Yuriです。
前回の記事で、まず、最初に目的と期限を決めましょうと言いました。
まだ読んでない人は、先に↑こちらを読むことをお勧めします。
ということで、まず最初に目的を決めましょう。
目標がないと期限も決められません。
この時、はっきりとした目的がある人は良いんですが、何となく漠然と
「英語がペラペラになりたい。」
という人も多いのではないでしょうか?
同様に
「海外旅行で困らないくらいになりたい。」
というのもあります。
でも実はこれって両方とも、非常にあいまいな表現なんです。
英語がペラペラになりたい・・・と、私も英会話を学び始める前には思ってましたw。
でもそれって、一体どの位のレベルを言うんでしょうか?
海外旅行で困らない・・・ってどんなレベル?
今回は、英会話を習得するにあたって、ありがちな罠に陥らないために、
目標設定の仕方について、書いていきたいと思います。
英語がペラペラってどんなレベル?
「英語がペラペラ」とは?
これは、実は人によって捉えるレベルがかなり違うと思います。
とても感覚的で相対的な表現なので、これを漠然とした目標にすると、どこを目指しているのかわからなくなって到達できなくなります。
例えば、自分が全く英語を話せない人が、知り合いが外国人と話しているのを見ただけで
「あの人ペラペラなんだ。」と思うかもしれません。
でも、もしかしたら文法とかめちゃくちゃで、とりあえずなんとか会話しているだけかもしれませんよね。
あるいは、素晴らしいプレゼンテーションを英語でして
「すごい!ペラペラなんだ!」
と思われた人が、質疑応答ではしどろもどろだったり、日常の会話は全くついていけなかったり・・ということもあります。
というように、「英語がペラペラ」というのは、
人によって全く基準が変わってしまうものなんです。
例えば、私は英会話講師としてもう5年近くも英語を教えていますし、普段のネイティブとの日常会話で困ることもそれほどありません。
更に言うと、私自身が世界で起こっている社会問題やをはじめ、様々な事に非常に興味があり、それらに対する意見もそれなりにあるので、
外国の人達が、それらの問題についてどう考えているのかとても興味があります。
なので、
- ヨーロッパの難民問題
- テロや戦争について
- イギリスのBrexit問題
- 宗教の是非、あり方について
- アメリカの銃規制
- アジアの領土問題
- 地球温暖化
- 自然災害
- ・・・などなど。
上記のようなディープな議論をネイティブとかわすこともよくあります。
というか、こういう問題を議論してるのが一番楽しいw。
こんな私は、英語初心者の方から見れば、明らかにペラペラに見えると思います。
でも、私自身は自分が英語がペラペラだとは思っていません。
知らない単語ももちろんありますし、言いたい表現が思うように出てこないこともいっぱいあります。
そんな時「あ~まだまだだな~、もっと話せるようになりたい!」
と思います。
というように、「ペラペラ」という言葉は幅があり過ぎますね。
「英語がペラペラ」を目標にしない
私から見た英語がペラペラな人っていうのは・・・ずばり、ネイティブです!
そんなん、あたりまえだろう!
と拳が飛んできそうですがw、でもそうなんです。
いつもネイティブと話すときに「英語ペラペラでいいなあ・・」って思います(笑)。
英語業界に身を置いている人間は、ごく一部の、海外生活が人生の半分以上を占めるような経験を持つ帰国子女を除いて皆、自分がペラペラだとは思っていないと思います。
まわりからは、もちろんペラペラに見えると思いますけどね。
ということで、
「英語がペラペラ」という表現は、人によって全く考えるレベルが違って、的確じゃないので、目標として使わないようにしましょう(笑)。
目標は具体的に決めよう!
で、大事なことは、
とにかく目標は具体的に決めましょう!
ということです。
まず本気で英語を習得する決意をしよう!
とにかく、やる!と決める。
そして、目標(目的)を決めましょう!
目的が決まらなければ、期限を決めることはできませんよね?
そんなこと言っても、まだよくわからないし、決まってないし・・・という人もいるかもしれません。
大丈夫です!
私のプロフィールにも書きましたが、
私が最初に英会話を勉強し始めた時は、かなり漠然としていました。
娘が英語を話したいといったので、自分もそうだったな~と思って
「私も。じゃあ、一緒に英会話スクール行ってみようか?」
これが最初です。
そこから、少しずつ取り組んでいくうちに、自分の世界が広がっていった感じです。
最初から、はっきりした目標がある人ばかりではありません。
一番大事なことは
まず、「英語を習得する!と決めること」
そして、「すぐに実行に移すこと!」
です。
目的がはっきりしてない人は小さな目標を立てる
大きな目標がない人は、小さい目標を決めましょう。
決めた小さい目標を一つずつクリアして段階を経ていくうちに、徐々に自分がやりたいこと、達成したいことが見えてきます。
まずは、一つ目標を決めて、それをクリアするための目標をさらに決めます。
目的や目標は、自分の成長と共に変わっていきます。
私の最初の目標は「英会話ができるようになること」でした。
で、それが今は「英会話スクール講師」です。
この結果は当初からすると、全く考えてもいませんでした。
英語を話せるようになりたくて続けてきた結果、こうなりました。
具体的な目標の立て方は、以下の事を参考にしてみてください。
♦ 海外旅行で困らない・・・ことを目標にする人は
- いつの海外旅行までに、を決める。(MAXでも1~3年以内に設定、短い方が良い)
- 自分の今の実力を知る(オンライン英会話の無料体験で試してみるのが手っ取り早い)。
- さらに、大人ならTOEICを受験してみましょう。海外旅行に役立つ表現もいっぱい出てきます。
- 初心者~初級者なら500点を目指してみましょう。
- 中級者~は600点以上を目標に。
♦ 英語がペラペラに・・・の人は
- いつまでにペラペラになって、何をしたいかを決める。
- オリンピックのボランティアも悪くないと思います。開催まで残り3年ですし、頑張れば達成できる可能性はありますね。
- 上のパターンと同じですが、まず自分の今の実力を測るのにオンライン英会話で試す。
- こちらも同じ、一度はTOEICを受けてみましょう。
- 参考までに、通訳ガイドの英語の試験免除はTOEICで840点以上、またはS&Wがそれぞれ150,160以上です。
- 英会話スクールの講師の応募条件は、TOEIC800点以上、または準1級程度が望ましいとあります。(スクールによります)
以前の記事に書いたように、TOEICで満点取れても、英語を話せるとは限りません。
ですが、大人が英会話をマスターしようと思う上で、
TOEICの勉強は、話すための英語の基礎知識をつけるためにはとても有効ですし、
今の実力を測るのにはとても良い試験だと思います。
実際、高得点を取れれば、上記に書いたような有利な面もあります。
なので、まず一度受験してみることをお勧めします。
*実際の勉強において、TOEICに偏り過ぎてはいけません。あくまでも目安の一つです。
ということで、今回は目標をどう立てるかということについて、書いてみました。
参考にしていただけたら嬉しいです。
具体的な勉強方法については、こちらのシリーズ記事を参考に。
Yuriでした。
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