Yuri(@yuri_lovesiames )です。
私のツイッターを見た人はもう知っていると思いますが、1月4日の金曜日に夫がアナフィラキシーショックを起こしました。
その時のことをツイッターでつぶやいたら、いいねとリツイートが大変なことに!💦
こちらがそのつぶやきです。
実は昨日、旦那が突然嘔吐して気を失って倒れました😱。
脳神経外科とかにたらい回された後に、喘息発作→体中に蕁麻疹に気づきました。
どうやらロキソニンでアナフィラキシーを起こしたらしい。
慌ててまた病院に飛び込み、ステロイド点滴でようやく回復。
ヤバかったです💦
皆さんも気をつけて— Yuri (@yuri_lovesiames) 2019年1月5日
なんと!現時点(1月12日)で1万~いいねと1.3万~リツイートがついてます。インプレッションが130万・・・OMG。
あまりの反響に目が点になりました。
最初のうちは「すごいな~、通知が本当に止まらないわ」なんて、のんきに思っていましたが、そのうち次第に不安になってきました。
何も考えずにふと起こったことをツイートしただけだったのに、こんなにバズって(バズるとは、虫がブンブンいうように大騒ぎになること)、不特定多数の人達の目にどんどん触れることで、この反響が悪い方に行くことを懸念しました。
そのため、少しでも誤解がないようにもう少し詳しい情報をと思い、追記したのがこちらです。
いいねとRTが多いので追記。(経験より)
薬の副作用は、今まで飲んで大丈夫だったものでも起こります。知らぬ間に体質が変わったり、体調不良で免疫が低下している時など。
また長期的に同じ薬を飲んでいてもリスクが高まります(体質変化)。
大事なのは飲んだ後の体調変化を見逃さないことです。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2019年1月7日
更に追記
救急車を呼ばなかった事を大後悔😢。意識を取り戻した後に、本人が「大丈夫、呼ばなくて良い」と言ったので判断に迷い、結局自力で病院を転々とする羽目に。😥
結果的に診断が遅れた上に、総合的な治療をしてもらえなくなり、今日は違う皮膚科に行くことに。
迷わず救急車❗大事です。
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2019年1月7日
ちなみに、うちの旦那は喘息と好酸球性副鼻腔炎を持っています。(去年認定されました)
今まではロキソニンは大丈夫でしたが、今回のアナフィラキシーショックと同時にアスピリン喘息も発症した疑いがあります。
喘息と副鼻腔炎がある人は解熱鎮痛剤の服用はご注意下さい。https://t.co/sRWHlaLF5N
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2019年1月8日
結果的に、意味不明に絡んでくるような変な人はほとんどいなかったのでホッとしましたが、それより、私としてはある日突然起こる「薬のアレルギー」で重篤な副作用が出る恐れがあることを、認識してない人の多さに愕然としました。
今回は夫がアナフィラキシーショックを起こしましたが、実は私の方が元々薬のアレルギーがいくつもあって、一度はSJS(スティーブン・ジョンソン症候群)の一歩手前まで行ったこともありました。
そのため、私は薬のアレルギーについての知識は人よりもかなり持っていたはずですが、そんな私でも、他の人の症状にはなかなか気づくことができなかったです。
こんな記事も書いていたにもかかわらず、です。
特に夫は今まで薬や食べ物でアレルギーを起こしたことがなかったので、本人も全くそれとは気づきませんでした。
1年前に副鼻腔炎の手術をして、結果的に指定難病の「好酸球性副鼻腔炎」と診断されて恒常的に薬を服用していたことも油断の一因だったかもしれません。
結局数時間後に、ふと蕁麻疹が広がっていることに本人が気づくまで(お腹や、背中、足などの服に隠れてる場所だった)私もアレルギーに気づくことはできませんでした。
当日の状況を詳しく振り返ります。
*病院の対応に不満がなかったと言ったら嘘になりますが、この件で診察&アドバイスをいただいた病院を責めるつもりはありません。
アナフィラキシーショックの経過
当日(1/4)の午前中~気絶した直後の様子
その日、夫はしばらく前から足が腫れて痛いと言っていたため、正月休みが明けたところでかかりつけの病院(中規模の総合病院)の中の整形外科に診察に行きました。
以前から持病の好酸球性副鼻腔炎で飲んでいる薬(特にステロイド)の影響が気になっていたので、ついでに血液検査もしてもらいました。
結果は炎症反応を見るCPR定量が基準値を超えていて炎症があるという診断で、ロキソニン(実際に処方されたのはジェネリックのロキソプロフェン)を処方するのでしばらくそれで様子を見てくれという事でした。
*こちらの病院では以前も喘息の治療もしてもらっており、もちろん好酸球性副鼻腔炎で投薬中なことも知っています。
家に帰ってきたのが午後の2時ごろで、せっかく薬をもらったのだからと軽く食事をしてすぐにロキソニンを服用しました。
その後、それぞれ別なことをしていた3時くらいに、突然「どーーーん!!!」という大きな音がして、私はびっくりして飛び上がりました。
まるで、高いところから誰かが落ちたのかと思うようなものすごい音だったので、慌てて様子を見に行きましたが夫がいない・・・。
すると、トイレの電気がついていることに気がついてノックしましたが返事がなく、鍵が開いていたので開けてみると、そこには床で吐いたまま倒れて気を失っている夫がいました。
何事!? Σ(゚д゚lll)
と思って叩いて声をかけると意識が戻り、朦朧としながらも「大丈夫・・・」と起き上がりました。
「救急車を呼ぼうか?」と聞くと「大丈夫・・もう落ち着いてきたから呼ばなくていい。」と言って、自分で吐いたところを片付けた後、汚れた服を脱いでシャワーを浴びにバスルームに入ってしまいました。
そして「喘息の発作が出てるから、メプチン使った方が良いかなあ?」と言うので、「使っておきなよ」と答え、私はとりあえず午前中に診察を受けた病院に電話してみることにしました。
そして状況を説明し、どうすればよいのか指示を仰ぎました。
私の中では、「じゃあすぐに診察するので来てください」と言われるものだと思い込んでいましたが、結局「気を失って吐いたのなら、脳神経外科に行った方が良いです。うちにはないので・・・。」と、言われてしまいました。
その時点ではまだ、私も夫もアナフィラキシーショックだとは思っていませんでした。
私自身が経験した薬のアレルギーの症状は、とにかく体中の発疹が中心で、それと高熱が出たら危ないという認識だったので、吐いて気絶するという症状だけでアレルギーとは思わなかったんですよね・・・。
喘息は持病なので、吐いたりすれば発作が起こることもあると思いましたし・・・。
実際、電話した病院でも気絶、嘔吐、喘息発作の症状を伝えましたが「アレルギーでは?」とは全く言われませんでしたし、救急車を呼ぶようにとも言われず。
何となく釈然としないながらも、しょうがないので近くの脳神経外科に飛び込みました。
脳神経外科で検査~別の病院で点滴まで
脳神経外科に着いたのは、ことが起こってから1時間以上たった4時過ぎでした。
あまり混んでいなかったので30分も待たずに診察となり、私も同席して説明しました。
まずは脳波とMRIを撮りましょうということになり、脳波の検査は1時間くらいかかるという事なので、私は一度家に帰り用事を済ませてまた病院に戻りました。
6時近くに脳波検査が終わり、再度の診察を待っている間に夫が「何か湿疹が出てる。アレルギーかな?」というので見てみると、何と身体中に物凄い発疹が出ていました。
この時点でようやく私もこれは薬のアレルギーだ!と気づき、脳神経外科の先生に聞いてみましたが、「それもあるかもしれませんね~。」という、何とものんびりした答え・・・。
脳波もMRIも異常はなかったので、とりあえず脳に異常はないということで、いよいよアナフィラキシーの可能性を疑い、もう一度午前中にかかった病院に電話してみました。
脳神経外科の結果と、喘息発作と発疹の話、今までの経過を全部説明して、今度こそ診察してもらってアレルギーなら点滴しないと!と思いましたが、電話に出た人が全く要領を得ず・・・。
「アレルギーって誰が判断したんですか~?」とか「じゃあ明日まで様子を見て・・・」などの返事に、さすがに嫌気がさし、「死んだらどうすんだ!」(心の声)と思い、「わかりました。」と言って電話を切りました。
そうこうしている間にも発疹が広がっていき、首や顔にもあらわれてきたので、急遽以前私が薬のアレルギーで夜中に飛び込んで点滴して頂いた病院に駆け込みました。
時間はすでに7時近かったです。
そちらの病院では、突然飛び込んだにもかかわらずとても丁寧に対応して頂き、すぐに当番の先生に診てもらえることになりました。
状況を説明すると「薬のアレルギーの可能性は高いですね。点滴しておきましょう。」とあっという間に点滴をしてもらうことに。
1時間ほどで点滴が終わり、その時点ではまだ身体中に発疹広がっていましたがその後、徐々に引いていきました。
家に帰ったのが9時近く。
食事をして、「家に帰ったら副鼻腔炎で処方されてるセレスタミンを2錠飲んでおきなさい。」と言われていたので、それを飲みました。
その頃はかなり状態も回復してきていました。本当に良かった。
そんな感じで一日が終わり、夫は何とか無事に生還しました。
その後も発疹が出たり消えたりしていたので、最初にかかった病院、近くの皮膚科、と転々としましたが、結局最後は好酸球性副鼻腔炎でかかっている病院に行くことになりました。
そこで、今回はロキソニンでアナフィラキシーショックを起こしたであろうこと、それと同時に以前はなかったアスピリン喘息も発症した可能性が高いということになり、改めてステロイド治療をしばらく続けることになりました。
身体中に出た発疹は昨日ぐらいまでありましたが、今日にはほぼなくなりました。結局丸々1週間かかりましたね。
まあステロイドで抑えていることもあると思うので、しばらくは様子見です。
まとめ
今回の件は本当に肝を冷やしました。
でも、一番の教訓は
迷ったら119に電話しろ!
という事です。
今回、とにかくまずは119に電話して状況を伝えて指示を仰ぐべきだったと思います。
失神するという症状の深刻さを素人が判断できなかったことで全てが後手後手に回り、診断までに時間がかかってしまったのがいけなかったです。
夫は運よく回復しましたが、「あの時さっさと救急車を呼んでおけば・・・」と、それだけを後悔しています。
後は、やっぱり気になるのは薬のアレルギーに対する病院や医者の反応の薄さですね。
今回、ツイッターでバズったこともあり、色々な体験談も目にしましたが、
喘息患者にロキソニン(NSAIDsと言われる解熱鎮痛剤全般)はアスピリン喘息になる可能性があるからダメ
という認識は、私自身が喘息を持っていないのでピンときませんでしたし、夫も以前は飲んで大丈夫だったので気にしていませんでした。
更には、鼻茸があるような好酸球性副鼻腔炎(普通の副鼻腔炎ももちろん含む)で喘息持ちならなおさらリスクが高い、という事も知りませんでした。
しかしながらそのような危険性があるにもかかわらず、それに対する注意喚起も警告も、病院からも薬局からも一切何も受けませんでした。
最後に行ったかかりつけの病院以外の、3つの病院全てでです。
これって、どうなんでしょう?
今回のツイートのリプライにも、自分も喘息だけど知らなかったという人も何人もいました。自分の病気だからといって、全ての情報を持っている人ばかりではありません。
そのための病院であり、医者であり、薬剤師じゃないんでしょうか?
今回、思いのほか物凄い人数の方にいいねとリツイートされたことで、今まで薬のアレルギーの事をあまり知らなかった人達に注意喚起が促されたのであれば、本当に良かったと思っています。
個人的には、こういう知識って学校でも教えても良いんじゃないかと思うんですけどね。最近色々なものにアレルギーを起こす症例が増えてきているように思いますし・・・。
でも、それ以前にやっぱり病院や薬局で、お医者様や薬剤師がしっかり薬のアレルギーについて知識を持ち(持ってるはずですよね?)、きちんと説明した上で薬を処方してもらいたいです。
いままで色々な病院で色々なお医者さんに診察を受けてきましたが、認識にかなりばらつきがあるように思います。
- カルテに赤字で🈲と書いてあるのに、その薬を処方しようとする医者(私が指摘して慌てて変更)
- 情報をアップデートしていない古い知識のままの医者
- 今回のように喘息&好酸球性副鼻腔炎持ちの患者に注意喚起なく、ロキソニンを出す医者
- (知らなかった?)
- インフルエンザの時にロキソニン出した病院もありました(インフルエンザ脳症の危険性)
- などなど・・・
決して医者や病院や薬剤師をディスっているわけではありません。
実際にあったことを書いています。
その上で言いたいのは、自分できちんと情報を探して知識として持っていることはとても大事だということです。
全ての医者が全てを知っていて、万能というわけではないのです。
今回のうちの夫の例をきっかけにして、自分が飲んでる薬に対する認識をちゃんと持ってもらえる人が増えたらいいなと思います。
せっかくの機会なので、近いうちに私の身に起こった薬のアレルギー(抗生物質と解熱鎮痛剤)についても記事にしようと思います。(実は私の方がいろいろありますw)
記事を書きました。
薬の副作用には本当に気をつけてくださいね。
Yuriでした。
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