バーゼル大会2017 優勝はまたもやフェデラー! デルポトロはファイナルズに望みをつなぐ

この記事に共感したらシェアして頂けると嬉しいです!

Yuriです。

スイスのバーゼルで行われていた、ATP500のバーゼル大会は

地元のヒーロー、ロジャー・フェデラー

因縁の相手、フアン・マルティン・デルポトロを下して優勝しました。

スコアは6-7(5)、6-4、6-3のフルセットでした。

Embed from Getty Images

この二人は上海マスターズの準決勝でも当たったばかりです。

その時の試合のようすはこちら。前回も凄い試合でした。

上海マスターズ大会2017 準決勝レビューとプチ決勝プレビュー 
上海マスターズ大会も残るはあと1試合、 今年の決勝カードが決まりました。 今年すでに対決が4度目となる、 ...

今回もこのバーゼル大会では3回目となる決勝での二人の対決は、お互いの持てるポテンシャルをすべて出し尽くしたような、壮絶な試合となりました。

見ている方が倒れそうでした。

バーゼル大会決勝戦はフェデラーVSデルポトロ

決勝戦の対戦カードは

ロジャー・フェデラーフアン・マルティン・デルポトロでした。

実は因縁の相手です。ここバーゼルでは実に3回目の決勝での顔合わせでした。

過去2回は2012年と2013年の決勝でしたが、その時は2回ともデルポトロが勝って優勝しています。

ちなみにその前の年の2011年は、われらが錦織圭がジョコビッチを下して決勝に辿り着き、フェデラーに一蹴されてしまいましたが準優勝になりました。

あの時の錦織のスピーチは今でも記憶に残っています。確かワイルドカードで出場しての準優勝だったので

”大会の主催者に感謝します。WCをくれなかったらここにいなかったので・・・。”

と錦織は話して笑いを誘っていました。

試合の流れ

前回の対戦同様、もう凄すぎる戦いになりました。

とにかくテニスのレベルが、とてつもなく高い!

フェデラーの高速プレーにデルポが真っ向勝負でついて行き、大砲のようなフォアハンド一発でウィナーを奪う。

フェデラー相手にこんなプレーができる選手がいったい何人いるでしょうか?

ジョコビッチとナダルくらいしか思いつきません。

でもその二人も、以前よりさらに進化した今のフェデラーに、簡単に勝てるとは思えません。

現に、今年ほぼNO.1の座を手中に収めたナダルでさえ、フェデラーとの直近の対戦では1度も勝てていません。現在5連敗中です(そのうち今年4敗)。

全豪の決勝ではフルセットの拮抗した試合でしたが、その後の対戦では全てストレートで完敗しています。

それを考えるとやはりデルポトロ、とんでもない器です。

以下、試合中のつぶやきで臨場感をお届けします。(笑)

ロジャーファンなので、そのあたりの偏りはご容赦ください。

第1セット

結局、第1セットはフェデラーが先にブレイクして、SFS(サービングフォーザセット)という場面があったにもかかわらず、何とフェデラーがミスを連発してブレイクバックされてしまいます。

そのままタイブレークに突入し、なんとデルポトロが第1セットを奪ってしまいました。

なんてこったい。

第2セット

二人のバトルのテンションは高いまま続きます。

すごいスピードとクオリティーと破壊力のショットの応酬で、どちらも全く譲りません。

わずかなスキをフェデラーがブレイクし、そのまま第2セットはフェデラー!

第3セット

第3セットに入っても二人のプレーのレベルは落ちません。

29才のデルポトロはともかく、36才のフェデラーがなぜこんなスピードとクオリティーの高いテニスで動き続けられるのか?

同じ人間として見ているものを信じられません。

そうこうしているうちに、またもやデルポトロが先にブレイク!

万事休すかと思われた直後のゲームでフェデラーが集中力を上げて、ブレイクバック!

このあたりから、ほんの僅かですがデルポトロの動きとショットに疲れが見え始めます。

当然でしょう。デルポトロは上海の準決勝でフェデラーに負けた後の、ストックホルム大会で優勝して、このバーゼルでまた決勝を戦っているんです。

これだけでも、相当身体に負担がかかっているはずです。

そしてそれを感じ取ったのか、フェデラーはさらにギアを上げて?(最初からずっとTOPギアだったけどw)ついにブレイク!

そして・・・

フェデラーが勝ちました!!

ようやくバーゼルでの、フェデラーの故郷でのリベンジが完了です。

Embed from Getty Images

うっすらとフェデラーの目に涙が浮かんでいたような気がします。

そして、セレモニーの準備の間、デルポトロはずっと頭を抱えたまま身動き一つしませんでした。(涙)

でも、凄いよデルポ!

本当にすごい、素晴らしい試合でした。

で、恒例のボールボーイとボールガール達にピザ配り(笑)。
Embed from Getty Images

スポンサーリンク

セレモニーでの双方のインタビュー

まず最初にデルポトロのスピーチ

“You’ve been playing great tennis this year. You are in fantastic shape, it’s unbelievable,” del Potro said to Federer after the match. “I would love to be at your age in the same form, but I don’t think so.”

今年のあなたの活躍は本当に素晴らしい。身体は最高の状態だし、信じられないよ。自分があなたの年齢になった時に同じような状態でいれたら最高だけど、そうはならないと思うよ。

ーATP公式サイトより

その後のフェデラーのスピーチ

“You’ve been on a great run since the US Open and before so I’m very happy to see you playing so well again,” Federer said to del Potro. “All the best for Paris and then I’ll hopefully maybe see you in London, too.”

全米やその前から君はずっと素晴らしい活躍をしていたね。僕は君が物凄く良いプレーをしているのを見ることができて、とてもうれしく思う。パリで良い結果が出ることを願っているよ。そしてできればロンドンでまた会えたらいいね。

ーATP公式サイトより

そして、フェデラーは既に始まっているパリのマスターズ大会からの欠場を発表しました。

その後のインタビューで終わったばかりの決勝戦とパリ欠場について、このように語っています。

試合について:

「二人とも長いシーズンを送ってきて疲れていたと思う。加えてデルポトロは毎週戦って結果も出してきていた。だから二人とも持っているもの全てを出そうとしたんだ。観客は皆楽しんでいたね。残念なことだけど勝者はいつも一人だけど。でも今日、僕たち二人ともこの1週間を嬉しく思ったよ。」

パリ欠場について:

「バーゼルは自分にとってとても大事な大会だから、必ずスケジュールに入っている。ファイナルズとバーゼルの間にパリがあることがスケジュール的にとても悩ましい。

去年のように試合をし過ぎてコントロールできなくなって、怪我をしてしまうような間違いは犯したくない。来年怪我でプレーが出来なくなってしまうのはいやだ。

だから、残念ながらパリには行かないことにした。ベルシーもローランギャロスも好きな場所だし友人もいっぱいいるので、ここのところ続けて行けなくて申し訳ない。でも来年は出れたらいいなと思っている。」

ということでした。

そうりゃそうですよね。

36才であれだけの高いレベルの試合を何十試合もこなして、いくら超人フェデラーと言えどもこの上海とバーゼルで優勝したことで、身体は相当酷使されたはず。

この2大会の試合密度の濃さと言ったら、見ている方からすると、GSの決勝を4回くらい戦った感じがします。

もうすでにパリのマスターズが始まっていますが、最後までファイナルズに誰が入れるのかわかりません。

バーゼルと同時期に行われていたウィーン大会は、決勝戦でツォンガが同胞プイユに敗れましたが、彼もまだ可能性があるのかな?かなりの混戦になっています。

ということで、疲れました&痺れました。

パリ大会は少しまったり見ようかな。でも無理そうな気がします。(笑)

Yuriでした。

この記事に共感したらシェアして頂けると嬉しいです!

Yuriさんをフォローする

あわせて読みたい

コメント

  1. バスケ好き より:

    こんばんわ.
    一押しアンダーソン、二押しデルポトロ、三押しクエリーいずれもファイナルならず。
    カレーニョ・ブスタがダメというわけではないのですが・・・
    イズナー、ソックに決勝に勝ち上がってもらってどちらかファイナルをきたいしています。
    カットポイント2616って近年こんなに低い争いなかったような?
    トップ選手の後半離脱は大きいですね。
    来年は本当にトップ選手が戦える状態で復帰して(錦織選手には本当に万全な状態で)、痺れる試合と痺れるファイナル争いを期待したいです。

    • yuri より:

      何も言えねえ・・・w
      と言いたくなるようなマスターズの準決勝、決勝。
      ファイナルズの行方、カットポイントの低さですよね~。
      ジョコ、マレー、スタン、錦織の離脱は大きすぎました。

      錦織もラオニッチもBIG4の壁に阻まれてまだ取れていない、フェレール、ベルディヒも1度しか手にしていない、マスターズのタイトルがこんな簡単に手が届いてしまうとは。
      壁がないとはこういうことか、と思ってしまいますね。
      今頑張っている選手たちが素晴らしいのはもちろんですが、やはり去年のTOP10選手のうち半分以上がいないファイナルズは本当のファイナルズとは言えない気がします。
      おっしゃる通りの2018年を期待したいです。

  2. ROM より:

    「the last phase」ですから「後半」というより「最終段階」ですよね。「後半」ならば「the latter phase」となると思います。
    残り少ないは言い過ぎかもしれませんが、かなり「終わり」を意識している発言かと思いました。

    • yuri より:

      その時点ではそういうつもりだったのかもしれませんね。
      全米前は、錦織に完敗し、シャポバロフにも負け、ディミトロフにも負け・・・とパッとしなかったので弱気になってたのでは?

      でもきっと今は「まだまだ行ける!」と思ってると思いますよ。
      2.3日前のどこかのインタビューで、来年はTOP10に入って上を狙う・・・ということも言っていたようなので、(どこのソースかは忘れましたが)。

      • ROM より:

        来シーズンしだいかな〜と思います。出場義務も課せられますし…。
        ナダル選手が年間1位決めましたね。彼はツアーファイナル優勝も狙っているのでしょうね。悲願の初優勝?
        ベルダスコ選手SFMです。アンダーソン選手黄色信号点滅。
        みんながんばれー!!
        もう、睡魔に勝てません。おやすみなさい

        • yuri より:

          来年は全員フルリカバリーで帰ってきたら、どうなるんでしょうね。
          楽しみです!

          私は、シャムにゃんと夜のお散歩(リードなしでマンションの廊下をてくてく)したら目が覚めちゃいました。
          当のシャムにゃんは大満足でもう熟睡してますが。(笑)
          おやすみなさい。

          • ROM より:

            うちの娘より年上のシャムにゃんさんにお誕生日おめでとうとお伝えください(^^)。私もつい先日お誕生日を迎えました。年齢はヒ・ミ・ツ!

          • yuri より:

            ありがと~♥
            娘さんよりうちのシャムにゃんの方が年上なのか~なんかすごい気がするw。
            でもって、おめでとう。

  3. aoiです より:

    二人の打球音、画面越しでもビシビシ伝わってきました。速いし、重そうだし、簡単にはミスしない。フェデラー選手にとっては、今一番手強いのはデルポトロ選手でしょうね。
    デルポトロ選手、もうバックの不安は全く感じません。ここに来て改めて強さを見せつけていますが、調べてみると今年度前半は試合数も多くなかったし、相手が悪くて早期に敗戦したことも多かったので、来年は体さえ万全なら失効ポイントを憂慮することなく早々にトップ8に定着しそう・・・。
    来年は強者達が皆戻って来てドロー運に左右されることも多そうなので、錦織選手には是非その荒波をかいくぐって頂点に立ってもらいたいです。

    • yuri より:

      デルポトロの元々の実力はわかっていても、この急激な回復ぶりと強さはちょっと予想を超えてましたね。引退も考えたほどの怪我と手術で丸2年を棒に振った選手とは思えないです。怪我さえなければ次期NO.1とも言われていたので、来年以降どうなるか楽しみでもあり、怖くもありっていう感じです。
      錦織もこの休養中に彼らの活躍を見て、ちくしょー俺も!って思ってくれてればいいなあと思います。

      • ROM より:

        デルポトロ選手はもう残り少ない選手生活…と覚悟を決めてデ杯も断って頑張っています。ロンドンに行ってもらいたいし、できれば来シーズンには大きなタイトルも獲って欲しい。
        錦織選手にも来シーズンにはそれに負けないくらいの情熱をもって戦って欲しい。
        来シーズンはテニス界がどうなるのか楽しみです。その前に娘よ、どこか合格してくれー!

        • yuri より:

          えええ?デルポトロはまだ29才ですよ?錦織と1才違いですよ?
          怪我さえなければ、選手生活は残り少なくないと思います。
          BIG4が退いた後のNO.1筆頭候補だと思います。下手したら長く君臨してしまう可能性もあると私は思ってるんですが・・。
          錦織はそのデルポとNO.1を取り合うようになって欲しいです。

          娘さん、受験生なんですね。
          まだ後3カ月ありますから、ラストスパート!頑張ってくださ~い。

          • yuri より:

            “In the last phase of my career ~”
            とは言ってますが、単に残りの後半の自分のキャリアという意味で、残り少ないという意味ではないと思うのですが・・・。
            29才でフルリカバリー(十分にしてますよねw)できたら、まだまだ行けますよ。
            デ杯はそれまで何度か負けたけど、ついに去年優勝したのでもう十分、後は怪我に気をつけながら自分のキャリアを築くよ。という感じでは?
            実際、このリンクのインタビューも全米前の物なので、その後の劇的な活躍(全米SF、上海SF、ストックホルム優勝、バーゼル準優勝)で、
            またTOPに戻る自信が十分ついて、今は気持ちも変わってるんじゃないかと私は思っています。

            どちらにしても。彼が元気なのは喜ばしいことですね。
            元気すぎて怖いですけどw。
            去年のまだ回復途中から、BIG4+スタン全員倒したとか、凄すぎです。