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私が映画や海外ドラマは日本語字幕で見ることを勧める理由

英語学習
JanBaby / Pixabay
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こんにちは、Yuriです。

相変わらず、海外ドラマと映画を見まくっています。

昨日は「The 5th Wave」(邦題は”フィフス・ウェイブ”)という映画を見ました。

主演は「キック・アス」にヒット・ガールとして出ていた時はまだ子供だった、クロエ・グレース・モレッツ。彼女も20歳になりましたね。

何となく同じような映画や役柄(コメディーアクション&SF&ホラー系)が多いので、そろそろもう少し違うタイプの彼女の演技が見たいですね。

映画自体はまあまあでしたが、ちょっと最後が尻切れトンボだったかな~。その後の話ももう少し見たかったかも。でも共演者のアレックス・ローがセクシーでしたw。

 

以前の記事にも少し書きましたが、私は海外ドラマも映画も基本的に日本語字幕で見ます。

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字幕がない場合のみ、やむを得ず字幕なしか日本語の吹き替えで見ます。

もちろん中国映画やフランス映画は字幕か吹替しか無理ですが。(笑)

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日本語字幕がおすすめ

まず前提条件として、英語学習者にとってという話ですので、映画もドラマも英語圏の作品(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドあたり)という前提での話です。

もちろん、英語学習者でなくても良いんですが、その場合は吹替か字幕かという話になるのかな?そこはお好きな方で。

でも、やっぱり私は生の役者さんの声で見たいですね。

声も演技の一つだし、その役者さんの魅力でもあると思うので。

 

では、映画や海外ドラマを見る際に英語音声は必然として、字幕は日本語と英語どちらが良いの?っていう話になると思います。

よく英語の習得について「ドラマや英語は英語字幕で見ましょう」という意見を目にするのですが、私は個人的には日本語字幕で見ることを強く推奨します。

どんな人が対象かということでも違ってきますが、基本的には英語学習者で初心者~中上級者とします。中上級者のレベルの定義は難しいですが、英検なら2級~準1級、TOEICなら800点以下くらいまででしょうか。

とはいえ、リスニングとスピーキングの能力は英検やTOEICの点数にかかわらず個人差があるので、そこは自分で判断していただきたいと思います。

日本語字幕を強くおすすめする理由

ではなぜ私が日本語字幕を強くお勧めするかと言うと、それにはいくつかちゃんとした理由があります。

以下がその理由です。

  1. 英語字幕にすると英語を読むことに必死になって作品を楽しめない
  2. 英語字幕を読んでいる時、脳は「読む」ことに使われて「聞く」ことができない
  3. 日本語字幕ならリスニングスキルと同時にスピーキングスキルも伸ばせる

 

まず1番目の理由ですが、やっぱり映画やドラマは娯楽作品ですから、最初に作品を見る時にはその世界観にどっぷり浸かって120%楽しみたいですよね。

本当に好きな作品なら2回目、3回目に英語字幕→字幕なしで見るのはよいかもしれません。

でもまずは作品を楽しみましょう。

 

2番目に関しては、私は基本的に「英語の読み書き」ではなく「英会話の習得」について書いているので、その観点から言うと、リスニングを鍛える時にはリーディングに脳を使うべきではないと思っています。

人間の脳は何かに集中している時には同時に二つのことはできないと言われています。リスニングに集中しながら、瞬時に流れる難しい英語の字幕を読むのは至難の業だと思います。

それができるならすでに上級レベルです。

日本語字幕なのでたしかに日本語は読むんですが、母国語ですから慣れれば「チラ見」程度で音声に集中することはできます。

 

最後の理由「リスニングとスピーキングを同時に鍛えられる」これが日本語字幕で見る最大の理由です。

英語を学習していると

「こんな場面でこういうニュアンスの事を言いたい時どういえばいいの?」

という疑問が大量に出てくると思います。

そんな時、映画や海外ドラマを見ていると必ず同じようなシチュエーションが出てきます。いっぱい見ていれば、何度も同じようなセリフを聞くことがあります。

その時のセリフを日本語字幕で確認した上で英語の音声を覚えることができます。

これって、本当に役に立ちます。まさに生の英語を英語の音と日本語の意味で同時に理解することができます。それが何度も繰り返されることで、「こういう場面ではこういう風に言えばいいんだ!」ということが身について行きます。

 

例えば簡単な例ですが

What do you want from me? (ワルユーウォンフォーミー と聞こえます。)

というセリフはよく出てきますが、ベタな日本語訳にすると

「あなたは私から何が欲しいですか?」になります。

でもこのセリフは、例えば強盗が近づいてきた時に、被害者側が

「一体何が欲しいの?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルと怯えながら言うセリフだったり、

また、別のシチュエーションでは、相手が自分に何を求めているのかわからない恋人が、苛立ちながら

「いったい僕(私)にどうしろっていうの?ヽ(`Д´)ノプンプンととがめるように言ったりする時にも使われます。

 

なので、当然同じ英語でも字幕の日本語は違ってきます。

その違う日本語訳をそれぞれ違うシチュエーションで、でも同じ英語のセリフで聞く(見る)ことができるのが、日本語字幕で見る最大の利点です。

そしてその引き出しが増えていくと、実際に自分が英語を話そうとしたときに、微妙なニュアンスを含んだ生の英語を話すことができるようになります。

まさに一石二鳥です。

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英語字幕の弊害

これが、英語字幕にしてしまうとどうなるか?

確かに「役者が言ったセリフが正確には何という英語だったか?」ということはわかるでしょうし、勘の良い人なら日本語のニュアンスも感じ取れるかもしれません。

でも確実にそこまでにかかる時間が日本語字幕より長いはずです。

場合によっては、一旦ポーズを押して、10秒戻しを押して、もう一度英語を確認しないと見えないかもしれません。(笑)

人によっては英語の意味を理解できず、一度、字幕や吹替に戻して日本語の意味を確認しないといけないかもしれません。

そして、何よりも「何と言ったか」よりも「何と書いてあったか」にばかり意識がいってしまって正しい音声を聞き逃すことになってしまうと思います。

これでは本末転倒です。

大体、映画や海外ドラマで普通に使われている英語を、完璧に理解出来たらそれはけっこう凄いレベルだと思います。そんな文章を正確に読んで理解しようとすることよりも、音に集中した方が絶対に良いです。

ただし、前述したように、一度作品を見た後なら2回目、3回目に英語字幕→字幕なしで見る

のは、英語学習者には効果的だと思うのでぜひチャレンジして欲しいです。

 

逆に、英語字幕にした方が良い人もいると思います。

それは、リスニングとスピーキングがほぼ出来上がっている上級者です。

そういう人は、英語字幕で正確な英語を見るのも良いと思います。

ちなみに、英会話スクールで講師として働いている私ですが(そろそろ辞めるかもw)、英語字幕ではめったに見ません。日本語字幕か字幕なしのどちらかですね。

どうしても聞き取れなくて、でもどうしても何て言ったか知りたい!っていう時に見るくらいかな?

でもあまりそれもしないですね、どうしても文字を「読んでしまう」ことで疲れてしまうので。やっぱり楽しんで見れないと続けられないんですよね。

何でも継続は力です。

ということで、映画や海外ドラマは日本語字幕で見ることを絶賛おすすめします!!

Yuriでした。

コメント

  1. バスケ好き より:

    お久しぶりです
    教えてください。
    アイデンティティ=言語なのでしょうか?
    たぶん、YURIさんならこの意味がお分かりかとおもって、失礼とは思いながら質問させていただきました。

    • yuri より:

      お久しぶりです。元気でしたか?
      何やら某所で色々論議をかもしているようですね。
      一般的にアイデンティティーというと色々な意味がありますが、人に限って言うと「本質的自己規定」・・自分は何者なのかいう自己認識のことですね。

      何をもって自分のアイデンティティーを確立しているかということでは、人それぞれじゃないでしょうか?
      私自身は「言語」ではなく「自分の思考そのもの」だと思っています。いわゆる”コギト エルゴ スム”「我思う故に我あり」です。(すみません哲学専攻なので、ここは譲れませんw)

      言語は関係ないです。だって言葉が不自由な人はどうするの?耳も目も不自由な人のアイデンティティはないの?って話ですよね。
      言ってしまえば、「日本人としてのアイデンティティ」自体、私は必要なものだとは思っていません。所詮同じ人間です。地球は一つです。そんなことにこだわるから戦争はなくならない・・・すみません、飛躍しました。

      要は、それぞれの考えで良いんじゃないの?ってことです。これは議論すべき議題ではないと思います。心の中に置いておけばいい話だと思います。

      強いて言うなら、メディアが「日本人初!」とか煽りすぎることが問題なのであって、彼女がどう思っているかなんて我々には関係ないことだと思います。スポーツの世界にはよくあることですよね。
      大体アメリカ人だったら先住アメリカ人(インディアン)以外は全員移民だし。アイデンティティも何もあったもんじゃないのでは?

      ・・・と長々書いてから、もしかしてアイデンティティの単語の意味を聞きたかっただけだった?もしそうなら、後でこのコメントの後半部分を消しますので・・w。

  2. 紅太郎 より:

    英語学習が目的なら異論はないでしょう。
    ただ単純に映画やドラマを楽しみたいなら吹替が断然お勧めです。
    字幕を見てたら細かい演出なんかを見落としがち、これが嫌なんで自分は字幕の映画やドラマは一切見ないです、吹替オンリーです。
    セガールは大塚明夫さんじゃないと見る気しないです。

    • yuri より:

      そういう人もいますよね。私の周りでも完全に二分されます。
      私もジャッキー・チェンは石丸さんじゃないと!(笑)

      でもこれって本当に慣れなんです。慣れると字幕も背景の一つくらいになるほど「読む」ことがなくなります。本当にちらっと「見る」だけです。
      とはいえ、今まで慣れてない人はそうなるのに時間がかかるかもしれないですね。
      私は小学生の頃から映画はほぼ字幕でしか見ることがなかったので、「字幕を読んでる」という感覚は全くないです。映画の一部と化しています。

      個人的にはですが、記事にも書いたように役者の声や発声、間の取り方、全てが作品の一つだと思っているので、基本的には私はやっぱり字幕オンリーですね。
      英語学習者じゃなくても、例えばアメリカ英語とイギリス英語の音の違いが聞こえてくることで、全く作品のイメージも変わるので、映画そのものが持つ雰囲気もを楽しんで欲しいな~と思います。
      でも、あくまでも個人的な意見です。映画は娯楽なので、自分が楽しめればそれでいいと思います。(英語学習者除くw)

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