こんにちは、Yuriです。
前回のEnglish Tipsは、Not yetとNot reallyでした。
今回は、とにかく超便利な a lot と a lot of の使い方を紹介しようと思います。
超便利な a lot と a lot of
a lot と a lot of は、おそらく皆さん知っている言葉だと思います。
中学校の英語で習ってますよね?
意味は、many や much と同じように「沢山」とか「いっぱい」という意味です。
じゃあなぜこのa lot と a lot ofが便利なのかというと、
可算名詞でも不可算名詞でも使えるからです。
どういうことかというと、
数えられる名詞を修飾する場合はmany
数えられない名詞を修飾するにはmuch
と習ったと思いますが、
このa lot や a lot of は両方に使えるんです。
例えば、
many apples → a lot of apples
many things → a lot of things
much water → a lot of water
much money → a lot of money
のように、後に続く名詞が何であれ、使えるのが a lot of です。
すごく便利だと思いませんか?
日本人が普段意識しない、名詞が数えられるかどうか?ということを考えずに使うことができるんです。
私はこれを中学生の時に習ってから、受験やテストの時には迷ったら全部 a lot of を使ってました(笑)。
特に英語で会話している最中に、その名詞が数えられるかどうかとか考えながら単語を選ばないといけないのは面倒くさいですよね?
慣れればスッと出てくるんですが、話し始めの時は瞬間で考えられないので、話そうとした瞬間に頭で考えて止まる、ということがよくあるのではないかと思います。
間違えたらやだな~と思ってしまったりして言葉が出てこなくなるくらいなら、こういう便利な言葉を使っちゃうのが一番です。
以前はカジュアルな場面でしか使わないと言われていたようですが、最近はどちらかというとナチュラルな表現として普通に使われていると思います。
ということで、それぞれの使い方を説明します。
文の最後につける a lot
a lot は文の最後につけて使うことが一般的です。
一番良く聞く表現は
Thanks a lot.
ありがとう!
(Thanks. だけよりもっと気持ちがこもってる感じ)
It means a lot (to me).
それは私にとって、とても意味のあることです。
(この表現は本当に良く聞きます。日本語に訳しにくい表現ですね。テニスの優勝セレモニーでのスピーチで、選手がこの表現を使うのをよく聞きます。)
こんな使い方もできます。
A: I bought a new bag today. It was too cute!
今日、新しいバック買ったの。 すっごく可愛くて!
B: Again? How many bags do you have?
また? 一体いくつバッグ持ってるの?
A: A lot!
たくさん!
どうですか?
生き生きした会話に聞こえますよね?
いつでも使える a lot of
a lot of は名詞の前において使う、形容詞の働きをします。
使い方は、manyやmuchの代わりに使うだけです。
数えられる名詞の場合
There are many apples on the table.
There are a lot of apples on the table.
テーブルの上に沢山のリンゴがあります。
Many people are dancing.
A lot of people are dancing.
沢山の人達がダンスをしています。
数えられない名詞の場合
He doesn’t have much money.
彼はあまりお金を持っていません。
He has a lot of money.
彼はいっぱいお金を持っています。
We don’t have much time.
私達にはあまり時間がない。
We have a lot of time.
私達にはいっぱい時間がある。
*否定文と疑問文ではmany muchの方が一般的ですが、カジュアルな会話ならどっちを使っても大丈夫だと思います。
こんな感じです。
簡単で便利でしょ?
ここで、a lot of の発音に注意!!
カタカナでは英語を正しくは表せませんが、あえて書くと、
「アロットオブ」だと思いますが、
実際の音は、
「アロロ」に近いです。
特にアメリカ英語は顕著だと思います。
例えば、例文の中の A lot of people であれば
「アロロピーポー」
と発音すると、ネイティブっぽく聞こえますし、実際ネイティブの発音はこのように聞こえると思います。何か文字にすると変な感じがしますね。(笑)
逆に、イギリス英語だともう少し硬い感じになるので、文字通り「アロットオブ」と聞こえるかもしれません。
この辺りのアメリカ英語とイギリス英語の発音の違いも、慣れてくると映画やドラマで聞き取れるので面白いですよ。
とにかく!
何も考えずに使える a lot of は本当に便利なので、ぜひ積極的に使ってくださいね。
その他の表現
沢山の、とかいっぱいとか言いたい時の表現は他にもあります。
例えば
a great deal with
a large number of
a bunch of
などなど。
a bunch ofは最近よく聞こえてきますね~。何でだろう?
それぞれの場面で、適切に使い分けられると表現の幅が広がると思います。
大事なのは、使ってみることです。
a lot や a lot of のようなナチュラルな表現を、いつでもナチュラルに使えるように、必ず口を動かしてくださいね。
自分で使ってみると、映画やドラマやニュースを見た時に
「あ!使ってる!」
と気づくことができます。
その小さい進歩が積み重なって、大きな上達につながります。
会話の流れを断ち切らずに話すためにも、便利で使いやすい表現はどんどん使うことをお勧めします。
Yuriでした。
コメント
イギリス英語とアメリカ英語違いますよね。オージー英語はもう謎だらけ!!
本当!
でもその違いが面白いですね。
私はイギリス英語が好きですが、喋るとアメリカ英語の発音だね~って言われます。ちぇっw。
アメリカのドラマを見過ぎてるせいですね、きっと。
でもイギリス映画の方が好きなんだけどな~。
語頭の子音を立てて、母音を鼻にかけて偉そう(ここ!重要ポイント笑)に喋るとそれっぽく聞こえますよ。
それは・・・ハードルが高い気がするw。
できるできる!
「私はマーガレットサッチャー!(古いw)」と思えばいいのです。
テレサ・メイにしといてください(笑)。
私の記憶では会話では「a lot of 〜」より 「lots of〜」という言い方をしていたと思います。「より口語的な使い方」かも…。
ROMさんはイギリスでしたよね?
イギリスだと lots of を使う方が多いと聞いたことがあります。
a lot of よりさらにカジュアルだと言われていますね。
アメリカは a lot of が多い気がします。とくにカジュアルで使う場合はやたら「アロロ」が聞こえてきます。w
この文化と言語の違いも面白いですよね。
実際には、a lot of と lots of 使い方を分ける場合もあるのですが、初心者も対象にしているのでそこまでは言及しませんでした。