こんにちは、Yuriです。
もう年が明けてしまいましたが、2017年のまとめの続きです。
実は、今年の元旦に父親が入院するという出来事があり、バタバタしているうちに1週間が過ぎました。
そんなわけで、まだ2017年のまとめが終わっていません(笑)。
前回はクレーシーズンまで振り返りました。
今回はグラス(芝)シーズンを振り返りたいと思います。
2017年グラス(芝)シーズン 錦織の結果
ドイツのハレ大会は途中棄権
こちらの記事でも書いたように、錦織は最近は毎年グラスシーズンをドイツのハレ大会からスタートしています。
グラスシーズンは、その特性(芝を1年かけて育てて仕上げて大会が終わると終了)から、シーズン自体がとても短いです。1年の中で、たった1か月程度しかありません。
そのためクレーからのシフトがとても難しく、練習して調整する時間も少ないので、芝が得意な選手は別として怪我人が多く出る時期でもあります。
また、芝自体が滑りやすいということもあります。
そんなグラスシーズンですが、錦織は今まであまり良い結果は出せずにいました。
今年は特に最初から怪我がちだったこともあり、不安視する声もありましたがその不安が的中してしまいました。
ハレ大会では、若手のハチャノフとの試合序盤でリタイヤしてしまいました。
ウィンブルドンでは3回戦で敗退
その後のウィンブルドンでは、錦織は出場も危ぶまれましたが何とか間に合わせてきました。
心配された怪我の影響も感じさせずに、1回戦は完勝、2回戦では以前全仏やパリのマスターズで苦杯を喫していて一度も勝ったことがなかったセルゲイ・スタコフスキーと対戦し、初勝利をあげます。
そして3回戦では、こちらは逆に今まで一度も負けたことがなかったスペインのバウティスタ・アグートと対戦しましたが、錦織は自身のプレーレベルを上げられないまま、なんとここで敗退してしまいました。
↓こちらの記事では、錦織のアーリーラウンドでの敗戦(早期敗退)ついての海外メディアの辛口な意見を一部訳して載せています。
錦織が全く錦織らしくないプレーで負ける姿を見るのは、けっこうショックでした。
今になってみればですが、この年はやっぱり本人もモヤモヤしたまま戦っていたんだろうな~と言うのがよくわかる敗戦の一つでしたね。
そんなわけで、2017年の錦織のグラスコートシーズンはわずか3勝に終わりました。
芝の王者、ロジャー・フェデラーの帰還
芝で輝く、王者フェデラー
錦織のウィンブルドン早期敗退で失意の中にいましたが、それを払拭するほどの素晴らしいプレーを見せてくれたのが、怪我から復帰した後さらに強くなって帰ってきた、
ロジャー・フェデラーでした。
身体の負担を考え、クレーシーズンをすべてスキップし、ウィンブルドンで勝つための準備を用意周到に立ててきたフェデラーは、まさに芝の王者でした。
最初のシュツットガルトの大会では、盟友のトミー・ハースに1回戦で敗れるという波乱こそありましたが、続くハレ大会では順調に勝ち進み、決勝では初マスターズタイトルを取り、波に乗る20才のサーシャ・ズベレフを完膚なきまでに叩きのめしての優勝。
そしてウィンブルドンでは、怪我や不調で次々とライバルのジョコビッチ、マレー、ナダルが敗退していく中、一人涼しい顔で淡々と勝ち進み、準決勝では久しぶりに絶好調で上がってきたベルディヒを一蹴。
決勝では、2度目のグランドスラム決勝に辿り着いたマリン・チリッチ相手に完璧な試合で勝利し、19回目のグランドスラムのタイトルを獲得しました。
結局フェデラーは、優勝まで全ての試合がストレート勝利というまさに、
「芝の王者ここにあり!」
という大会になりました。
本当にほれぼれするようなロジャーのプレーを見られて、ファンとしては幸せな時間でしたw。
このウィンブルドンが終わった時点で、全豪からマイアミまでとウィンブルドンを制したフェデラーと、クレーシーズンをほぼ総なめにしたナダルが頭二つ飛び出し、ファイナル行きを早々に決めることになりました。
杉田がトルコのアンタルヤ大会でATPツアー初優勝
そして、ついに錦織に次いでツアーを優勝した日本人選手が出てきました。
杉田祐一です。
途中、ダビド・フェレールや、マルコス・バグダティス(相手が棄権)という、そうそうたる実力者を倒して、決勝では曲者と言われるアドリアン・マナリノをストレートで破って、ツアー初優勝を飾りました。
杉田はあっという間に覚醒し、飛躍しましたね。
ウィンブルドンでは残念ながら、アンタルヤの決勝で戦ったマナリノに敗退してしまいましたが、その後の活躍もあり、杉田は一気にランキングは30位台にまで駆け上がることになりました。
怪我をしてしまった西岡良仁も、なかなか突き抜けられていないダニエル太郎も、2018年は是非頑張ってツアー優勝を目指してもらいたいです。
番外編としては、バーナード・トミックが爆弾発言をして、スポンサーが軒並み撤退する事態が起きました。
才能があるだけに残念でなりませんが、今後どうなっていくのか見守りたいですね。
今になってこの記事の中の海外メディアが取り上げた親子の確執について考えると、色々思うところがあります。
次回は北米ハードコートシーズンから!(全豪が始まるまでには全部書き終える予定ですw)
Yuriでした。
追記:次のまとめ記事をアップしました。
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