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全豪オープン2019 準々決勝 錦織 VS ジョコビッチ戦に向けて、過去の対戦を振り返って対策を考える

2019全豪オープン
OpenClipart-Vectors / Pixabay
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Yuri(@yuri_lovesiames )です。

今夜行われる、錦織VSジョコビッチ戦のプレビュー記事は書かない予定でした。

とは言え、やっぱりこの錦織にとっては大一番の試合に向けて、何か今までの対戦(敗戦)の内容から読み取れるものはないかと思いました。

今回は私がブログを書き始めてからの二人の対戦の記事を元に、今夜の試合で錦織がジョコビッチに4年4か月ぶりに勝利するために何が必要なのか、考察してみたいと思います。

なので実際、プレビューというよりも過去の試合から見えてくることについて、今夜の試合のヒントになりそうなことをさがしてみたいと思います。

 

私がこのブログを始めたのが2017年の4月です。

それ以降の錦織とジョコビッチの対戦は5回。

その中の2017年のマドリードでの試合は、錦織が手首の痛みで棄権して実現しませんでした。

残りの4回は全て昨年の2018年での対戦です。

去年1年で4回も当たってたんですね。もちろん全部敗退しています。残念ながら…。

 

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錦織VSジョコビッチ 過去の対戦

2018年マドリード大会1回戦

まさかの1回戦での激突。

怪我明けの二人だったのでやむを得なかったのですが、ドローを見た時は

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン・・・

マドリード大会2018ドロー 錦織の初戦の相手はまさかのジョコビッチ!
Yuriです。 マドリードオープン大会のドローが発表されました。 (マドリッドなのかマドリードなのか表記にまだ迷っていますw) マドリードで行くことにしました。表記は順次直していきます。 第1シードはもちろんナダル。 第2シードはズベレフ ...

 

前年から調子を上げていなかったジョコビッチに勝つならここだ!と意気込みましたが、結果は・・・。

かなりネガティブな内容になっていますのでご注意ください。

マドリード大会2018 錦織はジョコビッチにストレートで敗戦 悔しすぎる! 
モンテカルロで決勝まで到達し、バルセロナは疲労で途中棄権。10日間の休養を経て入ってきたマドリード大会でしたが、錦織は1回戦でジョコビッチと当たりました。 ショッキングなドローでしたが、二人とも怪我でランキングを落としているのでこういうこと...

 

2018年ローマ大会準々決勝

マドリード大会の1回戦で当たった直後のローマ大会でも激突。

今度は準々決勝での対決。

そこに至るまでの錦織の道のりは順調でした。

フェリロペ、ディミトロフ、コールシュライバーと倒して、調子も上々!

プレビューはこちら

ローマ大会2018 錦織はコールシュライバーに快勝! 次はまたもやジョコビッチ
Yuriです。 ローマ大会3回戦 錦織VSコールシュライバーは、さすがに時間的にライブで見ることができませんでした。 朝起きてATPLIVEアプリを確認し、圧勝のスコアを見て安心して二度寝しました。(笑) その後ゆっくり録画で観戦しました。...

 

結果は、ものすごい質の高いどっちが勝ってもおかしくない壮絶な試合になりました。

レビュー記事を二つに分けたくらいです。

とにかく錦織のポテンシャルがこれでもか!と発揮された試合だったと思います。

惜しかった~。

ローマ大会2018 準々決勝 錦織 VS ジョコビッチ レビュー①
Yuriです。 ローマ大会準々決勝 錦織 VS ジョコビッチ フルセットの3時間に及ぶ試合でした。 スコアはジョコビッチから見て、2-6, 6-1, 6-3 凄い試合でした。 眠気なんか試合が始まった途端、一瞬のうちに吹き飛びました。 こん...
ローマ大会2018準々決勝 錦織 VS ジョコビッチ レビュー②
前記事の続きになります。 こんなに書きたいことが多過ぎる試合って、今まであったかな? 私がブログを書き始めたのが1年前なので、もっと前ならあったかもしれませんが、逆に言えば、この1年これだけ興奮する錦織の試合がなかったということだと思います...

 

2018年ウィンブルドン準々決勝

錦織が初めてウィンブルドンで「ラスト8クラブ」に入りました。

そして準々決勝の相手はジョコビッチ。

こちらも良い試合になりました。

良い試合ではありましたが、ジョコビッチの強さを改めて感じさせる試合になりました。

でも、この試合とジョコVSラファの準決勝を見ながら、ジョコの強さの秘訣が見えてきました。このあたりから対策を考えたいところです。

ウィンブルドン2018 準々決勝 錦織とフェデラーが敗退
Yuriです。 ちょっと放心状態で、記事を書く元気を取り戻すのに時間がかかりました。 ウィンブルドンのラスト8に残り、それはとても喜ばしい事でした。 それ故、さらに上を期待する気持ちも強くなっていたことは確かです。 ウィンブルドンの準々決勝...

 

この試合の後、ジョコビッチはナダルとのとてつもないレベルのフルセットの試合を制し、怪我復帰後初のGS優勝を飾りました。

ウィンブルドン2018 準決勝は2試合とも大バトルに!
ウィンブルドン2018年の男子準決勝2試合は、2日にわたって行われることになりました。 その2試合ともが、壮絶なバトルでした。 結果、日曜日の決勝に進出したのは、 ノバク・ジョコビッチ ケビン・アンダーソン でした。 前記事 それぞれ実力が...

 

2019年全米オープン準決勝

直近の対戦は記憶にも新しい、全米オープンの準決勝での対決です。

さらっと書いてますが、全米オープンの準決勝ですよ?とんでもないところまで来てるんですよ、この時点で。

チリッチに2014年決勝のリベンジを果たして乗り込んだ準決勝の舞台でしたが、やっぱりジョコビッチは強かった・・・。

全米オープン2018 準決勝レビュー &決勝プレビュー やっぱりジョコビッチは強かった
全米オープン2018の男子シングルスは準決勝が終わり、残るは決勝の1試合のみになりました。 準決勝の2試合はこのカードでした。 ナダル VS デルポトロ 錦織 VS ジョコビッチ 今年の全米はナダル、デルポトロ、ジョコビッチ、錦織という、4...

 

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ジョコビッチ対策はあるのか?

ここまで昨年の4回の敗戦を振り返りましたが、一つ言えることはほとんどの試合が接戦になっているという事です。(全米除く)

確実に差は縮まっていると思います。

 

ではその差を覆すにはどうしたらいいのか?

 

今までの記事の中でも再三書いていますが、錦織とジョコビッチのプレーは非常に似ています。違いは、どちらかというと錦織が攻撃型で、ジョコビッチが守備型(正確には守備攻撃一体型)であるというところでしょうか。

似た者同士の上位互換がジョコビッチという位置づけだと思います。

 

二人を分ける大きな違いは、実は小さい違いの積み重ねだと私は思っています。

  • 大事なポイントでのミス
  • サーブの優位性
  • 予測力
  • メンタルタフネス
  • 体力

これらが少しずつ、錦織を上回っていると思います。

あとは、やはり圧倒的な強さを誇る王者としての経験と自信、これが実は結構大きいです。

そしてそれを誇示することで、ジョコビッチは(意識的に)錦織をマウンティングしてきます。でもそれをものともしないのも錦織だったりします(笑)。

良い意味での鈍感力ですね。

 

ジョコビッチに勝つためには、この小さいけど大きな違いをできるだけ埋めることが必要です。

そして、更にジョコビッチにコントロールさせないために、ジョコビッチの予測を外し、彼の体勢を崩し続けることが必要になります。

そのためにはバックハンド中心ではなく、どこかでフォアハンドを中心に組み立てる必要があると思います。

バックハンドのラリーを不用意に続けてはいけません。先に展開されてやられます。

ウィンブルドンで錦織のみならずナダルも散々やられてました。

難しいことですが、不可能ではありません。

今の錦織なら!

 

先日見たサッカーの本田圭佑選手との会談の中で錦織が

「ジョコビッチが自分とやるのを嫌がってると感じる。」

と言ったのには驚きました。

そんなに冷静に見てるんだと、良い意味でびっくりしました。

 

今年の錦織は、明らかに以前と違ってきていると思います。

サーブもフォアハンドも以前よりはるかに安定しています。

ブリスベンでメドベデフをくだして優勝した自信もあるでしょう。

ジョコビッチもそんな錦織を警戒しています。警戒しているからこそいつも全力で潰しに来るんだと思います。

 

ATP公式サイトのプレビュー記事の中でのジョコビッチの言葉

“Every year is different, so every match that you play against each other is different, so I expect him obviously to come out, to try something new,” Djokovic said. “I have beaten him many times that we played against each other in the past couple of years and we played on different surfaces. [There were] a couple of very close matches. I expect a tough one.”

「毎年、毎試合、僕らが顔を合わせる試合にはそれぞれ違いがある。だから今回も明らかに(錦織に)何か違う新しいことがあるんじゃないかと予想してる。」とジョコビッチは言った。

「僕は何回も(錦織)をこの数年間破ってきた。色々なサーフェスで。非常に際どい競った試合もいくつかあった。大変な試合になることはわかってる。」

ーATP公式記事より

 

 

さあ、準備は整いました。

心配なのはエネルギータンクだけですが、アドレナリンがそれを吹き飛ばしてくれることを願いたいです。

前回、全豪でジョコビッチと当たったのは2016年の準々決勝でした。

その直前の試合で錦織はツォンガにストレートで圧勝して自信を持って準々決勝に臨みましたが、出だしの錦織の攻撃を受け止めた後「嵐が過ぎ去るのを待って」ジョコビッチが冷静に反撃。

錦織は焦って攻撃をしては自らミスを重ね、ストレート負けを喫しました。

奇しくもその時と同じ準々決勝。

あの時とは違う錦織を見せて欲しいと思います。

 

何かが起こるのを期待したいです。

錦織、頑張れ!

 

Yuriでした。

コメント

  1. ROM より:

    yuriさまご紹介のATPプレビュー記事のジョコビッチ選手の言葉は、メドベージェフ選手との試合の後のプレカンで発せられたものです。動画見ました。
    ジョコビッチ選手も少しでも隙を見せたら負けるとの危機感があるから毎回全力で向かってきているのですよね。だから錦織選手ファンにしてみれば「そこまでやるかー?」って事になるのだとわかりました。
    そういえばオンコートインタビューの時も「もう一人の方が良かったな…」とポロっと漏らしてました笑。

    錦織選手もマラソンマッチの後で疲労が完璧には抜けていないと思いますが、目の前の一球一球だけに集中すれば活路は見いだせるのではないでしょうか?ドーンといってもらいましょう!

    • ROM より:

      残念。でも身体第一で!!
      もっと早く棄権してくれても良かったくらいでした。大きな怪我でないことを祈っています。

      • yuri より:

        ROMさん、残念でした・・・(´;ω;`)。怪我が深刻じゃない事だけを祈りたいです。でもここまででも十分素晴らしい結果を残してくれたと思います。まずは休んで治療に専念して欲しいですね。

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