日本の社会のここが変!-保育園の問題ー

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こんにちは、Yuriです。

今回は日本の社会の中で働くにあたって、必ず取り上げられる問題が保育園ですが、

この問題に関して、私自身が経験したことを元に、思ったことを書いてみたいと思います。

以前、国会でもセンセーショナルに取り上げられた

「保育園落ちた、日本死ね」

っていうのがありましたけど、私はその視点とは違います。

問題は、保育園に落ちたことではなく、

「なぜ、保育園に預けてまでも働かなくてはならないのか?」

ということと、

「本当に1歳にも満たない子供を保育園に預けてまでも働きたいのか?」

ということを考えるべきではないでしょうか?

本当に保育園に子供を預けたい?

日本には、幼児を預けられる場所としては基本的に2種類あります。

保育園幼稚園です。

もちろんその他にも民間で預けられるサービスもありますが、ここでは取り上げないことにします。

*ちなみに、これはあくまでも私個人の考えですが、私自身は、大事な子供を信用できるかどうかわからない民間の保育所や赤の他人に預けるのは、絶対にムリです。極度の心配性なので、そんなリスクは取れません。

ところで、保育園に子供を預けてまで、働きたいお母さんの中で、

どのくらいの割合の方が本当に自分の仕事が好きで、あるいはキャリアを続けたくて、子供を預けたい人がいるんでしょうか?

保育園を利用したいお母さん3タイプ

私は子供を保育園に預けたいお母さんには、3種類のタイプが存在すると思います。

  1. 仕事が好きで生きがい。たとえ子供がいても、自分のキャリアを止めることなく仕事を続けたいと思っている人
  2. 本当は専業主婦になりたいので、働きたいわけではない。でも旦那の収入では生活できないので、働かざるを得ない人。
  3. 仕事は好きで続けたいけど、子供が小さいうち(例えば0才~3才)は、子育てに集中したいと思っている・・けど、生活が苦しいので働かなければならない人。

ちなみに私は3番の人でした。

仕事を妊娠7か月の時に辞めて、子育てに専念していたのですが、

景気の悪化に伴って、主人の収入も悪化。

結局娘が1才になったばかりの時に、私は仕事を探さざるを得なくなりました。

その時の私の心境は、

「1歳の子供を保育園に預けるなんてしたくない。できれば3歳まで自分で育てたい。でも、食べてくためには働かなければいけない。そのためには預けるしかない・・・。」

でした。

妊娠、出産はみんな同じではない

妊娠した時は、システムエンジニアの仕事をしていました。

仕事は好きで続けたかったのですが、妊娠した直後のつわりが尋常でないほどひどく

妊娠3か月~4か月の約2か月の間は、ほぼ寝たきりで、物もろくに食べられず、3日に一度点滴をしに病院に行かないといけないほどでした。

ある日突然そうなったので、当然仕事はその日から長期で休むことになりました。

(英語だとsick leaveと言います。)

その後、安定期に入ってから一旦は復帰しましたが、景気の悪化の影響もあり、

「出産後、すぐに復帰するか、それが無理なら・・・。」

という話を会社からされたので、迷わず会社を辞めました。

出産後の自分の体調に自信もありませんでしたし、何より生まれて1か月しかたたない娘を保育園に預けてまで働く意味は、私には見いだせませんでした

実際、それは正解でした。

出産後、私は体調を崩して熱が1か月下がらず、生まれたばかりの子供を育てながら、睡眠時間も取れず、毎日本当に辛くて大変でした。

妊娠、出産って、普通の事と思われているかもしれませんが、

人によって全く違います。

全然つわりもなく、お産も楽な人もいれば、私のような人もいます。更には、出産時に何か問題が起きれば、死んでしまうこともあるんです。

子育ては更に大変です。

生まれたばかりの赤ん坊なんて、ちょっと油断したら、すぐに死んじゃいそうですから全く気を緩めるここもできません。責任超重大ですよ。

そんな状態で、仕事に復帰する・・・とか、私には考えられませんでした。

結局私にとっての問題は、

保育園に入れるかどうかの問題ではなく、保育園に預けてまでも働かなくてはいけない、という状況が問題だったのです。

皆さんはどうなんでしょうか?

働きたいから預ける?

働かなきゃいけないから預ける?

この違いは、とても大きな違いですよ?

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保育園に入るためには申請書が必要

とにかく、その時点でかなり金銭的に困窮していたので、すぐにでも仕事を探さなければいけなかったのですが、最初の壁はやはり、保育園でした。

でもそれは、保育園に入れない・・・という話ではなく

仕事をしてないと保育園に子供を預ける申し込み自体ができない

ということでした。

は?って感じでした。

それ、めちゃくちゃ難しい話じゃないですか?

じゃあ、今から面接を受けて何日も職探しに奔走しなければいけないのに、その間、まだ1歳になったばかりの娘をどうしろと?

スーツ着て、1才の子供を抱えたまま、面接に行けとでも言うんでしょうか?

もちろん、働いてなければ保育園には預けられないことはわかっています。その手続きが必要なことも。

でもならば、仕事が必要な小さな子供を抱えたお母さんが、職探しをする間に、一時的にでも子供を預けられる仕組みを作ったらどうなんでしょうか?例えば、1か月だけとか。

みんながみんな、気軽に親御さんとかに預けられる人ばかりじゃないですよね?

旦那に「今日は面接があるから、会社休んで子供の面倒見てね。」

とか、できないですよね?ほとんどの場合。

っていうか、預けられる人がいるなら保育園にわざわざ高額な金額払って、子供を預けないですよ?

皆さんどうやってこのハードルをクリアしたんでしょう?

この話は既に20年ほど前の話なので、今はもしかしたら変わってるかもしれませんが(そう願います)、このシステム自体が日本の社会の一つのゆがみみたいなものを象徴していると思います。

結局、叔父の会社に1か月だけアルバイトとして雇ってもらう事にして(形式上)、書類にサインを頂いて、保育園に提出し、入園することができました。

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出産後に面接で直面した日本社会の真実

基本的に私は働くことが好きです。

新しいことを覚え、学んで、自分の能力を使ってやりがいのある仕事をする。

その結果お金を稼げる。

特に20代の頃は体力もやる気も充実していたため、残業も徹夜も当然のように働き、特に疑問も感じていませんでした。それなりに仕事も評価されていましたし。

でもなにより、仕事が好きで面白かったから。

能力さえ発揮できれば、男女関係なく評価され、仕事ができて給料も同じ

これは私にとっては当たり前の事でした。

そんな生まれた時からの当たり前の常識が根本から覆されたのは、結婚して子供が生まれた後、一旦仕事を辞めた1年後に仕事に復帰しようとした時の事でした。

mercado2 / Pixabay

仕事を探していくつか面接を受けた中で、1か所だけでしたが担当者が私に投げかけた言葉に本当に驚きました。

一通り、私の履歴書と職務経歴書をチェックした後に、その3,40代?の彼はこう言い放ったのです。

「でも、あなた子供がいるんだよね?」

耳を疑いました。

そしてその瞬間に、私は今まで生きてきた世界の半分はまやかしだったことに気づきました。

独身時代には、全く見えなかった日本社会の根強い男女不平等の考え方。

「子供がいる。」・・・これだけで私のキャリアや能力は評価されない社会。

「この時代にそんなことを言われちゃうんだ。」

私は今まで全く考えたこともなかった事に直面して、愕然としてしまいました。

若く、独身で、バリバリ仕事をこなしていた時には全く見えなかった、日本の歪んだ社会の構造を初めて知ることになりました。

もちろん、そんな会社ばかりではなく、ちゃんと私の経歴を評価してくれるところも沢山ありました。

最終的には、フリーのSEとして、外資系のIT企業で働けることになりました。

その時の担当者が面接の時に言った言葉は

「子供がいる?ああ、そう。でも、ちゃんと仕事してくれればいいよ、うちはフレックスだし。」

嬉しかったです。

でもそれと同時に、日本の企業にいまだに根強くある、無意識の差別というものを逆に思い知らされて悲しかったです。

外資系では正当に評価されることが、日本の企業にはない・・・。

今では日本の企業も少しは変わっているんでしょうか?

成人した娘の様子を見ていると、あまりそうは思えませんが、

改善していることを望みたいです。

私の視点

夫婦の在り様や子育てに関する考え方は、人それぞれで良いと思うので、どれが正しいのかなんてことはありません。

でも、できれば自分の意志で、どんなライフスタイルでも選べるような社会であって欲しいと思います。

働きたい人は、自由に働ける環境を、

子育てに専念したい人はそれができるような環境を、

そして、キャリアを続けたい人が子育てをする時間を取った後に、ちゃんと戻ってこれる環境を、

それぞれが望む形で、人生の大事な時間を過ごしていけるような日本の社会であって欲しいと思います。

Yuriでした。

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