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杉田祐一、初の初戦突破 ウィンブルトン2017 2日目

2017ウィンブルドン
PcUserAc / Pixabay
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こんにちは、Yuriです。

ウィンブルドンは2日目が終わり、日本人選手も一気に減ってしまいました。

やはり、グランドスラムで1回でも勝つことがいかに難しいのか、ということがわかりますね。

 

昨日の二日目は、ボトムハーフの1回戦が行われました。

日本人は、杉田佑一、ダニエル太郎、土居美咲、尾崎理沙が登場しましたが、

残れたのは、杉田佑一1人でした。

 

ダニエル太郎も惜しかったです。

もうちょっとのところだったんですが・・・。

あのタイブレを取れていれば・・・。

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ダニエル太郎 VS ククシュキン

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出だしはダニエル太郎が非常に良かったです。

 

相変わらず後ろ目に構えていますが、ショットの精度もパワーもあり、後ろからでもどんどん力強いウィナーを奪っていきました。

特にダウンザラインが良かったですね。ククシュキンが何度も見送っていました。

それと、ドロップショットも良く決まってました。

実は、意外だったのですが、ネットポイントはダニエルの方が多く取っていました。その戦略を最後まで続けられたら結果も変わってきたかもしれません。

 

ククシュキンは今でこそランキングは118位と落としていますが、元々キャリアハイランキングは46位と実力者です。

割とフラット気味に強い球を打ってくるので、特にハードコートや芝のコートでは強いイメージがあります。

以前、錦織もウィンブルドンでククシュキンと対戦しましたね(もちろん錦織が勝ちました)。

今年はメンフィスではスティーブ・ジョンソン、マイアミではユーズニー、マドリッドではチョリッチと、上位選手を何度か倒して勝ち上がったりしている強者です。

その相手に対し、力強いパフォーマンスで、第1セットを取ったときは「これは行けるかな?」と思いましたが、第2セットを取られ、セットオールになった、第3セットのタイブレークが試合の分かれ目でした。

このタイブレークを落としたことで、第4セットの最初からダニエルの集中力が下がったのが見て取れました。

最初のセットでは拾っていたボールにも食らいつけなくなり、ダウンザラインも鳴りを潜め、効果的だったネットプレーも出せなくなり、ゲームセット。

残念ながら、初戦敗退となりました。

惜しかったですね~。

最初のセットの戦略を続けられたら、タイブレークでレベルを上げられたら、結果は変わっていたかもしれません。

でも、元々プレースタイル的にクレーコーター特有の後ろから攻撃するタイプで、芝向きではないと思われていた太郎ちゃんが、ネットプレーを織り交ぜ、十分勝つチャンスがあったことが分かったのは良かったと思います。

夏のハードコートシーズンが楽しみですね。

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杉田 VS クレイン

杉田はつい、一昨日優勝したトルコからロンドンに移動しての1回戦、

さすがに最初のセットは連戦の疲れが見えました。身体が重そうで、あまり走りたくなさそうでしたね。

それでも持ち前の粘り強さと安定感で、キープを続け、タイブレークになりましたが、そこをしっかりとものにして、第1セットを取ります。

クレインもランキングに似合わず、良いプレーをしていたと思います。

その後は杉田もほっとしたのか、本来の良く走り、拾いながら、ショットのプレースメントでポイントを重ねていき、第2セットは終始優位にすすめて2セットアップ

杉田のバックハンドの角度が良かったですね~。

錦織か!?というショットも何度かありました(笑)。

 

第3セットに入ると、相手選手は怪我もあり、杉田の集中力が落ちることを心配しましたが、今の杉田にそんな心配は杞憂でした。

6-0のベーグルで試合終了。

グランドスラム初勝利です!!(そうだったんですね)

おめでとう!

 

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↑表情が彼のほっとした気持ちを表していますね。

 

そんな杉田に更なる幸運が!!

なんと、あの、ロジャー・フェデラーが声をかけて祝福してくれたそうです!!

すごいことですよ~!嬉しかったでしょうね!


ATP公式サイトの記事のタイトルと概要

 

Sugita Congratulated By Federer At Wimbledon

杉田はウィンブルドンでフェデラーに祝福された。

杉田がプレスカンファレンス(記者会見)を待ってる廊下で、通りがかったフェデラーが立ち止まって声をかけたそうです。そのシーンを見たのはほんの数人だったらしいです。

 

杉田はインタビューで

「第2セットと第3セットは良いプレーができた。何度も相手がドロップショットを使ってきたが、2セット目からは試合をコントロールできた」

と語っています。

その記事の中では、錦織が棄権したバルセロナ大会で、トミー・ロブレド、リシャール・ガスケ、カレーニョ・ブスタを立て続けに倒し、最後はドミニク・ティームに敗れたことを紹介ししています。

最後に1節だけ引用してご紹介

“Now I can play five matches,” said Sugita. “I know I can win a tournament. I can focus on five matches – this is a really big important improvement in my mental approach to tennis.”

Sugita will now challenge France’s Adrian Mannarino – the player he beat in the Antalya final on Saturday.

ATP公式サイト記事より

 

「今は5セットも戦えるし、トーナメントで勝てることも分かった。5セットマッチに集中することができる、このことが自分のテニスにおけるメンタルアプローチの中で、最も重要で、上達したことだと思う。」

という杉田の言葉に続いて、

次の対戦が先のアンタルヤ大会での決勝の相手、アドリアーノ・マナリノである、

と綴られています。

 

いや~本当に強くなりましたね!

おめでとう。

身体を回復させて、次も頑張ってください!

マナリノにリベンジされないようにお願いします。

頑張れ!杉田!

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その他の私が注目していた試合の結果

フェデラーはドルゴポロフのリタイヤ(泣)で勝ち、

ジョコビッチはクリザンのリタイヤで勝ち、と、センターコートのお客さんは困惑・・・。

フェレールがガスケに勝ち、

ミーシャ・ズベレフがバーナード・トミックに勝ち、

サーシャ・ズベレフはドンスコイに勝ち、

デルポトロはコキナキスに勝ち、

ティームがホスピシルに勝ち、

ベルディヒがシャーディに勝ち

ディミトロフがシュワルツマンに勝ち

ラオニッチがシュトルフに勝ち

アンタルヤで熱中症で倒れたバグダティスも勝ってました!良かったです。

ガスケが負けたのは残念ですが、

ただいまランキングダダ下がり(BIG4を除く人間界で一番強かったのに泣)のフェレールさんの復活を願う私にとっては、フェレールのこの勝利は嬉しかったです。

 

ということで、結局上位選手が順当に勝ち上がってますね。

これがグランドスラムなんですよね~。3セットマッチではアップセットもありますが、

5セットマッチの2週間!では真の強さが試される・・・そういうことなんだと思います。

 

これを象徴する出来事が、リタイヤ続出です。

ドルゴポロフとクリザンはじめ、

フェリロペ、

トロイツキ、

ティプサレビッチ(錦織が彼にリベンジできるのはいつになるんだろう?)

と、残念な試合が続いています。

 

今回負けた日本人選手には、更なるパワーアップを期待したいですね!

 

 

今日のメインイベント!錦織 VS スタコフスキーのプレビュー記事を書きたいんだけど、間に合うんだろうか・・・w。

Yuriでした。

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