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猫の前庭症状について 突然うちのシャム猫が失神したあの日

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こんにちは、Yuriです。

今回は以前から書くと言っていて、先延ばしにしていたことを書こうと思います。

 

うちのシャムにゃんは、現在18才です。

 

腎不全のステージ2と獣医さんからは言われていますが、普通に元気です。

年齢ゆえに動きが緩慢になり、寝る時間が長くなり、以前ジャンプできたところも難しくなったりはしてますが、食欲はあります。

トイレの後は家中を走りまわりwキャットタワーに駆け上がってバリバリと爪とぎをします。

そんなシャムにゃんですが、実は去年の9月に、突然意識を失いました。

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シャムにゃんが突然失神!!

事の始まりは、去年(2016年)の夏、久しぶりに近くに住む従妹とモールにランチ&お買い物に行った日に、帰りが予定より少し遅くなったので、お腹をすかせたシャムにゃんが怒ってるかな~と思いながら、夜の7時ごろに帰宅した時の事でした。

ここ数年、耳が少し遠くなっていて、何回か病院にかかりましたが改善せず、年齢時にも(当時17才)しょうがないかなあと思っていました。

そんなこともあり、以前は家に帰ると飛んできたのですが、今は物音がほとんど聞こえないので、ドアを開けてもお出迎えはありません(涙)。

でも、ひとりでソファーで丸くなっているのが常なので、近づいてそうっと撫でて、

「ただいま~」と言うと(近くなら聞こえる)、パッと起きて

「ニャーニャーニャーニャー!」と言って大喜びで走りまわりました。

 

ところで、シャム猫って、すっごいおしゃべりなんですよ。知ってました?

私はこの子を飼うまで、こんなにシャム猫が他の猫と違うって知りませんでした。

「お前はもしかして犬?」と思うほどです。

ちなみに、うちのシャムにゃんは「お手」「待て」「ハイファイブ」(ハイタッチのこと)もできます。おやつとか、お刺身を私が持ってる時だけですがw。

本当ですよ?映像もあるんですが、私もパジャマのままで映っているので(笑)、さすがにアップできません。そのうちまた録画したらアップできるかも。

もっと驚いたのは、最初にシャムにゃんがお手を覚えた時、まだ先代のにゃんが2匹いたのですが、彼らもシャムにゃんが「お手」をするのを見て、真似するようになり、結局は3匹とも「お手」するようになったことです。

猫は賢いですよ、本当は。

 

話がそれました。

私が帰宅して、少しした後に「ごはんごはん!」というにゃんに、買ってきたフードをあげると、シャムにゃんはペロッと平らげた後、トイレに行って、お水を飲んで、もと居たソファに上り、「グルグル」言い始めました。

この時までは、全くいつも通りでした。

その30分後、シャムにゃんはベッドのいつもの寝床に移動して、眠ってしまいました。

しばらくして、様子を見に行ったらシャムにゃんがむくっと起きたので、声をかけると

何だか様子がおかしい・・・。

上を向いて、ぐらんとして、ほうけています。

驚いて抱き上げると、くたっとして、声をかけても反応がありません。

私は突然のことで、何が起こったのか理解できず、

大声で名前を呼んでさすっていたら、

20秒くらいで目を開けて、きょとんとしていました。

そして、急に立ち上がり御飯を食べに行きました。

でも歩き方がおかしいんです。

右に頭が傾いてしまって、まっすぐに歩くことができません。

しばらくすると、何事もなかったように元通りになりました。

ほっとしたのもつかの間、その1時間後、また全く同じことが起こりました。

そして、その後もまた・・・。

 

結局、その晩だけで4回も、失神発作のような状態に陥り、

起きてはご飯をガツガツ食べる。ということを繰り返しました。

 

もう、生きた心地がしなかったです。

確かにもう18才です。軽い腎不全と肝臓の数値の異常もあります。

それでも直前までピンピンに元気だったのに、まだ気持ちの準備ができてない(泣)と、

突然彼を失ってしまうのではないかという、不安と恐怖で心臓がバクバクして、全く眠れず、ひたすら、彼の症状をネットでググりまくり、その結果、当てはまる症状が見つかりました。

それは、「前庭症状」というものでした。

原因として考えられるのは二つ

① 三半規管が障害を受ける疾患:内耳炎、ポリープ(猫)、耳の中の腫瘍、外傷、内耳に毒性のある薬物の投与、老犬に多い特発性急性前庭障害、(甲状腺機能低下症)

② 脳幹の疾患:脳腫瘍、脳炎、脳梗塞、メトロニダゾール中毒、(甲状腺機能低下症)、外傷

 

簡単に言うと、耳(主に内耳)に問題がある場合と、脳に問題がある場合のどちらかである、ということです。

 

次の日の朝、事前に電話で状態を伝えてあったこともあり、いつもお世話になっている動物病院に駆け込んで見てもらいました。

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動物病院での診断

結論から言うと、症状をから考えるに、脳腫瘍の可能性も含む、何らかの炎症が頭の近くに起きており、正確なことはMRIを撮らないとわからない、という話でした。

ここの病院の良いところは、とにかく常時10人ぐらいの獣医さんがいることで、さらにそれぞれの先生が、自分の考えをきちんと持っていることです。

そのため、セカンドオピニオンがすぐに受けられます。

今回は特に、その必要性を実感しました。

 

最終的に、3人の獣医さんに見てもらいましたが、それぞれ意見が違い、

「原因を突き止めるためにMRIで確認すべきだ。」という先生、

「年齢から考えて、麻酔はやめた方がいい。」という先生といて、

意見が分かれました。

もし、かかりつけの先生がひとりで、前者だった場合、

私は判断ができなかったかもしれません。

 

でも、他の先生の意見を聞いて、

私はその時点で17才のシャムにゃんが、

麻酔をかけてMRIを撮ることで、発生するリスク(麻酔から目覚めない、ストレスでショック状態になる等)を取ることは絶対にしたくない!と思えたので、

迷わずMRIは撮らない選択をしました。

 

以前から耳が聞こえにくくなっていたこと、また、今回突然その症状が現れたことで、

私の中では

「脳腫瘍ではなく、内耳炎か何かの耳の異常から来ているものだ。」

と確信的なものがありました。(もちろん確定はできませんが)

そのため、リスクの高い麻酔を使うMRIを撮ることは絶対に避けたいと思っていました。

また、遠くまで連れていくことでかかるストレスも、17才で、ずっと家から出ることなく育ってきた猫には大きすぎることも不安の種でした。

 

そして、何とか薬で様子を見たいとお願いしました。

その結果、「まずは炎症を抑えよう」、ということでステロイドを投与して、様子を見ることになりました。

 

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ステロイドで死の淵から復活

実は数年前に亡くなった、先代のにゃんが突然ショック状態になった事がありました。

全く動かなくなり、食べなくなり、血液検査をしてみたら、GPTが800オーバーでした。

実際の原因はわかりませんが、なにか体に毒になるようなものを食べた可能性があるということでした。

そして「この2,3日が山です。」と言われた時、

ダメもとで使ってもらった

「死人も生き返る」wと言われる、ステロイドの注射一発で死の淵からよみがえった経験がありました。

なので、何か炎症が起きているのなら、ステロイドで抑えれば、今回も前回同様、変わるのではないかと思ったのです。

そして実際、・・・

それが、劇的に効きました!!

 

結局、ステロイドを投与した直後から失神することはなくなり、

更にはその副産物として、長年300前後だったGPTがいきなり91に下がったのです。

 

投与量は、かなり少なめの1回当たり5㎎錠の半分の2.5㎎を1日おきに投与、

その後症状が落ち着いてきたので、3日に1度、今は4日に1度2.5㎎です。(体重は5.4kg)

 

あれからもう1年がたちますが、

あの「前庭症状」は今のところ再現していません。

脳腫瘍ではなかったということです。

 

とはいえ、この年齢ではいつ、何が起こっても不思議ではないので、

心して、そして少しだけ覚悟をしながら

残りの時間を大事に過ごしていきたいと思っています。

 

*実は、昨日の事ですが、突然シャムにゃんが、嘔吐と下痢を繰り返し、ぐったりしてしまいました。慌てて病院で処置(ステロイドと吐き気止めと胃腸の薬と水分を点滴で注射)してもらい、今日はかなり元気になりました。良かったです。でもまだ目は離せません。

追記:その時の様子を記事にしました。

猫が食物アレルギーの疑い 突然の下痢と嘔吐と耳に湿疹
こんにちは、Yuriです。 2週間ほど前の事ですが、シャムにゃんが突然激しい下痢と嘔吐に襲われました。 症状はかなり激しく、次第に元気がなくなりぐったりしてしまって、 今は回復してかなり元気になりましたが、私はかなり焦りました。 ↓今日のシ...

 

先代の2匹の猫達が18才で亡くなっているので、本当に気をつけないと。

18才って目安の年齢かも。

 

猫は具合が悪くなったら、あっという間に症状が進行してしまうことが多いです。

2,3日様子を見てから・・・とか思ったらかなりの確率で手遅れになります。

ちょっとでもおかしいな?と思ったら、ぜひ全てのことを後まわしにしてでも、すぐに病院につれていってください。

実際、私は昨日TOEICの試験を受けるはずでしたが当然キャンセルしました。そんなことよりシャムにゃんの命の方が大事に決まっています。試験はまた今度受ければいいんです。

 

私たちに幸せと癒しを与えてくれる、猫さん達が皆、幸せな猫生を全うできますように。

Yuriでした。

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