*2018年のレーバーカップは9/23(土)から開催。
2018年のレーバーカップの記事はこちら
Amazon Prime Videoで見られます。(いつまで見られるのかは不明)
Yuriです。
ナダルの優勝で幕を閉じた全米オープン
その時の様子とまとめ、ここまでのシーズン総括はこちらでどうぞ。
それにしても、忙しいシーズンの中の全米後のわずかな休みを、みんな休養やトレーニングに充てるかと思いきや、
まさかシーズン真っ最中にこんな豪華なエキジビションが開催されるとは!
Laver Cup、凄かったです。
Laver Cup(レーバーカップ) とは
Laver Cupとは、言わずと知れた”ロッド・レーバー”さんの名前がついた、
男子テニスのエキシビジョンマッチです。
今年はチェコのプラハで開催されました。(来年はシカゴだそうです)
チームヨーロッパとチームワールドに分かれて、3日間戦いますがデ杯みたいな感じですね。
5セットではなく、3セットマッチの最終セットはスーパータイブレークでした。
以下出場選手
メンツの偏りが凄い(笑)。
チームヨーロッパは、
現世界No.1とNo.2のナダルとフェデラーに加えて、TOP10のサーシャ、ティーム、チリッチ、元TOP10のベルディヒと、
ほぼ全員TOP10選手で構成されてるのに対して、
チームワールドは
イズナー、ソック、キリオス、シャポバロフ、コキナキス、ティアフォー、クエリー
と、アメリカとオーストラリアの若手&中堅選手で構成されており、
不公平感アリアリwの対戦でした。
それでも!
メチャクチャ面白かったです!!
キャプテンがボルグとマッケンロー
チームワールドのキャプテンがマッケンローなのはまあ良いとしてw、
これまであまり、表に出ていなかった(ように見える)
ビヨン・ボルグが、チームヨーロッパのキャプテンに!
何か素敵な雰囲気を醸し出してましたね。何ともたたずまいがエレガントで、マッケンローとは対照的・・・いや、なんでもありません。
ボルグがベンチにいるだけで「何か良いもの見た!」感じがしました。w
ヨーロッパチームのチームカラーが青に対して
ワールドチームのチームカラーは赤。
そのカラーに表されるように、内に秘めたクールな炎を燃やすかのようなヨーロッパチームと、若く、燃えるような情熱をコートで発揮するワールドチームの対戦となりました。
メインイベントは、フェデラー&ナダルのダブルス!
もう、これしかないでしょう!
フェデラーとナダルがダブルスを組んで、試合をするなんて!!
フェデラーとナダルのファンじゃなくても、テニスファンならだれもが夢にまで見たような組み合わせです!
噂では聞いてましたけど、直前まで実現するかどうかわからなかったので、あまり期待していなかったのですが、
蓋を開けてみれば、二日目の最後にしっかりドローが組まれていました。
1日目
その前に、1日目の試合を見ていて思ったことをつぶやいたのでご紹介。
ティームとイズナーの試合において
ロジャー:凄いタイブレだったね。マリンが先に勝っててよかった。イズナーのこういうプレー(サーブ?)見るのは楽しいね。でもドミニクのリターンも良いし、サーブVSレシーブの戦いかな?
こういう時はポジティブな気持ちで、自分のサーブをキープ(プロテクトって言った)することが大事だね。— Yuri (@yuri_lovesiames) 2017年9月22日
↑試合の途中で、ロジャーがこの試合の展開についてインタビューを受けてました。
何だかロジャーが他の選手の試合を見ながら、解説してるみたいで聞いてる方が興奮しました。
ボルグがいて、ロジャーとラファからかわるがわるアドバイスもらえるとか、どんな贅沢??
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2017年9月22日
↑ベンチにティームが戻るたびに、後ろからラファとロジャーがかわるがわるやってきて、ティームにいっぱいアドバイスしてた!
こんなこと、普通ではまずありえないですよね!どんな贅沢なんだっていうの♡。
試合後に、ティームがインタビューで
「ラファとロジャーからどんなアドバイス受けたの?」
と聞かれて、
「誰にも言わないよ。僕だけの秘密(宝物)」
と嬉しそうに言ってました。
そりゃそうだよね~、もしかすると一生に一度あるかないかじゃないの?こんなシチュエーション。
その後のサーシャVSシャポバロフもかなり競った面白い試合だったようですが、さすがに起きていられませんでした。
結局1日目は、ヨーロッパチームが3勝1敗でした。
二日目
二日目は何と言っても
この二人が大活躍!!
フェデラーとナダルです!
まずはフェデラーがクエリー相手に完勝!
↓SABR(セイバー:Sneaky Attack By Roger)からのボレーで決めた!速い!!
すんごいし https://t.co/HeMXD1yrbf
— Yuri (@yuri_lovesiames) 2017年9月23日
続くナダルはソック相手に苦戦はしたものの、勝利。
ベルディヒさんはキリオスにやられてしまいました(涙)。
で、メインイベントの
フェデラー&ナダルのダブルス✨です!!
相手はダブルスのGSチャンピオンにもなったソックと、でかいイズナーのアメリカペアです。
それにしてもまさか、こんなシーンを彼らが現役の間に見れるとは!
生きてて良かった~(笑)。
結果はフェデ&ナダの現役レジェンドペアが貫録勝ち。
お互い慣れていない急造ペアにもかかわらず、随所にNo.1同士というやはりレベルの違うプレーが飛び出し、更にライバル同士の意地が見え隠れする、ワクワクするような二人のプレーが見れました。
途中で中途半端に上がった球をフェデラーがスマッシュを打とうとして、
” It’s mine! ” (俺が取るよ!)
と声をかけたにもかかわらず、ラファが下がりながらスマッシュ!
危うく二人がぶつかりそうに!!
ヒヤッとしましたが、二人とも笑っていました。
お互い、主導権は渡さないんですね~(笑)。
試合の結果とは別に見ていて感じたのは、
フェデラーとナダルのプロフェッショナルぶりでした。
↓試合の前から、全く違う入り方をしていた両方のペア。
フェデラー&ナダルのダブルス見ていて印象的だったのが、試合直前の廊下でさえ、ラファもロジャーも入念に身体を動かしてウォームアップしていたこと。ソック&クエリーはリラックスした感じでおしゃべりしながら出てきたのと対照的だった。
No.1の選手ってやっぱり違う。— Yuri (@yuri_lovesiames) 2017年9月24日
エキシビジョンとはいえ、全身全霊で勝ちに行くその姿勢に
「これだから、彼らはNo.1でレジェンドなんだな。」
とひしひしと感じました。
これで二日目もヨーロッパの3勝1敗です。
最終日、そして感動の最終試合
最終日は最後の2試合がメインイベントでした。
最初の試合はチリッチ&ベルディヒペアとソック&イズナーペアの対決でしたが、こちらはアメリカペアの勝利。
ベルディヒさんがホスト(チェコ)にもかかわらず、1勝もできなかったのが可哀そうでした涙。残りのシーズンは頑張れ、トマーシュ。
そして、ナダルは何と!イズナーに敗れてしまいました。
悔しそうでしたね~。
最後は、ロジャー・フェデラーとニック・キリオスの対決です。
キリオスは相変わらず怖いですね。
サーブが強烈で、動きも良いしトリッキーなので、ロジャーも中々読めずに、珍しくイライラしている様子でした。
ロジャーは以前キリオスに負けてますしね。
試合はかなり競ったものになりました。
お互いにセットを取り合い、セットオールになってスーパータイブレークに入りました。
この時点で双方のチームのボルテージはうなぎのぼり。まるでデ杯の決勝戦かと思うようなベンチの興奮状態が印象的でした。
特にナダルの応援が凄かったです!
もう立ち上がる、こぶしを握る、バモスと叫ぶww。
熱いです!この男、ナダル、やっぱり太陽の男ですね!
スーパータイブレークでは、キリオスに少しミスが出て、
結局フェデラーがこの試合に勝利!
チームヨーロッパが優勝しました。
そして・・・何と言ってもこの写真!!
こんなシーン、見たことないです!
ラファがロジャーに飛びついて、ロジャーがラファを抱っこww。
ロジャーの腰は大丈夫か!?と心配になりましたがw、良いシーンじゃありませんか?
感動しちゃいました。
それにしても、ラファがこんなに熱く応援する姿は想像できませんでした。
そして、負けたキリオスがベンチで泣いてました!
彼にとっても、良い大会になったようですね。
以下、最後の試合からのダイジェストです。
After a weekend of passionate, emotional, high-octane competition, it all came down to this. #LaverCup @RogerFederer @NickKyrgios pic.twitter.com/EXnk9Ssg2v
— Laver Cup (@LaverCup) 2017年9月25日
いや~良い大会でした。
始まる前は賛否両論ありましたが、私も思うところもないわけではありませんが、純粋にテニスファンとしては、非常に面白い、素晴らしい大会だったと思います。
来年はシカゴだそうですから、アメリカ拠点の錦織が、完全復活して参加してくれたら良いなあと思いました。
さて、今週末から楽天です。
錦織がいないのは残念ですが、それでも今年はどうなるのか楽しみです。
ラオニッチやティーム、チリッチやアンダーソンも来ますね。
杉田をはじめとする日本人選手にも期待が集まります。
楽しみですね。
それではまた。
Yuriでした。
追記:
このレーバーカップの後、上海マスターズ大会の決勝でフェデラーとナダルは対決しました。彼らのインタビューも載せています。
その時のセレモニーでの二人の様子を見て、彼らの関係がこのレーバーカップでの経験により変わった気がしました。
何だか、微笑ましかったです。
コメント
一昔前は、規模の大小はありますが、年中エキシビション大会がありました。
ATPのツアー改革のために、エキシビション大会からツアー大会に昇格した大会もあります。
故障等で休養明けの選手は、エキシビション大会で体を慣らし、回復具合を判断していました。
また、サーフェイスが変わる時期も、エキシビション大会を利用して感覚を養っていくのにも利用されていました。
今は、エキシビション大会も少なくなり、参戦義務が過酷なため、上記のような時期でも、いきなりツアー大会に全力で挑まなければなりません。怪我が増えて当然ですよね~(T_T)
過酷な参戦義務を見直して、レーバーカップ等の、エキシビション大会が楽しめるような状況になってほしいですね~m(_ _)m
本当ですよね~。
こんなにスケジュールがタイトで、怪我人が多くなければもっと楽しめるのに。
ATPは参戦義務とかコミットメントとか、いろいろ改善して欲しいです。
それにしても今回はこんなに豪華で、選手も本気のエキシビを見れて良かったです。
ライストで見れたのも良かったですね。
来年は錦織に期待したいです。