今年は本当に体が強い、体幹ぶれずに一番良い状態をキープできているので、一つジョコビッチ選手を慌てさせることが出来れば、もしかして圧勝劇もありうるんじゃないか、と妄想してしまいます。
もちろんジョコビッチ選手もコーチが戻って来てから強さを取り戻してきているので厳しいのは承知なんですが、錦織選手にセンターコートの芝が合ってれば、本当にゾーンKeiが見られるような、そんな予感がするんです。
キリオス戦での圧勝、グルビス戦での苦しい試合を経てきたからこそ、今回は絶対に勝つ!!!
敢えて言霊として宣言しますっっO(≧∇≦)O