ウィンブルドン2017舞台裏 ―バーナード・トミックー

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Yuriです。

ウィンブルドンは終わってしまいましたが、私はまだぼーっとしています。w

とはいえ、フェデラーのニュースももうほとんど出きっていますし、皆さんも色々なとこで目にしていると思うので、前記事でも散々書いたフェデラーについて書くのはとりあえずやめにしておきます。

読みたい方はこちらでどうぞ。

ロジャー・フェデラー優勝! ウィンブルドン2017
ウィンブルドン最終日 男子決勝は・・・ ロジャー・フェデラーが優勝しました!✨ ...

ということで、今回は2017ウィンブルドンの舞台裏で起こっていた出来事について紹介するとともに、自分なりの考察をしたいと思います。

トミックの爆弾発言

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オーストラリアのバーナード・トミックが、あろうことかプレスカンファレンスの場で

こんな発言をしてしまいました。

“This is my eighth Wimbledon or ninth, I think. I’m still 24, and it’s tough to find motivation.Really, me being out there on the court, to be honest with you, I just couldn’t find any motivation.  he said.”

自分にとって8回か9回目のウィンブルドンで、自分は今まだ24才、モチベーションがみつけられないんだ。正直に言うとさ、全くモチベーションが見つけられない。

“It’s happened to me a lot. Just can’t find anything on the court. It was definitely a mental issue out there.

これは良く起こることなんだ。コート上で何も見いだせない。確実にメンタル的な問題があるんだ。

“I don’t know why, but, you know, I felt a little bit bored out there. You know, to be completely honest with you.”

何でなのかはよくわからない。でも(コート上で)何となくつまらない気がする。本当に正直に言うとね。

ーHerald Sun より

これを見た時に、思わずつぶやいてしまいました。

「才能を無駄にしてるよね。残念だなあ・・」

さすがにこれを、ウィンブルドンのプレカンで言ってしまっては・・・。

ということで、まずはラケットメーカーのHEADがスポンサーから撤退、アンスポーツマンシップとして、USドルで$20,000、日本円で約200万円ほどの罰金が与えられました。

さらに、デビスカップのキャプテンでもあるレイトン・ヒューイットも、彼に救いの手を伸べることはしないようです。

この件に関して、マルチナ・ナブラチロワさんがこのようなコメントを出していました。

かなりお怒りのご様子。

“It’s disrespectful to the sport and disrespectful to the history of the sport. If you can’t get motivated at Wimbledon it’s time to find another job,” tennis great Martina Navratilova said.

スポーツに対して失礼であり、このスポーツの歴史に対しても失礼だ。もし、ウィンブルドンにおいて自分のモチベーションが見つけられないなら、他の仕事を見つける時期じゃないの?

(ナブラチロワ)

ーABC Online より

一方で、擁護するコメントもあったようです。

彼は今ちょうどタフな時期に差し掛かってるんだと思う。少しは理解してサポートをしてあげるべきだ。(ジョコビッチ)

残念なことに、最近良からぬことを言ったせいでペナルティーを貰う人が多い。でも、僕はトミックをよく知ってるけど、良いやつだよ。(グルビス)

いくつかこの件を報じている記事を読んだ後で、気になってウィンブルドンの公式サイト内のプレカンの全文を読みに行ってみました。

何ていうか・・・

「正直すぎるにもほどがある!」

でもって、

「子供っぽい!」

というのが私の感想です。

とはいえ、ニュースや記事で報じられるのと少し印象は違って、以前ラファエル・ナダルが、

「毎週毎週ず~っと試合で、もう100年もテニスをやってる気がするよ。」

と、スケジュールの過酷さについてぼやいたのとちょっとだけ、同じ感じがしましたね。

もちろん、レベルも態度もはるかに違うので比べることさえ失礼だとは思いますが、いくつかの要因の中の一つとして、このスポーツの過酷さという共通点は感じました。

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この件に関する私の見解

要するに、プチ燃え尽き症候群とでも言いましょうか、迷子になった子供とでも言いましょうか。

本人が言うように、

「15才くらいからプロでやってきてまだ24才だけど、そこそこ十分成功しちゃってお金も稼げてる。手術もしたし、何か疲れちゃったな~。でもこの先10年位同じことし続けなきゃいけない。他にも才能ある選手は本当にいっぱいいるけど、みんなグランドスラムで優勝できないじゃん?上が強すぎるからさ。自分はそのうち1回くらいできたらいいなあ。でも何かモチベ上がんないんだよね~。」

的な?

でもね~、文化の違いとか、育った環境とか、親の教育とか、考え方の違いとか、いろいろあるとは思うし、実際に心で思うことは止められないけど、

それを全部口にしちゃうのは、ちょっと子供っぽい。

プロアスリートが、大金を貰うことの意味や、アイコンとしての立場。大会運営の人達や、お金を払って見に来る人への最低限のリスペクト・・・。

もう少し、オーストラリアテニス協会とか、ATP(ジュニアに教育してますよね?最近になってからなのかな?)とか、なんかどうにかできなかったんだろうか・・・。

「正直にいうけどさ・・。」

って何度も言ってたけど、

何でも正直に言えば良いわけじゃないですよね?

もしこれが、トミックがもうプロテニスプレーヤーを今すぐ辞めようと思っているなら、まあ、ある程度何を言っても良いと思います。

でも、これからもそこそこ続けて、それなりにお金貰って、十分稼いだらやめるよ・・・と言ったようなので、「そりゃないだろ?お前!」ってなことになるんですよ。

スポンサーにとってはイメージもありますから、そりゃあ当然契約解除ですよね。

やる気のないプレーヤーにどうしてタダで高いラケットあげなきゃならんのよ?

ってなもんです。

そこまでの事を考えた上で、トミックがあの発言をしたとは思えないので、そうすると、やっぱりお子ちゃまだな~としか、私には見えないんですよね。

この先、スポンサーが次々と離れて、だれも手を差し伸べなくなっても、彼は後悔しないのかな?

後は、いつも彼の口から出てくる「お金」の話。

”要はお金のためにやってるんだし。”

という発言も今までにも何回かあったようですけど、本当にそれだけなのかな?

フェデラーみたいに、テニスが好き!って気持ちはないのかな?

だとすると、ちょっと悲しいなあ・・・と思います。

多少はそういう気持ちがあるのは、プロアスリートとして当然だと思いますが、それだけが目的とか言われちゃうと、夢がなさすぎです。子供のお手本とは間違っても言えないですよね?

でも、彼の才能という意味では本当にもったいないと思うので(去年、2回くらい錦織負けたよね?あ~悔しい)彼がこれ以上間違った方向に行かないように、誰かのサポートは必要な気がしますね。

テニスのサポートではなく、人生のサポートかな~。

お金なんか、現役辞めたらすぐになくなっちゃうよ、きっと。

更に、現役中にこんなことしてたらコーチにも呼ばれないでしょ?

将来設計が何もなされていない。これでまだ24才だから。

ホント、残念過ぎる。

と、ここまで書いたところで、

ちょっと違う論調の記事を見つけたので、ご紹介します。

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原因は父親のスパルタ?

The Sydney Morning Heraldの記事ですが、

トミックを長年サポートしていた元コーチの話です。

これを読むとちょっと複雑ですね・・・。

“It’s not surprising, his career was the ambition of his father rather than Bernard,” Guiney told Fairfax Media.

“John drove him very hard and you can also expect a result like this. ”

全く驚かないよ。トミックのキャリアは自分のためじゃなくて、父親の野望のためだったんだから。

ジョン(父親)はかなりハードにトミックにやらせたし、同時に結果も求めていた。

“I feel sorry for him because he has been force fed into this for most of his life. This is a consequence of that.

僕は彼が可哀そうだとも思う。ほとんどの人生を強制されてきたんだから。これは、起こるべくして起こった結果だよ。

“In a way, I’ve been expecting something like this to happen for quite a while.”

ある意味、自分はどこかでこうなることは大分前から予測していた気がする。

ーThe Sydney Morning Heraldより

元記事はこちら

一方、父親のジョンは、

「自分の息子を愛しているが、こんな残念なことはない。彼は間違っている。」

とESPNの記事の中で語っています。

確か、トミックの父親は以前コーチに暴行を働いて、訴えられましたよね?

で、有罪になったはずです。

よくある、親の夢を子供に押し付けた結果・・・ってことなんでしょうかね~。

そうだとすると、確かにちょっとかわいそうですが・・・。

なんか、かなり長くなってしまった。

とにかく今回の事では、かなり騒ぎが大きくなったので、今後トミックが、どうなっていくのかちょっと注目してみようと思います。

私としては、ちょっと頭冷やして、大人になって、戻ってきて欲しい気がします。

皆さんはどう思われますか?

Yuriでした。

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コメント

  1. より:

    これはどこでも起きてる問題なんかもしれません。
    トミック選手の発言の裏事情(「親の野望の犠牲になる子供」について)を思うと、痛ましいです。
    この種のことは世界中で起きていて、どれも根が深いのかもしれません。これも虐待のひとつの形です。
    だからといってトミック選手の発言を擁護する事はできませんが、スポーツの世界だけでなくあらゆる場で自分の子供を自分の野望や見栄を満たすための道具にする親は居るわけで、そこに他人が踏み込む事もなかなかできなかったりします。いつも犠牲になるのは弱い立場の者(この場合は子供)ですね。
    トミック選手はカウンセリングの必要がありそうですが、
    それ以上に父親と決別する勇気が必要かもしれませんね。(これも踏み込み過ぎ発言なのでしょうけど・・。)

    • yuri より:

      とても才能があるだけに、悲しいし、残念ですよね。
      もし、トミックが最初からテニスに興味がないのに、親に強制的にやらされていたのだとしたら、
      あの発言は理解できます。
      家族の問題に他人が入るのはとても難しいです。
      結果として、良かった、ということも多々あるからです。
      でも・・・
      できれば、時間が経って、頭と心が整理出来たら、
      自分の意志で、テニスにモチベーションを感じれることができると良いなあと思います。

  2. ROM より:

    鼻血ブログのフォーラムで話題になりました。その時の私のコメントは
    “トミッチ選手やってしまいました。件の発言に対し罰金、そしてその後ラケット契約解除される?
    口は災いの元…。言っていい事と悪い事の判断ができないのはプロ云々よりも常識の範囲。自分だけでなくどれだけの人に迷惑が及ぶかは考えられないのかな〜。彼こそカウンセラーが必要かと…。”

    • yuri より:

      そうなんですね。フォーラム追いきれてないですw。
      もし本当に父親のスパルタからのトラウマだとすると、簡単じゃない気がしますね。
      自分の人生を取り戻すためのそれこそ、メンターが必要かも。
      最後に書いたコーチのインタビューを読んで(全部は紹介してないです)、
      かなり考えさせられました。

      • ROM より:

        元コーチの記事読みました。トミッチ選手はずっと父親と決別すべきと周りから言われていたと記憶しています。正しい時期に反抗期を迎えることがいかに子供の精神の発育に重要なのかがわかりますね。特に1人目の男の子は繊細ですから。親は大変です…笑。

        • yuri より:

          小さい頃から抑圧された環境で結果を出すことを求められてきたのだとすると、
          今が彼にとっての遅く来た反抗期なのかもしれませんね。
          どちらにしても、親は一人の人間形成を担っているわけですから大きな責任があります。
          とはいえ、暴力沙汰で逮捕されちゃう親なので、物事の良し悪しも教えられてたかどうかも疑問ですね。
          長年コーチ兼だった親と10代で決別は難しかったと思いますが、さすがにもう24才なので、
          ここからは何とか自分で自分の人生を模索しながら立ち直って欲しいです。
          でもなんらかの助けは必要な気がしますね。