遅れてるなんてもんじゃない。日本の英語教育、ここが変!その①

この記事に共感したらシェアして頂けると嬉しいです!

こんにちは。英会話講師のYuriです。

実は私、日本の英語教育にと~っても憤ってます。

皆さんは、自分のお子さんが小学校や、中学校でどんな英語の授業を受けているかご存知ですか?更には、中学校でどんなテキストを使っているかご存知でしょうか?

もし、それらを知らない、もしくは一度も見たことがないのであれば、

是非一度どんなことをしているのか、テキストの中身はどうなっているのかをチェックしてみてください。

世代によるかもしれませんが、愕然とするはずです。

私は愕然としました。

まずは現在、文科省がどのように子供の英語教育を考えているのか、

ということについて、ご紹介したいと思います。

日本の英語教育の現状

2020年に東京オリンピックを開催するにあたって、通訳ボランティアを増やせだの、標識を全部英語表記付きの物に変えようだの、ニュースやワイドショーで取り上げられる機会も増えていますね。

それだけを見ていると、一見真剣に取り組んでいるように見えますが、実は一番肝心な人材の育成が全くもってなされていません。

こんなことを書くと、一部の”有識者”という肩書を持つ人たちが「いやいや、国を挙げて一生懸命取り組んでるよ」って言うかもしれませんが、現状は悲しくなるくらいお粗末なものです。

文科省のHPの「外国語教育」ページ

一部抜粋:

平成23年度より、小学校において新学習指導要領が全面実施され、第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されました。  外国語活動においては、音声を中心に外国語に慣れ親しませる活動を通じて、言語や文化について体験的に理解を深めるとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し、コミュニケーション能力の素地を養うことを目標として様々な活動を行います。  本サイトでは、全国の地域・小学校の取組等、外国語活動に関する情報提供を行います。

5年生、6年生で年間35時間「外国語活動」・・・って、

月に3回以下ってことですよね?

週じゃないですよ。月に3回以下です

それ、何の意味もないですよ!?

おまけに、23年度からって、今29年度ですよね?確か?

6年も前から政策が変わってないってことですか?

浦島太郎になった気分です。

更に言うなら、「外国語活動」って何?

私には成人した娘と、小学生と中学生の甥っ子がいますが、

彼らが学校で(全員公立です)やっている英語の授業、ここで言う「外国語活動」というものですが、全く意味のないものです。

意味がないと言ってしまうのは語弊があるかも知れませんが、

言い換えるなら、全く効果がないものです。

だって、

”音声を中心に外国語に慣れ親しませる活動”

積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成”ですよ?

いわゆる幼稚園児がやるような幼稚な内容小学校の5,6年生、更には中学生のALTの授業として行われているんです。

歌ったり、簡単な挨拶をしたり、簡単なフレーズを覚えてみたり、ってやつです。

それ、何の意味がありますか?

それで英語が使えるようになりますか?

「英語に触れよう!」っていつの時代の話ですか?

以下、最近の私のつぶやきですが、ちょっとご紹介

先ほどの文科省のHPの中に「生徒の英語力向上推進プラン」という項目があります。

その中にpdfファイルがあるので、興味のある方は読んでみてください。

更に、愕然とすること間違いありません(笑)。

そのファイルの4ページ目に

生徒の英語力目標向上について (工程イメージ)

という項目があります。

それによると、

国の達成目標である

中学卒業段階に英検3級程度以上 

高校卒業段階に英検準2級~2級程度以上 

上記の達成目標が、今年度(29年度)が50%で(おそらく達成していない)、

この数字を36年度!?までに70%まで持っていく

のが、目標らしいです。

36年度って、7年後ですか?

2024年ってこと?

今、まだ2017年ですよ?

目標低い!さらにめっちゃ遅い!!

オリンピック終わってますやん。

この辺まで来ると、「ジョークかな?これ」とまで思ってしまいます。

大体、その目標自体が、低すぎますよね。

私が中学生だった30年以上前も、同等なレベルでしたよ?

30年経っても何にも変わってない、っていうより、後退してない?

何でこんなことになってるの?

どうなってんねん。日本の教育・・・。

ちなみに最初に愕然としたのは、娘が中学に上がった時でした。もう10年位前のことです。

そして、次が4年前に英会話スクール講師になって、生徒や保護者から現状を聞いた時。

更に衝撃だったのは、ちょっと前に甥っ子が中学生になった時に、英語のテキストを見せてもらった時でした。

テキストがすごく変!(個人的な意見です)

とにかく、テキストに統合性がなく、日常会話を無理やり入れ込んで、異常に簡単な会話文から始まったと思ったら、突然高度な英文が出てきたり、それなのに文法や語彙の説明も乏しく、どこを見れば理解できるのかさっぱりわからないテキストでした。

こんなん、どこ見ればちゃんと順序だてて理解できるのよ?

「一体だれが作ってるの?」って感じでした。

一応、元塾講師でプロ家庭教師(半年で偏差値20アップさせます!を売りにしてました。実績も複数あります)だった私でさえ、このテキストでどう教えればいいの?って感じでした。

先生のレベルと質にも疑問

しばらく前に、英語の先生にTOIECを受けさせてその結果を公表したというニュースがありましたよね?

その結果を見て本当にびっくりしましたよ。

その時のニュースがこちら

昨年6月のTOEICの試験では、4人が目標を達成。残る70人は、8~10月に民間業者による集中セミナーを3回受講するなどし、2回目のテストに臨んだ。最終的に計16人が目標を達成し、最高点は885点だった。しかし、58人は730点未満で、最低点は280点だった。58人には3回目の受験を課す。府教委学校教育課の立久井聡課長は「英語教員としての資質が問われかねない」と危機感をあらわにする。

― 毎日新聞より抜粋(2017.2)

ありえなくない?

280点って・・・だって、英語の先生なんだよね?

これ、去年の話ですよ?

要するに、こういうレベルなんですよ。日本は。

教員がこのレベルで、生徒の底上げをしようだなんて、どう考えても無理に決まってるじゃないですか?

スポンサーリンク

地域ごとの格差

更に他にも問題があります。

*すみません、この話題には思い入れが強いので、ついつい熱く、長くなってしまいます。

実は、県ごとの英語教育に対する考え方や政策がまちまちで、どこの県の学校(公立)に行ったかで、受けられる教育のレベルが全く変わってしまうということをご存知でしょうか?

私は全然知りませんでした。公立高校は特に顕著です。

私は、公立って公立なんだからサービス(教育)はみんな平等なカリキュラムになっていると思いこんでました。

でも実は全く違いました。

娘は住んでいる県の公立高校(地域では上から2番目の一応進学校)に進学しましたが、うちは県境に住んでいることもあり、隣の県の公立高校も受けることができました。

偏差値もほぼ同じなので、隣の県の高校も一瞬考えたのですが、やっぱり友人もいるからと結局は、地元の学校を選びました。

で、入学した4月に行われた、最初の説明会&懇談会で渡された資料と説明を聞いて愕然!

(一体何回愕然とするんだw)

♦ 娘の学校

  • ALT(ネイティブの英語の先生)の授業も存在も0(ゼロ)!0ですよ!!
  • 個人面談は3年間で0回
  • 学校は完全放置、生徒が自力で頑張ればよいという考え
  • 国立の進学率が異常に低い(年にせいぜい20人前後、下手すると20人切る)

♦ 一方隣の県の受けることができた同じ偏差値の公立高校(同じく地域で2番目くらい)

  • ALTは常時在籍、授業は週に最低でも1回
  • 個人面談は年に3回
  • 学校が親身にサポートするので、夏休みの補習授業が充実
  • 国立の進学率が高く、毎年100人以上が合格!

この違い、どう思いますか?

私立じゃありませんよ?おまけに進学校ですよ?

同じお金で通わせることができる公立ですよ?

おかしくないですか?

当然、担任の先生に確認しました。

私:「すみません。この数字(国立の進学率)低くないですか? 隣の県の○○高校は毎年100人以上国立に合格するそうですけど。」

先生:「そうですか~?こんなもんでしょう。その高校の方が元々ランクが上なんじゃないですか?」「絶対にそうですよ。」

ちなみに、その二つの高校は、偏差値も同じ、同じ上から2番目の高校、模擬試験を受けても同じ合格率が表示される高校(偏差値が同じなんだから当たり前)なので、あきらかに、同じレベルの高校です。

高校受験の時に塾や学校の先生に聞いても、同じ偏差値だから好きな方で良いよ、と言われる学校です(そんなこと周知の事実です)。

そんなことも知らないのか・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

私はめまいがしましたよ・・・。

もっとリサーチしておけばよかったと。

まあ、娘本人は楽しく学校に通って、3年までがっつり部活をやって、ちゃんと現役で大学(当然私立)に入ったので、不満はないんですが、

親としてはねえ・・・考えちゃいますよね?

あっちに行ってたら、国立行けたかも?ってね。

大学は奨学金を借りました。

まだまだ書きたいことがいっぱいありますが、長くなるので一度ここで切りたいと思います。

本当は小学生の英語教育についての話も書きたかったのですが、

それについては、改めて記事を起こそうと思います。

*6.16に次の記事を書きました。

遅れてるなんてもんじゃない、日本の英語教育、ここが変!その②
こんにちは、Yuriです。 前回の記事で、現在の(昔のじゃないですよ?w)びっくりするような日本の英語教育...

本当に情報って大事だと思います。

お子さんをお持ちの方は、是非情報を集めてみてください。

私も不定期ながら、いろいろ発信していけたらと思います。

Yuriでした。

この記事に共感したらシェアして頂けると嬉しいです!

Yuriさんをフォローする

あわせて読みたい

コメント

  1. クルミ より:

    仰られていることはもっともなことですが、今現在、小学校のカリキュラムは英語教育に時間を割く余裕がないほどに授業がつまっています。これ以上授業を増やすと教師にあまりに負担がかかることが予想されており教師自身も約半数以上が小学校の英語教育に反対しています。また少し論点がずれてしまうのですが、高校での問題は筆者様に責任があるのではないかと私は思います。高校を決めるうえでその学校の進学率などの情報を集めることは当たり前であり、もし国立や難関私立を目指していたのならばその高校に実際に出向き説明会などでしっかりと聞いてくるべきなのではなかったのでしょうか。たしかに筆者様のお子さんの教師が高校に関するアドバイスを適当に行っていたのはひどいことだと思いますが、自分達で情報を集めていれば2つの高校を選ぶ際に迷わなかったはずです。最後になりますが、筆者様の記事では明確な解決例があまり述べられていませんでしたので、学習指導要領などをよく読んだうえでこれからの英語教育をどのように実施していくべきかを記述していくことが大切なのかなとおもいました。ただ文句を並べているだけではモンスターペアレントと変わらないと私は思いました。すごく攻撃的な文になってしまい申し訳ないのですが、教師を目指している自分としてはあまりにも教師達のことについて考えていないとおもったので意見を述べさせていただきました。
    このコメントに対して返信は不要です。
    ただの戯言だと聞き流していただければと思います。

    • yuri より:

      >返信は不要です。ただの戯言だと聞き流していただければと思います。

      とありますが、こちらは個人のブログですのでそのような「戯言」と称した「書き捨て」は失礼だと思います。本来であれば、このような一方的な書き込みは承認せずに削除対象なのですが、「教師を目指している」ということですし(それとも本当は教師?)私も教育にかかわる一人として、内容についても疑問に思いましたので返信させていただきます。

      まずこちらは現在の日本の公的教育システム自体や英語教育の問題点に対する、私の経験を元にした意見を書いている記事です。それに対して、「よくリサーチしてから決めなかった自分に責任がある」「学習指導要領をよく読んで先生の事も考えろ」と書かれていますが、タイトルを読めばわかるように記事のテーマはその「公立の学校の極端な差」や「学習指導要領」自体に問題があるという話です。全く論点がズレています。

      英語教育について言えば、お書きになった「教師自身も約半数以上が小学校の英語教育に反対」ということが事実だとすれば本当に驚きです。なぜ反対なんでしょうか?単にご自分達が忙しくなるのが嫌だからでしょうか?国際社会において、日本人の英語力(運用力)があまりにも低いことについて、その責任の一端を担っている教師という立場をどう考えているんでしょうか?どちらにしても当然今の教師陣では役不足であるのは間違いないですから、外部やネイティブの教師を雇うなりしていくべきであって、そのようなシステムを国が作るべきだという話です。今の先生達にやれという話ではありません。

      「教師達の事を考えろ!」「明確な解決例を」これはに対して包括的な解決例を考えるのは国や文科省の仕事です。
      逆に子供の人生を預けている立場の人間に、教師の大変さを考えろとは「教師が大変だから自分の子供に必要な公平で質の良い教育を受けることはあきらめろ」と言っているも同然です。御自分がお子さんを預ける立場になっても同じことを言えるんでしょうか?そのような意見をお持ちなのに教師になりたいんですよね?なぜ教師になりたいんでしょうか?子供の教育に携わることは大きな責任を伴う重要な仕事だと思います。それなのに、教師が大変・・・とおっしゃるんでしょうか?よくわかりません。

      更には、現状の教育の問題点に対する問題提起を「モンスターペアレント」と同じに扱うことも理解不能です。(*モンスターペアレントとは、学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味する。―ウィキペディアより)私は学校に不満を訴えているのではなく、国の政策に対する不満を書いています。

      本当に「教師を目指している」のであれば、木を見て森を見ずにならずにもう少し客観性を持って大局を見ていただきたいと思います。そして本当にそんなに教師が大変で英語教育も必要ないと思われるのであれば、個人の意見に不満をぶつけるより文科省にしっかりと意見を訴えたら良いのではと思います。